井口健二のOn the Production
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2008年06月15日(日) 第161回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回も記者会見の報告から。
 6月3日の台風が来襲する最中、お台場の未来科学館で、
『ミラクル7号』のチャウ・シンチーと主演シュウ・チャオ
による記者会見が行われた。僕にとってお台場でのイヴェン
トは、以前にも大嵐に見舞われたことがあって、そんな巡り
合わせの場所になってしまいそうだが、それはともかく会見
では、監督の次回作の構想なども聞くことができた。
 その次回作は、一般的な情報では『西遊記』ということに
なっているものだが、この席の発言では先に起きた四川省の
大地震をテーマにした作品も作りたいのだそうだ。それは、
地震そのもの恐ろしさと、その後の人々の救援活動などを描
くものにしたいとのこと。ただし、自分にその資質があるか
どうかを思案中とのことだった。
 あれだけの出来事があれば、それを映画にしたくなるのは
当然のことだが、そこで一歩下がって自分の資質を考えるの
もチャウ・シンチーらしさと言えそうだ。
 なお僕は、宣伝からの依頼もあって映画の中の父子の関係
について質問したが、一緒に最近養子縁組したシュウ・チャ
オをどんな風に育てたいか訊いてみた。その答えは「今はま
ず勉強」とのことで、自分自身の苦労に重ねて、まずは学問
と考えているようだった。また現在10歳のシュウ・チャオの
将来の夢は映画監督だそうで、アクション・コメディを撮り
たいとのこと。その作品に義父を出演させるかどうかは判ら
ないそうだが、それも楽しみに待ちたいものだ。
 以上で記者会見の報告は終りにして、以下はいつもの製作
ニュースを紹介しよう。
        *         *
 最初の情報は、前回もちょこっと書いたが、往年のテレビ
シリーズ“The Dark Shadows”の映画化に関して、昨年8月
1日付第140回で紹介したジョニー・デップ主演予定作に、
何とティム・バートン監督の名前が浮上してきている。
 実はこの計画では、バートン監督の『チャーリーとチョコ
レート工場』や『ビッグ・フィッシュ』を手掛けたジョン・
オーガストが脚本を担当することが報告されており、監督の
盟友とも言える脚本家の参加、さらにデップ主演となれば、
バートンの参加に何の障害もないだろうとのことだ。
 因に物語は、吸血鬼一族に支配された街を舞台にしたもの
で、デップは吸血鬼の首領のバーナバス・コリンズ役を自ら
希望しているものだ。ただしデップには、前回にも紹介した
ように、撮影中のギャング映画“Public Enemies”に続いて
は、インドで“Shantaram”、カリブで“The Rum Diary”、
さらには噂の“Sin City 3”など計画が目白押し、前回紹介
の“The Man Who Killed Don Quixote”も含めたら、一体ど
れができるのやら…という感じになる。
 もっとも脚本家のオーガストの方も、『ゲットスマート』
のピーター・シーゲル監督が、ドウェイン“ザ・ロック”ジ
ョンスン主演で進めているアメリカン・コミックスの映画化
“Billy Batson and the Legend of Shazam”の脚色にも名
前が挙がっており、どちらを先にするかは決まっていないよ
うだ。なお海外のデータベースでは、“Shazam”が2009年、
“Shadows”は 2010年の公開としているものもあり、そんな
順番で進むのが順当のようだが、それにしてもデップのスケ
ジュールは…というところだ。
        *         *
 2005年『エリザベスタウン』などで知られるキャメロン・
クロウ監督の新作の映画化権が、5社による争奪戦の末にコ
ロムビアと契約され、さらにこの作品に、『ナイト・オブ・
ミュージアム』ベン・スティラーと、『キューティ・ブロン
