日曜日の夜。夕餉の団欒をすませた後、夫婦そろってパチンコ屋さんへ。
(ほんとはダンナが負けると気が悪いんで、一人でお出掛けしたいのねん…)
最近やるのは決まっていて 「CR暴れん坊将軍」(古いんで設置店減ってます)
で。めでたく揃いますと、例のテーマソングが鳴り、上様のご登場というわけですが…。大写しにされる健さんの顔を見ながら、あぁ、これがマツケンサンバになっちゃうのね、とか儚みつつ、世のうつろいにしみじみと浸ってます。
松平健のファンでも何でもありませんが、6Rの蛍のところとか、12Rの雨(長屋の風情)のモノクロのスチールが好きなんですよね。
刀や、雷などの仕掛けも、実写映像も面白いし、あと確変じゃない時の音楽が渋くて、耳にすごく心地よいです (…いや、それだと困るんですが)
まぁ。でも、遊んで面白いのはやっぱり羽根モノかな。 …困った奥さん。
井の中の蛙に愛着がわくのは何でだろう?
結局、月曜日の朝、通勤カバンの中に放り込んだ本は、松永義弘の「土方歳三」でした。
多摩弁の歳三さんが出てくるやつです。土方歳三最期の一日のあの日に総司らの幻影に向かって「おらあ。知らねえぞ」ですもん(笑)
でも。こういう歳さん好きだよぉ。
時代小説が好きです。本を読み、時代を読み、人を知り、そんな中で、つくづく新選組とか、歳三さんとか、世界が狭いな、人物が小さいな、と思うのです。
キャーキャー脚光を浴びるほどの存在だったのか、とか。
何で、こんな人達に惹かれてしまうんだろ…、とか。
いけずな、こんな自分自身への疑問と30余年付き合ってます。
未だに明快な答えはありません。
あるとすれば、好きに理由もへったくれもねぇ、です。
井の中の蛙は高い空を見上げながら、それでも狭い井戸の中で、
一生懸命に生きていたんでしょう。
Sako