浅葱色のこの羽織…。もしや、おぬしらは…!?
「新料金組」折込ちらしを見て思わず笑ってしまいました。
虫籠(むしこ)窓のどこもやさん、おぬしも、悪(ノリ)よのう。 土曜日。仕事の帰りに美容院へ行ってきました。
そろそろこの一週間ほどで、こましな服を用意したり、夜型の乱れた生活リズムを直しておかないと、11月からの出稼ぎ仕事がしんどくなるもんで。
髪の毛もその一環。朝、パパッとセットできる、こざっぱりした髪型にして下さいと言ったら、いつも担当してくれるお姉さん?は、いつものように笑っていた。
しょーのないおばちゃん、と思われてるんやろね。
で。いつも、いつのまにか髪を染めている間に寝てしまうし。
最初こそ挨拶程度にお喋りはするのだけど、途中からふっつりと会話が途絶える。お喋りな美容師さんは苦手なのだ。
向こうも気を使って話しかけてくれば、こちらもお返しとばかり、愛想を振りまく。疲れる…。気を使ってお喋りをするのは嫌だ。
ゆえに何度も行くと顔なじみになって、こちらの対応を敏感に感じとってくれないお店だと、行く回数が増えるにしたがって疎遠になってくる。
馴染みになっていくほどに、不思議と逃げたくなる天の邪鬼だからだ。
私にとって、初対面の大勢の人の中は孤独ではなく、いっそ心地よい。
誰も私を知らない。誰をも、私は知らない。
人が嫌いってわけじゃない。むしろ自分では人なっこい方だと思うのに。
…変わってるんでしょうね。子どもの頃からだ。
もしかしたら恐いのかもしれません、どんな関係にしろ、深くなるのが。
で。この美容院は結構長く続いている。
いつも担当してくれる人が、心地よい沈黙の間を許してくれるからだ。
時々、新人さんなのか、私のダンマリを退屈していると思っているのか、一生懸命、愛想良く語りかけてくれるのだけど。正直言ってしんどい。
話しかけられると、こちらも話相手をしないといけないから。
嫌なら話さなければいいと思うのだけど…、よっぽど毛嫌いしている相手でない限り、それが出来ない性格で、先に表情が愛想良く反応してしまう。
お互い沈黙でいる時も気を使わずに済む関係が理想かなぁ。
組や、マンガや、パソコンの話などになると止まんなくなるんですけどね。
もしも、歳三さんと、私の二人っきりだったら(…おいおい)
新人の美容師さんよろしく、気を使って、喋りぱなしかもしれない。
退屈と思われないでおこうと必死で話したりして…?
で。じろりと無愛想な顔で睨まれたり…。
んー。やっぱり猫がいいな。
誰かさんの膝の上で、我関せず、気ままに日向ぼっこするのだ (〃^∇^)
Sako