京のいけず日記

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2003年11月09日(日) 古本市場にて


29歳の歳三さん
生ちろくて、ちょっと気持ち悪い?

うっふっふっ。欲しかった漫画を手に入れた!

漫画も活字も本ならOKという私似の長女と、漫画しか読まない下の子と、ダンナと初めて古本市場なるところへ行った。目的は長女の本探し。

あぁ、それなのに、入ってすぐ見つけてしまった。欲しかった本!

池上遼一の 赤い鳩 アピル
 園田光慶の真説新選組の2冊をGet!

誰の本を探しにきたのよ、と嫌味のダンナ。だって、昔の漫画ってフツーの本屋に置いてないんだもの。よだれタラタラ。半日は過ごせるな。活字本が少ないのが、ちょっとかな?

池上遼一を買うなんてスパイダーマン以来じゃないかしらん。とにかく画力抜群!線が本当にきれい!ただ、美形が多すぎて困ちゃいますが…。

「赤い鳩」の中で、土方歳三と沖田総司が真剣で斬り合いします。土方と沖田の関係もなぁなぁじゃなくて、なんせ小池一夫さん原作だもんね。男っぽい!近藤さんは例の写真にそっくり。実際、こんな感じだったのかな?

ここでの沖田はひと味もふた味も違う。でも、序章幕末の方舟(11)のラストの一枚、女を抱く絵は、ありゃ総司じゃなくて、バラガキ時代の歳三さんのイメージ、まんまですよ。

漫画で一番好きな新選組は、そりゃもう望月三起也!(最前線とか、秘密探偵JAとか、ほんま良かった)男としてめちゃくちゃ可愛い歳三さんが出てきます。あと小島剛夕も好きだなぁ!意外なところで水木しげるも…。PEACEMAKERが好きな娘に天まであがれを見せたら、こういう、お星さまキラキラは嫌いと言われてしまったが、喰わず嫌い、すごくいいのにねぇ。

それはそうと、なんでこの漫画、今まで持ってなかったのかなぁ…?

あぁ、…そっか、結婚、そして子育て期間だったのだ。ベランダから赤ん坊を落としたらあかんで、と半ば冗談、半ば本気で、親を心配させた私。一つの事しか出来ない、無器用な私だから、仕事も辞め、好きなものに突っ込むこともやめてたんだな、きっと。

母親と子の密度が濃くて、今まで気ままに過ごしてきた私には、楽しいより、無我夢中で、取り残されそうで、ちょっぴりキツかった。懐かしい…。でも、今から思うと、これで良かったんだ、きっと。

今は悲しくなるほど歳を取って、でも、またアホみたいに自分の好きなことに熱中できるようになったもん。こんなダメ親でも、うん、大きくなったよ、子ども達〜♪親に似ず、ちゃんと元気に育ってくれて感謝!


Sako