ド』リース・ウィザースプーンの共演が発表されている。
 因に、契約された作品の題名は未定で、さらに内容に関し
ても、権利を獲得したコロンビアからは「現代を背景にした
プロジェクト」としか発表されていないものだが、別からの
情報によるとロマンティック・コメディ・アドヴェンチャー
とのこと。この監督、主演の顔ぶれでコメディ・アドヴェン
チャーとは、相当の規模の作品が期待できそうだ。
 ただしスティラーのスケジュールでは、8月に全米公開の
“Tropic Thunder”に続けて、現在はヒット作の続編となる
“Night at the Museum 2: Escape from the Smithonian”
の撮影に入っており、一方のウィザースプーンも、製作主演
で11月全米公開の“Four Christmases”に続いては、ドリー
ムワークス・アニメーション製作の“Monsters vs.Aliens”
に声優として参加するなど超多忙で、今回の作品の撮影は、
2人の身体が空く来年1月までお預けとなるようだ。
 なおクロウ監督がコロンビアと組むのは、2000年の『あの
頃ペニー・レインと』以来のことになるが、その前の1996年
にはクロウ監督の最大ヒット作『ザ・エージェント』の製作
も同社で行われたものだ。
        *         *
 『ジェイスン・ボーン』シリーズの原作者ロバート・ラド
ラムの遺作とされる“The Sigma Protocol”(邦訳題:シグ
マ最終指令)の映画化が、ユニヴァーサルの最優先計画とし
て進められることが発表された。
 原作の物語は、裕福な家庭に育った若者が双子の弟の事故
死の現場を訪れ、不可解な事件に巻き込まれて行くというも
の。ラドラム全盛期の作品を髣髴とさせる見事な展開の作品
だそうだ。
 そしてこの原作の映画化権は、実はユニヴァーサルでは、
2002年の『ボーン・アイデンティティー』の公開以前に権利
を獲得し、以来7通りの脚本が作られたとされているが、い
ずれも実現には至っていなかった。因に、本サイトでも昨年
4月1日付第132回で、『T3』のジョン・ブランカトーと
マイクル・フェリスが関っていることを紹介したが、それも
実現しなかったものだ。
 それを今回は最優先で進めるとしたもので、脚色には新た
に全米大ヒット作の『アイアンマン』を手掛けたアート・マ
ルカム、マット・ハロウェイのコンビが契約されている。な
おこの脚本家コンビには、前回“Highlander”のリメイクの
計画も紹介したものだが、今回の情報によると本作の方が先
行となるようだ。
 ラドラム原作の映画化では、今年4月15日付第157回でも
“The Matarese Circle”の計画を報告したところだが、そ
の争奪戦にはユニヴァーサルも参加してMGMに破れたもの
で、その2カ月後の今回の発表にはいろいろ理由が考えられ
そうだ。またユニヴァーサルでは、ラドラムの原作が尽きて
継続が注目されている『ジェイスン・ボーン』シリーズの第
4作についても、ポール・グリーングラス監督、マット・デ
イモン主演で進めることを検討中とのことだ。
        *         *
 1980年代にテレビアニメーションで人気を呼んだ森の小さ
な住人スマーフの長編映画化“The Smurfs”が、コロンビア
と『サーフズ・アップ』などのソニー・ピクチャーズ・アニ
メーション(SPA)の共同で進められることになり、その
脚本に『シュレック』の第2、3作を手掛けたデイヴィッド
・スターン、デイヴィッド・ワイズの起用が発表された。
 フランス語では“Les Schtroumpfs”と呼ばれるオリジナ
ルのキャラクターは、1958年にベルギーの漫画家ペヨによっ
て、同じ作家の別のシリーズの中に登場、その後に独立して
原作者ペヨの手では全15巻、さらには他の作家によっても書
き継がれるほどの人気者になった。フランス語圏では同種の
コミックスの古典とも呼ばれているそうだ。
 そしてこのキャラクターは、アメリカでは1970年代後半に
