京のいけず日記

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2005年10月03日(月) 通知票、成績というものに思うこと


学校の廊下今日はまる子ちゃんの三者懇談。
2学期制になって、中学校初めての通知票を頂きました。

5段階評価。テストの点が芳しくなかった科目も、素行で拾われたのか、思っていた以上の成績にホッ。2がなくて良かったねぇ、まる子ちゃん。

お母さんなんかねえ。自慢じゃないけど、ほぼオール「3」よ。
いやぁー。「2」もあったかな。自慢じゃないけど。小中高そんな感じ…。

…あ、でも、美術はねー「5」取ったもん(それも造形は×で絵画の時だけ)
国語もね。古文や漢字の書取りをまともにやっときゃ、「5」が取れてたかも。
そうだ。高校の歴史は先生の話が面白くて、年間「5」だったぞ。えっへん。

自慢はね、ほとんど試験勉強なんかしなかったこと(なるか)
試験のために勉強しなくても、3は取れたといいたいわけ、か。うんうん。

でも、後悔は多少ある。
出来ないくせに、分からないくせに、試験の点だけに勉強なんてアホらしい…。
などと、それを全ての言い訳にして、ほんとの勉強もおろそかにしてしまった。

高校の化学なんか、まるで漫画を描くための時間で…、成績云々もあるけれど、今思うと、随分と、先生…人を小馬鹿にしていたんだなと思う。

大の数学嫌いで、だいたい方程式とか、大人になって何の役に立つのと思っていた。今なら分かるよ。方程式とかが役に立つわけじゃなくて、答えを解き明かす、展開する、論理的に積み上げる、そういうのが大切だったんだなと思う。

数学は物事を考える、思考を積み上げるという基礎に、国語は人の気持ちを汲み取り、自分を表現するのに、社会は自分達がいる世界を知るのに…
無駄な勉強など何一つないんじゃないのかな。

もちろん大人になっても勉強は出来る。
何を始めるのにも遅くはないが、柔らかな土に水が染み込んでいくのと、
堅くひび割れた土に染み込んでいくのと違うように、吸収力が違う。
…時間が掛かるだけの事なら、競争じゃないから、別にいいんやけどね。


あ。思い出した…。誰に言われたのか忘れてしまったんだけど。
今何かを始めるのに年だからとあきらめるなら、生涯ずっと出来ないって。
何故なら時間は動いてる。明日、今より若くなることはないんだから、って。


ちょうど、この日、お姉ちゃんの方も、学校で受けた○○塾の全国模試とやらで成績を持って帰ってきた。優秀な友達の名前が何人も載っているとかで、かなり落ち込んでいた。

どんなもんかい、と見たら、まずまず、というか、すごいんじゃないの。
偏差値というのが、私にはどうもよく分からないんだけど。合格率を見れば、地元国立を狙える範囲。すごいやん。何でこれで落ち込むかなー。

この子の、将来の夢、やってみたい事の理由が面白い。
両親が働いていたり、母親がずぼら(⇒(^-^;))だったりで、ご飯を作ってくれないだろう、未来図を描いて、食品関係や、バイオ関係の開発研究がしたいと、今のところ志望を農学部に絞っている。(…チョコ味のピーマンを作ったりして)

ドラゴン桜じゃないが、同じ学部を受けるのなら、どうせやるなら一番高いところを狙ったら?…と、珍しいことを言ったら、娘は嬉しそうにしていた。

もっと勉強しろとか、教育ママになってくれたら、もっと頑張るのに、と、けったいな事をいう長女。勉強しろ、と、お尻叩いてあげよかと言うと、そんなん嫌や、と逃げ回るまる子。ダンナと、私の種から生まれた同じ姉妹なのに面白いな。


まぁ。こんな親だから、偉そうなことは言えないけれど…。やる時にはやるべきことをして、早く一人前の大人になって、食えるようにして下さい。

自分が本当にやりたいことなんて、何を探してるかなんて、
そう容易くは見つからない。まずは自分で立て。親の脛も細いしさ。うん。


それにしても最近の通知票って、味も、へったくれもないのかな。
私の頃は、中学でも、高校でも、担任の先生が学校での様子とか、本人に対するエールとか、通知表の最後に何か書いてくれたのに、5段階評価と、AやらBやらの判定と、出欠だけ…。

大人になった時、見てもしょうもないなぁ。
注意力散漫、提出物はきちんと出しましょうとか…。誰やねん。


・・・・・・・・・

ふともらした会津行きが、ダンナがノリノリで計画をせっつかれる。
行くとしたら11月の講習に入る前なんだけど…。

京都から会津は遠いしな。行くんなら最低3日間は欲しいし。
子ども達だって、もう、学校や、部活を休んでまで行くとは言わない。
二人で行ってきたらと言うけれど、やっぱり心配…。
どこへ行くにも家族揃っての大移動、お出掛け、今はもう夢のよう。

会津たって、お墓や、本陣なんか行ったって退屈ちゃうん? 
他に行きたいところはないん? …と、ダンナに聞いたら。
「Sakoが行きたいとこやったら、どこへでも付き合う」
と、嬉しいような…困ったような…困ったような返事…。

あぁ。でも、もし行けたら20数年ぶりの会津だぁ。
うーん。どうしよう。……一泊はやっぱ東山温泉だな。こらこら。


Sako