京のいけず日記

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2006年02月26日(日) 右・ひだり・右

遅ればせながら、本日、お雛様を出しました。親王飾りの小さなものです。

勇と歳の夫婦雛

…いえ。他意はありません。他意は。 (〃^∇^)ノ彡
えっとねぇ…。歳三さんの座り位置は左かなぁ。右かなぁ、なんて。



長女が生まれてまもなく17年ですが、毎年、毎年、男雛と女雛の飾り方、位置はどうだったかな?と迷います。

お内裏様は向かって右…? それとも… 向かって左?
どうやら京雛だけが違うようです。
うちは「左上座」向かって右側に細面の涼やかなお内裏様がいらっしゃいます。

…もしもですよ。明治維新が来ず、皇居がそのまま京都にあったなら、明治天皇の即位も日本古来の方法で行われていたなら、お雛様の飾り方は全国的に同じものだったのかしら。

いやいや。いずれにしろ西洋の文化、スタイルが入ってきたんでしょうね。
京雛、関東雛だけじゃなく、その土地、土地によって、飾り方も違うのかもしれません。

え〜。現在、某土地では、お雛様が一番上段で、三人官女が二段目を飾り…、お内裏様は五人囃子のそのまた下だとか…。
ありえそう。 がんばれ、全国のお殿様ー(笑)


右左といえば。よく言われるところのエスカレーターの立ち位置ですが。

えっと…。急ぐ人のために左側を空けるのが、大阪などで…。
右側を空けるのが東京ほか…。

で。京都はどうなんだと日頃の通勤を思い出してみたりすると…。
それがどっちもありですねー。
前の人が立ち止まったら、それが右でも、左でも、前へならえしちゃいます。
雛人形は日本古来を頑固に守っているのにね。変な所ですよね。

でも。それって思うんですが。(…出たぞ。いけずが)
そんなに急いでいるんなら階段使ってよ、と思ってしまいます。

ここ数年、仕事で一緒になる、お茶目な大阪人の彼女は、特に急いでなくても、ビルなどの一人用のエスカレーターでもズンズンズンと歩いていきます。

へ、歩いてあがるん!?
(そんなに急いでどこへ行くねん)と、最初は軽いカルチャーショックでした。

一人用って、あれ、後ろから歩いて来られたら、結構プレッシャーちゃうのかな。
特にお年寄りとか、子供連れのお母さんとか。…疲れたおばちゃんとか(笑)
だいたいエスカレーターって乗りもんやん。
などと思う私は、やっぱり、おっとりした京都人? いや。グズともいいますか。


Sako