ただ今、夜中の4時です。頭の芯が冴えて眠れません。お弁当用に予約してある炊飯器のタイマーが入りました。たぶん暇にしているから色んなことを考えるのでしょう。妻である私。母である私。職場での私。でも今はただ絵が描きたい。上手く描けるようになりたい。眠ることも、食べることも、淋しさを埋める会話も要らない。ひとりで絵が描きたい。むちゃ大きなサイズですみません。元はもっと大っきいんです。こーんな感じ。土方の歳さんの若かりし頃♪いつまでたっても想像で描くから、影ひとつ満足に付けられやしない。写生や、観察力、デッサンが、やっぱり大切なんやろうね。高校生の長女は、一応、国公立をめざす進学校に行っているのだけど、そこは親子。昨年、受ける気はなかったものの、母子して憧れていたのが、銅駝美術工芸高校(前身は明治に創立された画学校)という高校。進路。娘が本気で行きたいのなら行かせるつもりでいたが、結局、別の手段を取ったようで、まずモノになるよう大学へ行くという。モノ=カネ、経済力のこと。フツーの親としてホッとしたような、淋しいような、ないまぜ。そんな話を、この間、娘としていたら、同じ高校に通うお友達で、進学は専門科目の理系ではなく、芸大を目指す子がいるという。もう少ししたら受験専門の絵画教室へ通うらしい。「そんな子が、何で、また、こんなところへ来てはるん?」と、率直な疑問を娘にぶつけたら、「銅駝に行きたかったんやけど、親に反対されたんやって」へー。親の気持ちもちょっぴり分かるな。でも、その子が、ほんとに行きたい道なら、回り道にはなんないだろう。そう思う。うちんちの甥っ子も普通の高校から芸大へ進学した。何がしたいか分からないまま3年間きて、大学受験の段になって決まった。元々そういうことが好きやったんやろね。高3の夏休みに絵画教室へ通いつめて受験。もっとも建築デザインが専門やけど。姉から聞かされた時はびっくりしたけど、工作とかが大好きだった甥っ子。彼のために、本当は私よりもっと美術の高校へ行きたかった姉のために、心から嬉しかった。食べていくのがやっとな家だったのに、あまり貧乏だとは思わなかったのは、たぶん姉が色々と苦労をしていたんだろうと思う。お互い、多い少ないは別にして、毎月、決まって給料が入る家庭。いい時代になったもんだ。へたの横好きを地でいく私。あーあぁ。一生懸命、他にすることは山とあるだろうに。おっ。ごはんが炊けた。5時だ。朝だ。明けちまった。ひぇーーーー。えー。働くべし。来週から仕事モードに切り替えます (…誰にいってんだか)