父のことでお気遣い頂き、ご心配かけてすみません。
急性腎不全という診断で、2週間の検査、治療入院となりましたが、ベッドの上で競馬中継を見たり、思ったより元気そうで、まずは安堵したところです。
土曜日、仕事帰りに沈んだ店で、今年の初めに関わった訓練生さんと偶然出会いました。
どこかで見たことはあるなぁ、と思いつつ。
え… 名前なんだっけ…?
にこやかに微笑みつつも内心たじろいでいる私。
椅子から腰を浮かせて、彼女から懐かしそうに声をかけてくれた。
優しくて、和風美人の、芯の強いしっかりした彼女。
ともすれば個性がぶつかり合うグループのクッション役のような女の子。
なかなか希望通りの仕事とはいかないが…、元気で過ごしているとのこと。
良かった。と安心した。
私が沈んだその店は人の良さそうなマスターが一人切り盛りする小さな店で、昼飯時などは、かなり辛抱して、料理が出てくるのを待たなければいけない。
「ここ。何だか落ち着くんですよね」
彼女もよく来るんだという。波長が合うみたいで、何だか嬉しかった。
私と彼女の間には空きテーブルが一つ。
そんなに話したければ同席するなり、もっと接近すればいいのにと思うが、
そんな自分を内心苦笑しつつ、距離を測ってる。
善意であれ、愛情であれ、自分の中に踏み込まれると逃げ出したくなる。
自分も傷つきたくないし、人も傷つけたくない。
それもあるが、ひとり気ままにいて囚われたくない。
だから相手もそうではないかと遠慮する。
同じ匂いを漂わせた彼女、ビミョーな距離は縮まらない。
ひとしきりテーブル越しに話をして
「また会うかもしれませんね」と行って別れた。
職場でも、夫婦でも、時に、このビミョーな距離が淋しくもあり…。
煩わしいのに人恋しい…。天の邪鬼ねえ。
対、子どもは…。そんな上品なこと言ってらんない時があるな…(^-^;)
土足で踏み込む…。踏み込まれる。でも。そろそろ大人の距離が必要かも。
私と誰かさんの間には… ←←←←(妄想)
きっとビミョーな距離どころか、鋼鉄の壁がそびえ立っているんだろうなぁ。
指の先でちょいと穴をあけられる障子一枚の優しい距離だったらいいのにな。
ううん。その時は、やっぱり人の感情などおかまいなしの猫になって
嫌であろうが、なかろうが、淋しいときだけ擦り寄ってやるんだ♪
Sako