京のいけず日記

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2003年11月10日(月) 子どもを信頼?…いえいえ、それは

寝込んでしまった総司(9,10歳ぐらい?)を抱きあげる歳三兄ぃ
寝込んでしまった総司(9歳ぐらい?)を抱きあげる歳三兄ぃの図。手がめちゃ変!

沖田総司は9歳の時に試衛館に入門。歳三と総司の出会いはどこでだったんだろう?試衛館ではなく、日野の佐藤家の道場で、出稽古に来ていた神童、総司に、歳三がコテンパンにやられたのが出会いだったりして。こんな微笑ましいショットなんてなかったんだろうな。はい。

今日は小学校の個人懇談会でした。ところが、前から時間を空けていたのに、前日に急な仕事の依頼があり、約束の時間に行けないことに。

朝、先生あてに、かなり遅くなってもいいのか、他の日に変更するのか、子どもに返事してやって下さいと手紙を書いた。そうすれば仕事先から電話をかけ、子どもに確かめる事が出来るから。

仕事先から、講座が始まる直前に家に電話をしたが子どもは出ない。やれやれ遊びに行ったな。学校に電話するか、と思っていたら、肝心なことは私のケータイに吹き込んでおいてくれていた。

仕事が終わって、駅からタクシーで学校へ向かう。外はもう真っ暗。待っていて下さった先生は、開口一番、意外なことを口にされた。

「お母さんはお子さんのことをすごく信頼されているのですね」

「へ?」

先生は、今日のことなので、子どもに返事をしても、それが親にちゃんと伝わるのかと心配されていたらしい。子どもは私に返事して下さいと小生意気に言ったようだ。

何だか恥ずかしかった。…信頼?とんでもない。そんなモノじゃない。最近の私は、特に仕事を始めたここ数年は、子どもを甘えさせてあげるどころか、私が子どもに甘えている。

初めての子どもで、手取り足取りだった上の子の時と比べると、よく分かる。淋しいんだろうなぁ。そういうことも口にしないで、お姉ちゃん同様に大人びたことを言う。私はそれも分かっていながらの確信犯だ。

だいたいが、動物的な子育て感しかなく、自分でひもじいとまわりに要求し、助けを求めることが出来たら、あとは何とか、人を頼ってでも、自分で生きていけるだろう…と、かなり勝手。(なんちゅう親だぁ、斬!)

同じ年代の子どもを持つ担任の先生は、子どもが親と付き合ってくれる間はほんのわずか、だから、こう、
 ギュッ!と抱きしめてあげてください、とおっしゃられた。

愛しなぁ…。ごめんなぁ。思春期、荒れてくれるなよ。



Sako