京のいけず日記

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2003年12月08日(月) 保護者機能と月明かり…

俳句をひねる歳三さん豊玉発句集。

よそいきの句や、確信犯的マジボケ句の中で、気取らないで、たぶん自然と詠んでしまった、こんな句が好き。

何もしない間に、何も変化がない日々に、時間だけが流れて、心の虚ろを詠んだんだろうなぁ…って。
(いや、ホントに隙間風が吹いて寒かっただけかも)

ちょっと小姓さんみたいにボケた顔になっちゃった。

でも、ほっぺたがふっくら、三日月眉に、唇がぷくっとして、子どもの頃の歳三さんって、ほんまに可愛いかったんだろうなぁ。

何だか母親気分。




子どもが使うノートにノートンのセキリュティソフトを入れている。

土方歳三函館記念館をキーワードに検索したら
なんと保護者機能にアクセスを拒否された。

理由は、ナニ、セックス…サイト…?!…んな、ばかな。許せん!
(でも、何故かやおいサイトが異様に多いので…。ちょっと頷けたり、ハハ)

ところで、
昨夜のお月様はすごくきれいだった。
怖いぐらいに鏡のように地上を冷たく照らしていた。

足元の見えない暗闇は怖い…。

ネットで色々な問題が出ている。
掲示板、自殺、薬、ポルノ…。私も娘を持つ親だ。無関心ではいられない。

だけど…。

明るく前向きにいきましょう。
光りの場でいつも暮らす人は、自分を隠してくれる闇の優しさを知らない。
何もかも照らしてしまう月の痛さを知らない。

問題があれば規制に走る。存在を取り上げてしまう。

一人事件を起してしまう弱い人が居たとしたら、
その数百倍の人が、この闇の中でなぐさめられ、自分を持ちこたえている。

大切なことは何だろう…。

うっかり入れっぱなしにしていた保護者機能を外した。
子どもたちは本能で暗闇を怖いと感じている。
そして、おずおずと大人たちの背中から覗くように闇を見つめている。

ダメ親だが、子どもたちを信じている。

光と闇、本音と建前、自分とまわりの人たち…。
たくましく、優しく、自分を生きてほしい。難しいけれど…。

 うーん、…詩人やなぁ。ちゃうか。

昨夜の京都のお月さん、ほんまにきれいやった。


 こんな月が歳三さんの時代も照らしてたんやなぁ。
 春の月は彼をなぐさめてくれたやろか…。

 うちは冬の冴え冴えとするお月さまが好きやねん。
 季節やったら生まれ月の二月。そう、梅の季節やで。でへへっ


Sako