京のいけず日記

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2006年04月05日(水) 桜の花と日本人

桜の花仕事先の一つがある某駅には、
今、桜の花が満開だ。

特に桜の名所でもない、
観光地というわけでもないけれど、
ホームへ向かって誘うように咲いている。

きれいだなと見上げて、
次第に声を出すのも忘れてしまう。

嬉しいのでも、哀しいのでもない。
切ないのだろうか。 …よく分からない。
 ← ちょっと? ぴんぼけ ホームの桜

ある人は桜の潔さが好きだという。
ある人は森山直太郎やコブクロの歌を口ずさむ。
ある人は桜の花の下で酒を飲み、桜の花びらが舞う下で新しいスタートを切る。
たぶん。たいていの日本人は桜の花が好きなんだろうな。
どうしてなんだろう…? とふと思った。



桜と名のつく歌…。一つの歌詞を思い出す。

・・・咲いた花なら散るのは覚悟 みごと散ります国のため

軍歌… は好きではない。というより、よく知らない。
それでも桜と聞けば、この歌の歌詞が頭に浮かんできてしまう。

軍国主義。精神主義。日本人特有の美意識。そして武士道…。

この歌の背景を。脳裏に浮かべたイメージを。
まるで悪いものでも見たかのように、思い出すのが悪いように打ち消す。

だけど。 時に、変だぞと思ったりする。

国や、身近な人を守るために殺戮し、戦場で戦った若者達と、
私が好きな人の生き様と何の違いがあるんだろう…と。

戦争を認めているわけじゃない。
ただ、一方はタブーのごとく闇にあり、一方は半オママゴトに興じている。
それが不思議なだけだ。どちらも真に知ろうとしていないからか。

反戦を当たり前のように掲げる。
一方で、大人も興じるゲームの大半は闘いがテーマだ。

幕末や、明治の桜。大正、昭和の桜。
春には同じように精一杯の枝を伸ばして咲いていたんでしょうか。


真に知ったら…。 歳三さんのこと嫌いになったりして… (^-^;) エッ?


Sako