京のいけず日記

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2004年01月12日(月) ぶっちゃけ「新選組!」感想

●----- 歳三さんならどんな番組を見たりしたのかなぁ? -----●

「もっと俺を出せって。消すぞ。こら」

TV 鑑賞中の歳三さん

諧謔の分かる人だもん。意外とお笑系バラエティ番組だったりするかも。
近藤さんはそれこそNHKの大河ドラマとか、
プロジェクトXとか、国技の相撲とかを大まじめに見そう。
山南さんはニュース番組と教育テレビ御用達。
沖田ら屯所の若い連中はサッカーや、プロ野球、競馬中継に大興奮!かな?

この通りの(↑)どあほうの戯言です。

史実命の歴史ファンの方も、志を貫く生き方に男のロマンを感じる方も、
やおい系歳受専門の方も、新選組にまったく興味のない方も、
どちらさんも、読んでお気を悪くされたら、ごめんなさい。

「ふざけるな!」とおっしゃるなら、
土方歳三ご本人、あなただけには心の底から謝ります。

ということで、昨夜、見ました。待ちに待っていた「新選組!」

ひと言でいうなら
従来の大河や、時代劇として見なければ「面白い!」のひと言。
(ちなみにダンナは最後まで起きてました)

青春群像劇として、今のドラマとして、
こういうノリ、流れ、面白いし、楽しいし、好きです。

香取君は(黙っていたら)思っていたより良かった。
土方(山本)はまあまあ。ちょっと線が細いかな。ゆえに副長以降、楽しみ。
沖田はちょっとイメージが合わず(私の中ではもっと男っぽい)

で、良いも悪いも、長年、時代劇の洗礼を受けてきたので、
時代劇としての感想ということなら、全体の雰囲気も、役者さんも軽くて、
器用で、なんていうか厚みがないかなぁ…。

と書こうものなら、今までのものがおじんくさい、芝居くさい、と。
逆に、年季の入ったおじん達は、つまらん、という。

でも、同じ新選組ファンなら、ちょっと待ってくんしゃんせ。

「黒乃奈々絵」と「小島剛夕」。「渡辺多恵子」と「望月三起也」
分かる人には分かる作家さんですが、画風、ジャンルがまったく違います。

と、いきなり漫画の話…。新選組を題材に書かれてます。 (^^ゞ

ビジュアル系が大好きな人なら
「水木しげる」の新選組風雲録なんて読まないかも。
他にもたくさんの作家さんがいて、それぞれの世界がありますよね。

ちなみに、ギャグも含めて、たいがいのものは、みんな好きです。
漫画ばかりじゃなく、本もちゃんと読んでるのよ。

思い入れは人の数だけ。それぞれ大切なものに変わりないから。
だけど、そう、言いたいことも言えないんじゃ、苦しいし。

互いに大切にしたその上で、自分の言葉で話したい。

ぶっちゃけ、京都、池田屋以降、下り坂。
この雰囲気でどう盛上げていくか、重み、厚みが増していくか
(志のために同じ人間同士が斬りあった時代ですもん…)
三谷さん、香取君以下、出演者総出の見せ所、成長が楽しみ!
(20%ほど「いけず気持ち」がはいっているかも)

やっぱりオススメ ↓

古臭ささ、大根(と言われたそうな)を差し引いても、いいですよ。
「新選組血風録」モノクロ。土方=栗塚旭主演のTVドラマ(ビデオ)

ちょうど栗塚旭の初々しさ、演技の堅さ(人参)が、
結成した頃の一生懸命な土方の心情とも重なりあって、良かったです。
絵がきれい。それと、井上の源さんが秀逸!

「燃えよ剣」では、栗塚の土方に、ハマってましたので、
血風録のほうが色が染まっておらずに新鮮です。

まじ。給食のエプロン、まだアイロンかけてないぞ。


Sako