京のいけず日記

もくじ前の日次の日


2005年08月18日(木) 久々のお絵かき三昧 (注:重いです)

ただ今、夜中の4時です。頭の芯が冴えて眠れません。
お弁当用に予約してある炊飯器のタイマーが入りました。

たぶん暇にしているから色んなことを考えるのでしょう。
妻である私。母である私。職場での私。

でも今はただ絵が描きたい。上手く描けるようになりたい。
眠ることも、食べることも、淋しさを埋める会話も要らない。

ひとりで絵が描きたい。



むちゃ大きなサイズですみません。元はもっと大っきいんです。



こーんな感じ。土方の歳さんの若かりし頃♪


いつまでたっても想像で描くから、影ひとつ満足に付けられやしない。
写生や、観察力、デッサンが、やっぱり大切なんやろうね。

高校生の長女は、一応、国公立をめざす進学校に行っているのだけど、
そこは親子。昨年、受ける気はなかったものの、母子して憧れていたのが、
銅駝美術工芸高校(前身は明治に創立された画学校)という高校。

進路。娘が本気で行きたいのなら行かせるつもりでいたが、
結局、別の手段を取ったようで、まずモノになるよう大学へ行くという。

モノ=カネ、経済力のこと。
フツーの親としてホッとしたような、淋しいような、ないまぜ。

そんな話を、この間、娘としていたら、同じ高校に通うお友達で、
進学は専門科目の理系ではなく、芸大を目指す子がいるという。
もう少ししたら受験専門の絵画教室へ通うらしい。

「そんな子が、何で、また、こんなところへ来てはるん?」
と、率直な疑問を娘にぶつけたら、

「銅駝に行きたかったんやけど、親に反対されたんやって」

へー。親の気持ちもちょっぴり分かるな。
でも、その子が、ほんとに行きたい道なら、回り道にはなんないだろう。
そう思う。


うちんちの甥っ子も普通の高校から芸大へ進学した。
何がしたいか分からないまま3年間きて、大学受験の段になって決まった。

元々そういうことが好きやったんやろね。
高3の夏休みに絵画教室へ通いつめて受験。
もっとも建築デザインが専門やけど。

姉から聞かされた時はびっくりしたけど、工作とかが大好きだった甥っ子。
彼のために、本当は私よりもっと美術の高校へ行きたかった姉のために、
心から嬉しかった。

食べていくのがやっとな家だったのに、あまり貧乏だとは思わなかったのは、
たぶん姉が色々と苦労をしていたんだろうと思う。

お互い、多い少ないは別にして、毎月、決まって給料が入る家庭。
いい時代になったもんだ。


へたの横好きを地でいく私。
あーあぁ。一生懸命、他にすることは山とあるだろうに。


おっ。ごはんが炊けた。5時だ。朝だ。明けちまった。ひぇーーーー。


えー。働くべし。来週から仕事モードに切り替えます (…誰にいってんだか)


Sako