京のいけず日記

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2005年04月02日(土) 岡目八目 へたな考え休むに似たり

碁を打つ歳三さんただ今、かの土方歳三も
やっていたかもしれないという五稜郭の碁石妄想から、囲碁に目覚めています。

まだ ほとんど
チンプンカンプンですが…。

インタラクティブ囲碁入門 
 ↑
java使用。実際に石を打て、初めてでも分かりやすい。



夕食後、ネットの囲碁サイトで日頃とみに鈍くなった頭をひねっていると、
ウンチク好きなダンナが何をやってんだと覗き込んできた。

「そんなところ打ったら、逃げられるぞ」
うー。先に言うな。

「お母さん、何やってんの?」と隣の長女(春から高校生)も興味津々。

「どれどれ…。ここ…、黒、打ったらええんとちゃうん?」
と、ご丁寧にも指をさしてくれる。

「正解」

むむっ。なんで、そこに打つの???
ううぅ。私ひとりだけが分からない。
まる子ちゃん(春から中学生)が、ぐっすりオネムだったのが幸いです。

相手がいるゲームは嫌いじゃない。裏読み、駆け引き、心理作戦。
花札や、ポーカーなどカードゲームには、ひそかに燃えるタイプ。
もっと若い頃なら呑み込みも早かったんだろうな。

おんぼろな家には父の碁盤や碁石があったけれど、
いつも生活に追われて一家団欒を楽しむような家庭ではなかったけ。

飲む。打つ。買う…女の人で揉めた事はなかったわ…うん。
若い頃から博打や勝負事には強かったが、碁はせいぜい二段か三段。
いつだったか。アマチュアの大会に出てトロフィーをもらい、
恥ずかしそうに、隠し持って帰ってきたっけ。

その父も80に近い。
年の割には若々しく、やんちゃで、今でも毎週の競馬予想は欠かさないが、
近くの老人クラブへせっせと碁を打ちにいく、いいおじいちゃんだ。

囲碁か…。頭は使うし、人と関わるし、お金もかからないし…。
年をとっても楽しめる良い趣味になりそう。

「相手は無理でも、せめて話が出来たら、お父さんも嬉しいやろうに」
後ろからウンチクを垂れながら、ダンナはそう言ってくれるが…。

はて…。えいッ。ここだ。(← と数打ちゃ当たる式に石を置いている)

「失敗。−そこは切れません」

うーん、うーん。なんでやねん?


Sako