玩具化されたことから人気となり、その人気を受けて1981年
には土曜日の朝の子供番組用アニメとしてハナ=バーベラが
シリーズ化、このシリーズは1990年まで10年に亙って放送さ
れた。また、日本では乳業メーカーのCMキャラクターとし
ても知られていた。
 そのキャラクターの長編映画化となるものだが、この計画
に関しては、まず2002年にパラマウントとニケロディオンで
立上げられたもののなかなか進行せず。しかしこの計画にコ
ロンビアが海外配給権を獲得し共同製作として参加したこと
から、最終的にはパラマウント側が離脱して、今回のSPA
との共同製作となっている。
 なお今回の製作は、実写とCGIアニメーションの合成で
行う計画で、これはSPA作品では初挑戦になるものだが、
同社の母体であるソニー・イメージワークスでは、1999年の
『スチュアート・リトル』などの実績があるので心配はなさ
そうだ。
 因に、本国ベルギーでは1965年と76年にそれぞれ上映時間
90分以下の長編アニメーション作品が作られているようだ。
        *         *
 ここからは、SF/ファンタシー系の情報を紹介しよう。
 いよいよ撮影が開始された“Terminator Salvation: The
Future Begins”で、クリスチャン・ベールが演じる主人公
ジョン・コナーの妻ケイト役に、『ヴィレッジ』などのブラ
イス・ダラス・ハワードの出演が発表された。
 この役柄は、前作『T3』ではクレア・デインズが演じて
いたものだが、今回その再演は実現せず、それに替って一時
は、『恋愛睡眠のすすめ』などのシャーロット・ゲインズバ
ーグの配役が発表されていた。しかしゲインズバーグもスケ
ジュールの都合で出演できなくなり、急遽ハワードへの変更
になったものだ。デインズとハワードではちょっと雰囲気が
違う感じもするが、今回はアクションもかなりきつくなりそ
うで、まずは頑張ってもらいたいものだ。
 なお物語では、最終戦争後とされる2018年を時代背景に、
ジョン・コナーは人類の生き残りを率いてスカイネット及び
ターミネーターとの闘いを繰り広げている。そこにマーカス
と名告る謎の男が現れる。その男は、死刑囚だったという以
外の記憶を喪失しており、彼が過去から送られてきたのか、
未来からなのか、そしてその現れた理由も判らない。しかし
コナーは彼を救世主と信じる。一方、スカイネットは、人類
に対して最後通牒を突き付けてくる…ということだ。
 このマーカス役に、以前紹介したようにジェームズ・キャ
メロン監督の新作“Avatar”に出演し同監督の推薦で決まっ
たサム・ワーティントン。また第1作でマイケル・ビーンが
演じたカイル役に、来年公開の“Star Trek”でチェコフ役
のアントン・イェチン、さらに2006年11月15日付第123回で
紹介した新作“Street Fighter: The Legend of Chun-Li”
に出演のムーン・ブラッドグッドなど、ベールとハワードの
周りには多彩な顔ぶれが揃いそうだ。
 この他、新ターミネーター役には『プラネットテラー』の
ジョッシュ・ブローリンが出演しているとの噂もあり、McG
監督で製作される新3部作の第1弾は、来年5月22日の全米
公開に向けて製作が進められている。因に、スカイネットが
最初のターミネーターを過去に送り出すのは2029年となって
いたそうで、新3部作はそれまでの10年間を描くことになる
ようだ。
        *         *
 テレビシリーズからの映画化で、2004年3月1日付第58回
で1度紹介している“I Dream of Jeannie”(かわいい魔女
ジニー)の計画が久しぶりに報告された。
 この計画について以前の紹介は、『ナショナル・トレジャ
ー』のコーマック&マリアニー・ウィバリーの脚本で、『ベ
ッカムに恋して』のグリンダ・チャーダ監督が進めるという
ものだったが、それはうまく行かなかったようで、今回は新
たに脚本家として、1998年『ムーラン』や、1999年『トイ・
