井口健二のOn the Production
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2008年06月08日(日) ゴーストバスター、クンフーファイター、ファイヤーライン、バグズ・W、赤んぼ少女、幸せの1ページ、R'nRダイエット、超ウルトラ8兄弟

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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。     ※
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『チャウ・シンチーのゴーストバスター』“回魂夜”
6月28日に開催される香港レジェンド・シネマ・フェスティ
バルの1本として上映される日本未公開作品。
同日に最新作の『ミラクル7号』が日本公開されるチャウ・
シンチーが、幽霊退治のエキスパートに扮して活躍する1995
年製作のホラー・コメディ。
とあるマンションに住む夫婦の息子に、亡くなったばかりの
祖母の霊が取り憑く。そこに幽霊退治のスペシャリストが現
れ、見事霊を追い祓ってくれるが…
『ミラクル7号』は『E.T.』からヒントを得たと公言して
いるチャウ・シンチーだが、本作は、邦題の基になっている
『ゴーストバスターズ』よりは、子供に霊が取り憑いたり、
テレビがそれに関わるなど、スピルバーグが『E.T.』と並
行して製作した『ポルターガイスト』に似ている。
といってもこの作品のチャウ・シンチーは主演しているだけ
で、脚本監督は2003年2月2日付で紹介した『クローサー』
(夕陽天使)の脚本も担当していたジェフ・ラウ。03年作の
ストーリー展開も面白かったが、本作もいろいろ捻りがあっ
て興味深いものだった。
共演は、『少林サッカー』にも出ているウォン・ヤッフェイ
と、『クローサー』に出演のカレン・モク。因に、カレン・
モクは『少林サッカー』にもゲスト出演して、その際にはチ
ャウ・シンチーの元恋人と書かれたが、本作がその恋人だっ
た当時の作品のようだ。
なお、物語は捻りがあると書いたが、実のところはかなりシ
ビアな部分もあって、正直に言ってお笑いばかりの内容では
ない。もちろんコメディの要素も多くはあるし、それだけで
楽しんでも良い作品ではあるが、ちょっと考えさせられるも
のも含んでいた。
全体のテーマは多少くらい感じもするが、チャウ・シンチー
の作品はどれも、ただ面白いというだけではないものを持っ
ており、そのベースみたいなものがここにあるのかも知れな
いとも思わせてくれる作品だった。
なお、原題の「回魂夜」は、死者が7日目に現世に戻ってく
るという中国の言い伝えに基づくようだ。

『裸足のクンフーファイター』“赤脚小子”
6月28日に開催される香港レジェンド・シネマ・フェスティ
バルの1本として上映される日本未公開作品。
2006年9月30日に紹介した『エレクション』(黒社會)など
のジョニー・トー監督による1993年作品。古装アクションと
呼ばれるようだが、ちょっと昔の中国社会を背景にしたカン
フーアクション作品。
主人公は、故郷で父親直伝のカンフーを学んできた若者。し
かし履物も買えないほどの貧乏で、それゆえに学もない。そ
んな若者が、父親の一番弟子で街に出て地位に着いたはずの
男を訪ねて、とある街にやってくる。
その街では、家伝の染色法で他には真似できない製品を作り
出す染色工場を巡って、その工場を買収しようとしている町
の顔役らと工場の女主人との闘いが続いていた。そして主人
公は、その染色工場の用心棒として暮らしている一番弟子の
男と再会するが…
主人公は訪ね先の住所も読めないほど学が無く、それでも純
真無垢な人柄から誰にも愛される。そしてせめて自分の名前
ぐらいは書けるようになろうという努力もするが、しかしそ
の無知を悪人たちに利用され、それが悲劇を生んで行くこと
になる。
元々90年代カンフー映画の傑作として知られていた作品のよ
うだが、いろいろあって日本での公開は見送られていたよう
だ。ただ「泣けるカンフー映画」として、その名のみ有名な
作品だったとされている。
お上に通じている顔役と、そこに送り込まれた非力な官吏な
ど、日本の時代劇を見ているような設定には、単純な勧善懲
悪ものかと思いきや、無学ゆえに悪人に利用されるという悲
劇的なテーマが、かなりに胸に響く作品にもなっている。
それに加えて、『風雲ストームライダース』のアーロン・ク
ォックや、『男たちの挽歌』のティ・ロンらの見事なカンフ
ーアクションも見られるものだ。
2002年のチャン・イーモウ監督『HERO』などに出演の名
女優マギー・チャンが共演。また1978年『少林寺三十六房』
などを監督したラウ・カーリョンが武術指導を務めている。

