京のいけず日記

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2005年04月19日(火) 運ちゃんはその街の顔

下の写真は駅の構内で見つけた陰陽師・安倍晴明の1000年祭記念のポスター。

陰陽師・安倍晴明1000年祭記念ポスター写りが悪くてすみません。
シャープかけたら目がチカチカしてきた…。


昨日、姉んちへ行った時の話。

晴明ファンのお友達が京都にやってきて、
晴明神社へ行って下さいと言ったそうだ。

するとタクシーの運ちゃん曰く。

「晴明神社…?特に何もない神社ですよ」と。

あんまりじゃないか、運ちゃん。
はるばるやって来たその人は何と思っただろう。


そりゃ確かに、いっときの陰陽師ブームは去っていた。

立派な境内を持つ有名寺院と違って、晴明神社は街の中にある小さな神社だ。

今みたいに、きれいになる前なんか素通りしてしまうような地味な神社だった。

わざわざ京都観光で立ち寄るような所じゃないかもしれない。

でもね。

好きな人には、例え、記念撮影用の顔出しパネルがあったりしても、
平安京で安倍晴明が活躍していた…なんて想像するだけで、
晴明と名が付くだけで、嬉しくて、特別なんだ。

他人にとってはアホみたいで退屈でも、本人にとっては立派なメインコース。

五稜郭に立ったり、函館の海を見たりするだけで、
胸がドキドキしてしまうように。ね。

その運転手さんは、安倍晴明などにまったく関心がなかったのかな。

昔から「晴明さん」言うて、
赤ちゃんが生まれたら晴明さんに名前をみてもらおう。
そんな風に晴明神社は地元でも身近で馴染みの深い神社。

もっとも、ダンナの義母さんにしても、うちの母にしても、
陰陽師、安倍晴明が男前かどうかなんて話には関心がなかっただろうけど。

そんな話でもしてあげたら、きっと旅の印象も違うんだろうなぁ。

勝手にベラベラようしゃべらはる運転手さんもかなわんけど… (^_^.)


 ☆晴明神社のHPは→ こちら


Sako