京のいけず日記

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2003年12月09日(火) いけずな京都人 長いです

申し訳ない 猿マネです

来年は猿〜そろそろ年賀状を作らなきゃ。

来年の干支は、えーっと猿。猿ってどんな顔だっけ??えーっと??

フリー素材の写真を検索して、やっちゃいました。下絵、レイヤー、ちょちょいのちょいで3分。お手軽カットの出来上がり。

反則NGやんね。…顔が気にいったんやけど。

久々に動物園へ行くか。サル山、大好き♪




今日はめっちゃ腹が立った!…誰か知らんけど聞いてぇな。


11月の2連休が終わって観光客も一息。

昼からの出勤で、いつものようにママチャリを飛ばしてた。

一息ちゅうても、やっぱり人がぎょうさん。

無断横断やら、時々、車道まで降りて気ままに歩いてはる。

歩道を自転車で通り抜けるのは危ないし、

せっかく京都まで来はったん、のいてとばかり横着したら悪いしなぁ。

で、曲がり角出たところで車道から車椅子の人が歩道にあがろうとしてはった。

それを待ってて、いつものように、そのまま車道に出て走ろうとしたら、

他府県ナンバーのおっきなワゴンがすぐ横をとおって

危ないなぁと思って、止まったら、

向うもこのオバサン無茶するで、と思わはったんやろ。

車を止めて、助手席の窓をあけて、いきなり大きな声で

「おい、オバサン!危ないやろっ」(関西弁とちゃうで)ってどならはってん。

こんなとこ走るな、ちゅうことを、何度も、大きな声で。

それもいい年をした大の男が。注意やのうて脅しみたいな言い方で。

歩行者、人力車、車椅子、二輪、三輪、それから四輪…みんなの道路やで。

人力車も悪いな思うて遠慮して混んでる車道を走ったはる。

地元の自転車も観光時は遠慮して、出来るだけここを走らんですむようにしてる。

観光道路やけど、生活道路でもあるねんで。

で、無視した。

そのまま橋を通過。ほしたら、せんだってのワゴンがまた後ろから来て、

邪魔をするように前をトロトロ。

人でぎょうさんの、二人並んで歩くのも精一杯の、橋を自転車で行けちゅうんかい。

それとも自転車乗るなってか。

悪いけど、うち、毎日ここを往復してんねん。

そのまま走ってた。

ほしたら今度は、急な曲がり道の手前で止まるん。

そんなところで止まったら、後続車も、向こう側から来る車もみんな迷惑やろ。

危ないなぁ。そんなんおかまいなしで、止まってるん。

しょうがいないんで、自転車を押して、横を通ろうとしたら、

「おい。オバサン、ほんま常識ないんかいっ!」(←関西弁とちゃう)

助手席にも人が乗ってたんで、いったい、こっちはどんな人やねん、と思ったら、

どなってるオッサンより若くて真面目そうな人やったけど、

そっちも黙って、冷たい視線を返してきた。

ムカムカ。そのまま通過。

いつもの私なら、たぶん、最初の時にすみません、と謝っている。

こっちが悪かろうが、そうじゃなかろうが。

たぶん、その一言で、オッサンのムカッ!もおさまった?に違いない。

(いや普通の人やったら、あんなにしつこくないで。…ちょっと怖かった)

なんにブチ切れたんか?

観光シーズンにうんざりしてたし、いきなりのオバサン攻撃もあったんやけど、

一番頭にきた原因は、

その傍若無人なゴッツうワゴン車が、他府県ナンバーやったかもしれんと…。


だいぶ前やったけど、地元新聞の読者のコーナーに、

確か疎水インクライン近く?のどこかの住宅街を歩いていたら、

そこの住人に「こんなとこ歩かんと…」という趣旨のことを言われて、

京都の人はやっぱり意地悪だと、どう思います、ってな投書があったん。

翌週、それは、こんなしょうもないところを歩かんと、

いわゆる観光道を歩いた方が楽しいからと、そう言わはったんでは、と、

好意的な投書が載ってて、

うちも、その時は、そうや、言葉の取りようやでと思った。

けど、

もしかして、この言った人、静かな住環境を我が物顔で歩く観光客に

うんざりしていて、たまたま虫の居所が悪かったんでは…と。

直接、観光の仕事はしてへんけど

京都が観光がのうなったら食べてけへんのは分かってる。

いや、ちゅうことより、大事にしたいもんがたくさん残ってる。

そやけど生活が大事やん。


ほんで、ふと思ったん。


幕末、京都のたいはんの人は新選組を歓迎してへん。

そら、いろんな理由があったやろうけど、

もし、傍若無人に、でなくても、他所人(出た)が、

うちらの生活に我が物顔で入ってきたとしたら

そりゃ、やっぱり歓迎しいひんのやろなぁ…と。

ほしたら、そんな中でも鬼と言われた歳三さんをどう見てたやろか。

京の市井の人と新選組…

なんか想像(妄想)してたら、おもろなってきたやん。

でもな京都の人は、いっぺん本気ですいたら、

損しようが悪かろうが意地でも最期までつきとおすんやで(…ほんまか?)



暗闇になれてしまうと帰りはいつも爽快。

もう、車も人も少ない。

きれいな、お月さまをバックに、川音を聞きながら帰路につく。


さて、冬休み、実はそのワゴン車の土地へ旅行へ行く計画をしてた。

でも、やめた。誰がいくもんかっ、って(…大人気ない)
向うも京都のオバサンはどうしようもないとまだ怒ってるかもしれんなぁ。


 あーあぁ、明日からしばらくフルタイム。
 夜更かしも落書きもお預け。週末よ早よ来い!




Sako