京のいけず日記

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2006年04月03日(月) 動かない観覧車 大津宿

大津名物走井餅…というわけで行ってきました。お隣の国は近江。

← こちらは「東海道五十三次」にも登場する
大津名物・走井餅(はしりいもち)です。

美味しかった♪ きなこ味の三井寺餅も美味!

あいにくの天気と桜にはまだ尚早でしたが、観光の予定もなく、ただのんびりこんとして来ました。

ところで。子ども達が幼かった頃、琵琶湖大橋湖畔の「びわこタワー遊園地」へもよく寄ったものです。話題となった大観覧車も今はもう動いていません。

ダンナが言うには撤去するにも莫大な費用が掛かるから、どうにもならないのだろうと…。巨大なだけに、小雨降る中、その姿がいっそう淋しげでした。



さて。大津宿といえば… 山南さん、ですよね。

脱走した山南の追手に、沖田を指名したのが、土方だとしたら。
彼の胸中はどんなであったかと、未だに幾通りもの妄想に耽ります。

暗に逃がしてくれと、どこかで願っていた。
沖田の腕なら、山南が立ち向かっても斬れると思っていた。
弟のような沖田なら、山南が仕方なく屯所に戻ってくると信じていた。

いやいや。向こうは一生懸命な金毛九尾の狐だ。
粛清。目の上のコブ。絶好の機を逃してなるものか。などと思ったか。

心の迷いの全てを…、沖田という他人の肩に託したか。
職務遂行という意識に逃げたか。

ずるい人だなぁ…と思う。
気が弱くて、優しい人だったんだろうなぁ。と思う。

なんぼ考えても答えはでないが。
狐でも、狸でも、猫でもいい… 好きやで、歳三さん。


Sako