京のいけず日記

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2003年11月25日(火) みんなの迷惑

京都地方、連休最終日の今日は雨。今も雨が降ってます。

原田左之助ってどんな人?
何となく原田左之助ってどんな人?
と思って、描きはじめたけど、イメージがつながらない。

結構、美男子。得手は槍。中間くずれで、お腹に腹きりのあと。彰義隊で死んだ。いや、チンギスハンか?まさかなぁ。

あんまり詳しくないけれど、
何となく、歳三さんが、この人の明るさ、
豪胆さ、単純さ、その性格、人柄に、案外、
救われてたんじゃないかなぁ、と勝手に…。

だから好きだよ、左之!


久々に駅前でビラ配りをした。
行き交う人の視線が、これまた冷たい。

分かるよな。私だって怪しげなビラなどもらいたくない。
何か怪しげで、勧誘されそうで、迷惑で。
眉をひそめ足早に去ってしまう。

ぺしゃんとなってる暇はないから、がんばるわ。
てなことで、昨日は仕事の合間、2時間ほど駅前に立っていた。

これからは、もうらうだけは、もらってあげようとか、
断る時は、せいぜいニコヤカに断ろう、とか、その時は思うのだ。

昔、銀行員だった頃、全員外交(今もあるのかな)で
一軒、一軒、ローラー作戦、家を回ってお願いにいった。
いわゆるボーナスはぜひ当銀行に…ってヤツ。

インターホーンを通しての断りなら上等。
まず出てくれない。出てくれたと思ったら、
チェーンを掛けたドアの隙間からこちらを睨んでいる。
用件も聞かずに分厚いドアが鼻先で音を立てて閉まる。
うら若い乙女…だった筈だから…悲しかった。

今はその気持ちがよく分かる。
まず、うるさい。うっとおし。胡散臭い。怖い。押し売りはごめんだ。
(とりわけ弱い年寄りを狙う悪徳セールス、詐欺は絶対許せない)

忙しい時に限って、
よく掛かってくる多種多様のセールス電話。
一瞬、知っている人かと思う馴れ馴れしい声。

「○○ちゃんの"おかあさま"でいらっしゃいますか?」

バカ丁寧さに余計に腹が立つ。
厚化粧のオバサンの声に、お愛想みえみえの脆弱青年。
マニュアル通りはロボット声のお姉さん。
ムカムカムカ…っ。

ブチ切れる前にふと思う。
電話の向うに、時給800円のパートのオバチャンがいる。
ノルマに追われたバイト学生がいる。
ノル気はないが、せめて穏やかに断ろうと思う。
(穏やかなうちに終わらせてくれないが)

最近、常に、そんなふうに思ってしまう自分が何だか重たい。

多くはないが様々な仕事をしてきた。
いろいろな人と知り合って関わってきた。
それなりに人の気持ちも、
親の気持ちも分かるようになってきた。

相手を思いやる。それはとっても大切なことだ。

そうして、分別がつき、丸くなる。
何も表現しなければ突き刺さるものはなく、
互いに傷つけない、波風立たず、万事、大人におさまる。

あっちにも、こっちにも気を使い、身動きできない。
自分のキモチはどこに置き去りにされていくんだろうか。

人に迷惑をかけない生き方ってあるんだろうか…。
時には確信犯を決め込む。

いや、やっぱり良くないか。

うーん。何がいいたいのん。ワケワカラン。寝よ。お休みなさい。


Sako