ストーリー2』などを手掛けたリタ・シャウの起用が発表さ
れている。
 オリジナルは、1965年から70年に放送されていたもので、
そのお話は、古代ペルシャの魔法使いの王女が魔法の壺に閉
じ込められ、そのまま現代に来てしまうというもの。そして
その壺が南海の孤島に不時着したNASAの宇宙パイロット
に拾われ、開封されたことから、開封したパイロットを主人
と認めた古代の魔女が最新の科学の粋が集まるヒューストン
に来てしまう。
 こうして、古代ペルシャの魔法と現代科学が共存すること
になるが…オリジナルではこのジニー役を、アーウィン・ア
レン監督の『海底探検』や『気球船探検』にも出演していた
バーバラ・イーデンが演じて、先に映画化された『奥様は魔
女』よりさらに過激なシチュエーション・コメディが展開さ
れていたものだ。因に、当時はイーデンのハーレム風の衣裳
にも人気があった。
 その映画版に新たな脚本家が契約したものだが、実は今回
の契約では、脚本家から映画化に向けた物語の概要が製作者
の許に届けられ、それがジニーのキャラクターを見事に活か
し切ったものだったことから、直ちに契約が行われたとのこ
と。その製作者の1人のシド・ゲインズは、「彼女は、聡明
で、新鮮で、驚くべき方向性をジニーの物語にもたらしてく
れた。それは我々が望んでいた全てのものを網羅していた」
として、そのアイデアを絶賛しているものだ。
 チャーダ監督は既に離れていると思われ、キャスティング
も未定の状況だが、以前の報告の当時には、リンジー・ロー
ハン、ジェニファー・ガーナー、ケイト・ハドスンらがこぞ
って主演を希望し、さらにキーラ・ナイトレーやジェシカ・
シンプスン、ジェシカ・アルバの名前も挙がったもので、今
度はいったい誰の名前が出てくるかも楽しみなところだ。
        *         *
 『ブレイブ・ワン』のニール・ジョーダン監督が、カンヌ
映画祭のマーケットで、新作“Ondine”の製作資金調達に成
功し、7月中旬からの撮影開始を発表した。
 『オンディーヌ』という題名は、日本では劇団四季の公演
でも知られるジャン・ジロドゥの舞台劇が有名だが、今回の
作品はジョーダンのオリジナル脚本によるもの。ただしその
物語は、アイルランド人の漁師が海で魚網に掛かった少女を
救い上げたことから始まり、この少女が水の精オンディーヌ
だったという展開になるようだ。そしてこのオンディーヌの
存在が、漁師自身や彼の住む町の人々を変えて行くというも
のになるそうだ。
 また発表されている配役では、オンディーヌ役をポーラン
ドの新星アリーシャ・バケレーダが演じ、漁師役には“The
Imaginarium of Doctor Parnassus”を撮り終えたコリン・
ファレルが扮することになっている。
 ジロドゥの戯曲は、水界の王との契約など、『人魚姫』に
も似たファンタスティックな要素も一杯の作品だが、そこか
ら想を得たと思われるジョーダンの作品はどのような物語を
描き出すか。1984年『狼の血族』や1994年『インタビュー・
ウィズ・ヴァンパイア』などファンタシー作品の実績もある
ジョーダンの新作には期待したいところだ。
        *         *
 1993年のデビュー作“Boxing Helena”ではいろいろ物議
を醸したジェニファー・チェンバース・リンチ監督が、東洋
の伝説に基づく新作“Nagin”の撮影を7月にインドで開始
すると発表した。
 この作品は、極東の蛇女の伝説に基づくということだが、
その蛇女は人間に化身するとのことで、どうやら中国の説話
『白蛇伝』の映画化のようだ。因に、この『白蛇伝』の映画
化では、1958年公開の東映動画のアニメーション作品が有名
だが、それ以前には1956年に円谷英二の特撮による東宝映画
『白夫人の妖恋』も製作されているものだ。
 その物語を、今回はリンチ監督がインドで撮影するとのこ
とで、まずどんな作品になるか楽しみなところだが、さらに
主演には、ミラ・ナイール監督の『その名にちなんで』や、
