京のいけず日記

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2004年06月20日(日) 優しい天邪鬼

今夜の新選組!山南さん、怖スゴっ。久しぶりに面白かった。また、感想、書きます。


まる子のうしろ姿
先週は中学校の日曜参観。
そして、父の日の今日は、
まる子(小6)の学校の参観日でした。

土曜の夜の会話。
「お母さんは、明日はいるん?」

「仕事休み。お父さんも。なんで?」

「参観日、見にくるん?来てほしくないなー」
と、何度も話しかける、まる子。


日曜の朝。ダンナは遅い目に起きてきてテレビを見ていた。

「まる子の参観行かへんの?日曜参観やで」

めんどーと内心思いつつ、せっかくの休みだー、とぼやきつつ、
のろのろと出かける用意をする私。

「来てほしくないと言ってたんちゃう?」とテレビに釘付けダンナさま。


こりゃ、だめだわ。

「あんなー。まる子の「来てほしくない」は「来てや」ちゅー意味なんやねん」
でもって、お姉ちゃんの「来てほしくない」は「ほんまに来るな」や、ねん」
と、長女の顔を見ると、頷いている。

だてに子育てしていない。おまけに、まる子は私似。天邪鬼だ。
まる子には仕事で淋しい思いをさせている。

「お母さんは明日は帰ってるん?」そう聞かれるのが辛い。
「なんで?」と言い返すと、決まって「別に…」それだけが返ってくる。

いつだったか、長女が、
「お父さんには冗談も言えへんなぁ」と笑ってた。

言葉は額面通り。悪い冗談も真に受ける。
かと思えば、恥ずかしいぐらい幼子扱いして、ベタベタくっついてくる。

「お父さん、汗くさい〜」
二人の娘が口を揃える。おやじ臭もしてきたか。

昔、姪っ子に「おっちゃん、嫌い」と遠ざかられていたらしい。
女心の妙をつかめない、朴念仁。
乙女心は、昔も、今も、微妙なのだよ、ダンナさま。

互いに歳をとって自分のことだけでも大変。でも、いつまでも。
子ども達の尊敬する、優しくて、大好きなお父さんでいてやって下さいな。

…うち? うちはダメ母親。あなオソロシや、オバタリアン。
今更、娘達に好かれようと、ええ母親になんて、なれそうにもない。
しっかり女同士見られているし。シビアよ。

そんな事をグダグダと思った、父の日、日曜参観日。
母業、妻業、もう少しがんばらんと…。

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今日はお上人さんがお参りに来る日。
実家からの帰り際、一人になってしまった父に
「夜、一人で淋しくないか?」と聞いたら

「なんの気楽で。酒があるし」と、気を遣って、お人好しに笑う。

長生きしてや。お父ちゃん。


Sako