京のいけず日記
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2003年12月11日(木) |
似て非なるもの モンチッチとお化粧ダヌキ |
「意地悪」と「いけず」
「いけず」は京都人のやさしさの裏返し。
全然違うんえ。ほんま。よそさんには分からしまへんけどなぁ。
…それが「いけず」やのうて、なんやちゅうねん。
注意書き うちらのような、ひねた、すぐきのような、「いけずな京都人」は少ないです。…たぶん。 (すぐき→おつけもん♪)
●京のスケッチ 「通勤電車での一コマ」●
しばし通勤電車が阪急からJRに変わる。
阪急はローカル線始発駅で、行きも帰りも、楽々、本がいっぱい読めたが、
朝の少し遅めのラッシュ時、JRはギュウギュウ。本も読めやしない。
これからますます着ぶくれする季節。思うとユウウツになる。
私の前の三人席のはじっこに、とってもCuteな女の子がいた。
短い髪がピンピン立って、ツンと上を向いた鼻に眼鏡がのっかっている。
何だかモンチッチ(分かる人いるのかな?)のようだ。
いくつかなぁ?…大学生?
その隣は、またまた素敵なご家老様が座っていた。
ステッキを膝の間に挟み、背筋はピン、ツイードのようなジャケットで、
首にはお洒落にスカーフを巻いていた。
オツムの禿げぐあいがやっぱり月代のようで、今日も丁髷をのせてみた。
どこの藩にしよう…と、危ない妄想の世界へ入ろうとした瞬間、
モンチッチの携帯が鳴った。
「もしもし、うん。京都駅着いたら、どこ行ったらいいの?」
まるで小学生のような大きな声だ。
彼女の声はおかいまなくどんどんエスカレートする。
まわりのことなどまったく眼中にない、…というより、
話の内容も、話し方も、まるで
小学生がお母さんと話してるような話しぶりだった。
よくよく見ればコートの下は制服のよう。私学の子かな?
不思議と怒るどころか、明るい屈託のなさに苦笑いさえ浮かんでくる。
さぞかしお隣りのご家老様はご立腹かと見てみれば、
意外や、その目元と唇は確かに穏やかに笑っていた。
ご家老様も私と同じで
モンチッチが京都駅へ着いたあとの事を心配しているのかもしれない。
これがド厚かましいオバチャンや、お化粧ダヌキや、
むさくるしいオジサン、シャカシャカ足広げ兄ちゃんだったら、
もしかすると、ご家老様の一刀両断がくだっていたかも。
少なくとも、まわりの視線の一斉砲火を浴びたはず。
人によって変わるのだ。…通勤電車もまた楽しい。
愛しの歳三さん!!
本は読めへん。落書きも出来ひん。
だから、頭ん中でひたすら暴走する土方歳三。一番、過激…(うふっ)
テスキトで落書き。これでジャンルも一致かな?
げ、三時!?
いけない。これじゃ、いつもと変わんない。お休みなさーい。
Sako
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