京のいけず日記

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2004年01月13日(火) 続「新選組!」 そして おめでとう

痺れを切らした歳三さん昨日「新選組」もしくは「新撰組」で検索をかけたら、日記がいっぱい出てきた。さすがにNHK。嬉しい!

青春群像劇。
新選組の面々も確かに若者だった。夢もあったし、無茶もした、焦燥感もあっただろう。

だけど、その時代の20歳の若者と、今の若者、同じ若者、だろうか?
いつもひっかかる疑問。

決定的に違うものがある。「時代」

私が娘と同じ年頃の時に好きだったもの、例えば栗塚のビデオ。残念だけど、娘にはそれが伝わらない。

確かに。千恵蔵(好き(^^ゞ)や、雷蔵がどんなにステキと言われても、いくらシブ好みの私でも「どんなに」ほどまでは、ついていけない。そこは感覚の違い、古臭さを感じてしまう。

そやから何やねん、ちゅうと、

願わくば、特に若い役者さん達。同じように若かったんだ、って、その「同じ」感覚に、時代の「情」を加味していってほしい。

でなければ30代で人生を閉じてしまった多くの人達の「何か」は伝わらない。
映像や、事件や、登場人物だけでなく、時代の情景をていねいに描いてほしい。

ぜいたくかな。でも、それは楽しみだから。ウン♪


1月12日(月)は成人式

実家へお見舞いに行く途中、晴れ着姿のお嬢さんを何人も見かけた。
みんな、とびっきりの笑顔ではじけてる。

実家近くのとある甘味処。私の姉と、二人の娘を前にして、

「若いってええなぁ」

と、思わずつぶやいたら、それが姉には愚痴にでも聞こえたらしい。

「あんな。それって、うちのおばあちゃん(母のこと88歳)が
あんたらは若いしええなぁ。と愚痴らはるのと一緒やで。なぁ?」
と、二人の姪の顔を見た。

「みんな公平に順番にくるんやから。あんたも若い頃があったやろ」

そりゃ確かに。でも、そーいう意味で言うたんとちゃうねん。

エール、そして素直な賞賛!

何がええねん。大人は気楽やしな。(気楽じゃないぞー)
悩みも、コンプレックスも大抱えの若者家業。
そんなにノンキやないと叱られそう。

悩み多きお年頃の時に、全然知らない初老の婦人から
「お嬢さん、きれいやね」と突然話しかけられたことがある。

容姿コンプレックスのあった私はからかわれているんだと腹が立った。
そりゃ、皺々のおばさんよりはきれいやろ、なんて毒づいた。

私は今その婦人と同じ。

着飾らんでも、ブサイクでも、みんな、ほんま、きれいやで。
いろんな人と関わって、いろんなことを経験して、
簡単そうで難しいけど、自分がやりたいこと、ゆっくり見つけや。

時間は、まだ、まだ、たっぷりある。

なんだって、始まったばかり。なんでもできるよ。がんばれ、成人!


Sako