京のいけず日記

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2004年02月07日(土) すてきな誕生日プレゼントをもらう♪

ぬっへへへ へー。

一日違いやけど、
「時間」という素敵な誕生日プレゼントをもらった。
その自由な時間で、仕事の帰り、祇園花見小路まで出た。

花見小路は鴨川の東、京の遊び処の一つ。
雑居ビル、料理屋、飲み屋さん多し。南側には、かの有名な一力が。
四条通りから一歩中へ入ると、路地が迷路のようになっていて面白い。
昔は寄り道もよくしたけど、ほんに、こんな所、久しぶり。

歳三の似顔絵
宵の時間に花見小路を
主婦がひとり

あっちふらふら
 こっちふらふら

何してんねん、って

聞いてなぁ。見てきたん。

近藤勇と、土方歳三と
佐々木只三郎ほか多数。

黒金ヒロシの
「見廻組VS新選組」歴画展!

京都新聞のサイトへ ↑


原画がかっこええ! 線がほんまに生きてるん(←生意気な)
入魂の近藤勇の絵姿、
勇と黒金さんのお二人の魂、気迫がひしひし迫ってきます。
刀の構えも、気迫ある表情も、おもしろおかしく、まさに近藤勇その人!

うわー欲しいなぁと思って、なにげに見たら、
(たぶん売約済の)赤いシールが貼ってあって
その下、金額らしきものが…。 うわぁーーーーーーー!!

で、歳三さん、ちゅうと、
写真や、土方歳三の完成されたイメージに何だか遠慮してるようで、
近藤さんに比べて、黒金さんらしくない、ちゅうか、
インパクトが…生意気いうてすんまへん。

いや、たぶん、恥ずかしくて、
黒金さんの手の土方の歳さんと目を合わせられなかったのかもしれない。
困ったなぁ…。なんで恥ずかしいんやろ。

で、この歴画展、花見小路のとある画廊?やったんやけど、
あらかじめ場所の見当をつけてきたにも関わらず、迷った。

ひとまわりして、四条通を東へ行ったら、もう祇園の石段下。
へ…?あれ突き当たりやで。

昔、祇園会所(池田屋襲撃の前、ここに集結したそうな)であった
今はローソンの隣の交番のお巡りさんに聞いてみる。

聞きながら、はや、妄想の世界へ。
もしも、これがダンダラを羽織った新選組隊士だったら…
などと、あほなことを考えてみる。

花見小路巡回、2度目の挑戦。
場所はあってたんやけどなぁ。なんせ入り組んだ路地…、路地。

ほんまにこんなところに画廊があるんかいな、と不安になりつつ、
だんだん遊び人で増えてきた夜の界隈をほっつき歩く
よ、可憐な女ひとり (^_^;) どこが、よね、やっぱ。

んー、あらへんで。このあたりのはずやのに。

あきらめかけた、その時、
画廊のイメージとはまた違う、隠れ家のようなその場所を見つけた!

ドキドキしながら階段をあがり、ドアを開く。
場違いなところやったらどうしよう…。

そやけど壁にかかった原画を見たその途端、
嘘のように、色々なドキドキが消し飛んだ。もうここは私の場所。

帰り道、四条大橋から鴨川を眺める。
今日は満月。鏡のような明るすぎるほどの、
きれいというより、恐いほどのお月さま。

そぞろ歩いて空想の中。

祇園会所から三条の池田屋まではどの道を行ったんだろう…?
鴨の河原の剣戟に、三条に晒された近藤の首…。
壬生の屯所までは西へ一直線、ほんまに京都ってちいちゃいとこや。

そやそや。
高島屋に入って、一日遅れのバースディと、
自由な時間をくれたダンナさまと、子ども達、
あわせて4人分のケーキを買った。

もはや誕生日を喜ぶ歳でもないけれど、
ほんま、あほみたいな存在やけど、がんばってるやん。なんとか。

うちのまわりにいる人、みんな、どうぞ変わるな。

なんかあったら、うちが守ったる! 災いよ、来るな!
そんな気分やねん。なんかしらんけど。

わーい。4ケタになってるぞー♪


Sako