“Shantaram”にも出演予定のイルファン・カーンと、ジャ
ッキー・チェン主演の香港映画『神話(The Myth)』などに
も出ているマリカ・シュラワトという2人のインド人俳優が
起用されており、ハリウッドの監督とインド映画(ボリウッ
ド)の俳優がコラボレートする計画としても注目されている
ようだ。
 なお、デヴィッド・リンチ監督の娘でもあるジェニファー
は、デビュー作の後はしばらく作品がなかったが、今年はす
でに“Surveillance”という作品を完成させており、ジュリ
ア・オーモンドとビル・プルマンの主演で、データベースの
ジャンル分けではSFという文字も見えるこの作品は、9月
に全米公開の予定になっている。
        *         *
 2部作が予定されている“The Hobbit”の情報で、『LO
TR』の3部作で白の魔術師サルマンを演じたクリストファ
ー・リーが出演に期待を寄せているとのことだ。
 この他、3部作に出演したケイト・ブランシェット、ウー
ゴ・ウェーヴィング、ヴィーゴ・モーテンセン、オーランド
・ブルームも同様の発言はしているようだ。ただし、原作の
『ホビットの冒険』には、主人公のビルボ・バギンズとスメ
アゴル=ゴラムの他には、イアン・マッケランが演じたガン
ダルフと、ウェーヴィングのエルロンドは登場するものの、
他のキャラクターで共通しているものはいない。
 ところが今回の映画化では、第2部として『ホビットの冒
険』と『旅の仲間』を繋ぐ物語を新たに作り出すことになっ
ており、その参考とされるJRR・トーキンが残した膨大な
下書きの中には、モンドールの勢いが増してきたことを懸念
する会議の模様などがあって、その設定を用いると以後の人
物たちも登場してくることになるようだ。
 ということでいろいろなキャラクターの再登場がありそう
な新作だが、ただキャラクターが顔見せするだけでは物語は
できない訳で、そこからの展開をどうするかが脚本家の腕の
見せ所となるものだ。その脚本は、ピーター・ジャクスンの
監修の許、ギレルモ・デル=トロが執筆中となっている。
 なお、すでに共通しているキャラクターの内で、スメアゴ
ルに関してはアンディ・サーキスが再演することになりそう
だ。しかし若き日のビルボ役ではイアン・ホルムが全部演じ
ることは無理なようで、この役には『ナルニア国物語/ライ
オンと魔女』でタムナスさんを演じたジェームズ・マカヴォ
イが起用されるという噂も出てきている。
 製作のスケジュールとしては、2009年一杯を準備に充て、
撮影は2010年に2作分を一気に行う。そして第1部の公開は
2011年に予定されているものだ。
        *         *
 昨年10月15日付第145回で紹介したダグ・リーマン監督、
ジェイク・ジレンホール主演の“Untitled Moon Project”
に、ダン・マゼウという脚本家の参加が報告された。
 この計画は、リーマン監督と『ブラックホーク・ダウン』
などのマーク・ボウデンが脚本を進めていたものだが、どこ
かで手詰まりになったようで、新たに脚本家が招請されたも
のだ。因にマゼウは、これまでに実現した作品はないようだ
が、現在ワーナーが進めているハナ=バーベラのアニメシリ
ーズを原作とする“Jonny Quest”の実写映画化にも関って
いるとのことで、実力は評価されているようだ。
 なお物語は、個人的な月遠征と月面の植民地化を題材にし
たものとされており、ドリームワークスでの製作が進められ
ている。
        *         *
 最後に、このページの基にしていたキネマ旬報の連載ペー
ジが、今回の対応分となる7月下旬号で終了となりました。
このページは掲載量の少ない連載の補完を目的として始めた
ものですが、今後はそれに囚われずに情報を紹介していきた
いと思っています。今後ともよろしくお願いします。


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井口健二