『ファイヤーライン』“十萬火急”
6月28日に開催される香港レジェンド・シネマ・フェスティ
バルの1本として上映される日本未公開作品。
ジョニー・トー監督による1996年作品。自らの危険を顧みず
火災の中に飛び込んで行く消防士たちの活躍と、その裏にあ
る苦悩を描いて行く。
1991年にハリウッド映画の『バックドラフト』があって、そ
の同工異曲の作品ではあるが、描かれる大掛かりな火災シー
ンが、おそらく本物の火を使って撮影されているもので、そ
の迫力はかなりすごいものになっている。
主人公は、香港のとある消防署に勤務しているベテラン消防
士。昇任試験は受けているが、まず人命救助を優先し、直感
に頼って上司の命令に従わないそのやり方は、上からは良く
は思われていない。
しかし彼の行動は、同僚の消防隊員たちからは信頼されてお
り、彼らは共に窮地に飛び込んで行くことを躊躇しない。そ
んな主人公だったが、ある日、自殺しようとした女医を救助
したことから恋に落ち、ようやく人生の花を咲かせようとす
るが…
そんな時、違法建築された巨大工場で大規模な火災が発生。
その現場に急行した隊員たちは、上司の命令を無視して、取
り残された人々の救助のため果敢に火中へ飛び込んで行く。
だが、そこには想像を絶する困難が待ち構えていた。
この後半約40分間を占める大火災のシーンが見事に映像化さ
れている。しかもここでの展開は、出される上司の指示も状
況を考えれば納得できるものだし、それに対立する主人公た
ちの行動も現実的で無理の無いものになっており、この辺の
脚本は良く練られているように感じられた。
まあ、いろいろやりすぎの感じがする部分もない訳ではない
が、実際の火災の現場も恐らくはこんなものなのだろうし、
その雰囲気は体感できたものだ。
出演は、ラウ・チンワン、レイモンド・ウォン、アレックス
・フォン、カルメン・リー。いずれも日本での知名度は低い
人たちのようで、製作当時に日本公開されなかったのは、そ
の辺にも理由があったようだ。でも迫力満点のアクションは
見事だった。
なお、物語の中で主人公たちの所属する消防署の名前が何か
縁起の悪いことに関わる邪揄の対象になっているようで、そ
れが劇中何度か言及されていた。しかしその辺が字幕ではち
ょっと分り難く、映画を観ながら気になった。これは一体何
だったのだろうか?

『バグズ・ワールド』“La Citadelle assiégée”
西アフリカの内陸国ブルキナファソのサバンナを舞台に繰り
広げられる蟻たちの闘いを描いたドキュメンタリー。
サバンナに巨大な蟻塚を作り上げたオオキノコシロアリ。そ
の近くには別の蟻塚もあって時々襲われるが、白蟻の防御は
固く、中まで侵入されることはない。しかし、嵐の際に近く
の樹に落雷があり、倒木によって蟻塚の上部が崩されてしま
う。
このため雨水の侵入を食い止められなかった蟻塚は、内部か
ら崩壊の危機に陥るが、そこは働き蟻たちの奮闘によって最
悪の事態は回避される。だがその樹には巨大なハゲワシが留
まり、何やら不穏な雰囲気が漂い始める。
一方、サスライアリの大群が食料を求めてその地域に近づい
てくる。奴らは向かうところ敵なしで、巨大な蛇なども集団
で襲って食い尽くしてしまうほどのものだ。そして奴らはシ
ロアリの蟻塚を発見する…
最近流行りのいろいろな演出も含めたネイチャー・ドキュメ
ンタリーで、本作ではボロスコープと呼ばれるファイバース
コープを応用したHDカメラを用いて、蟻塚の内部までレン
ズを入れていろいろな自然界のドラマを写し出して行く。
蟻が登場する映画というと、1954年ジョージ・パルの『黒い
絨毯』(The Naked Jungle)が思い浮かぶところだが、もう
1本、1974年公開の『戦慄!昆虫パニック』(Phase IV)も
SFファンには記憶される作品だろう。
どちらも、社会化された蟻の驚異的な集団生活が実写映像を
絡めて写し出されたもので、人間ドラマを描いたフィクショ
ンの中に、ドキュメンタリーの要素が見事に納められていた
作品だった。
本作はその中から人間のドラマを抜いたものとも言えるが、
蟻の驚異的な生態はいろいろと描かれている。ただまあ、ど
こまでが演出で、どこからが自然かと言うと微妙なところも
あって、特に水害の前後のシーンでは明らかに逆に編集され
ているところも観られた。
とは言え、蟻の生態と言うのはいつ見ても興味深いもので、
この作品を観てそれに興味を持ってくれる子供が増えてくれ
れば、それは嬉しいことだ。因に自宅近くの遊園地に併設さ
れた昆虫館で予告編が流されていたそうで、それは良い宣伝
になりそうだ。

『赤んぼ少女』
楳図かずお原作のホラーコミックスを、『魁!!クロマティ高
校』などの山口雄大監督が、野口五郎、浅野温子、生田悦子
らの出演で映画化した作品。
第2次大戦が終って10数年が経った頃の物語。戦時の混乱で
生き別れになり孤児院で育てられた少女が家族に発見され、
山里に建つ洋館の屋敷に帰ってくる。そこには、女性の執事
と美術品コレクターの父親と、子供を失ったショックで気が
変になった母親とが暮らしていた。
そんな家で少女は必ずしも歓待されてはおらず、父親だけが
庇護者のように見えた。そして少女は、その家に何かがいる
気配を感じ始める。それは最初はただの思い出だけが残って
いるようにも見えたが…
脚本は、『Sweet Rain』『L change the World』なども担当
した小林弘利。1986年『星空のむこうの国』以来観ている脚
本家で、まあ多少の当たり外れはあるが、概ねSFファンに
は納得できる作品を手掛けている。
山口雄大監督は、2005年5月にも楳図原作の『プレゼント』
の映画化を紹介しているが、今回は前回ほどのスプラッター
ではないものの、そこそこの描写も含めながら恐怖映画の演
出を手堅く見せている感じのものだ。
ということで、どちらも期待している脚本家と監督の、多分
初顔合せとなる作品のはずの作品だが、その出来は手堅く、
特に楳図作品に欠かせない薄幸の少女の存在が、丁寧に描か
れているのは好ましく感じられた。
この少女役を演じているのは水沢奈子。「制コレGP」出身
の雑誌モデルだそうだが、すでにテレビドラマや映画の経験
もあるようで、ちょっと古風な顔立ちも物語にマッチして、
なかなか良い雰囲気で演じていた。
とは言えこの作品の登場人物では、タイトルロールの「赤ん
ぼ少女」の存在が最重要で、これを、2006年7月に紹介した
『MEATBALL MACHINE』でも山口監督に協力している西村善廣
が、造形から特殊メイクまでの技術を使って描いている。
この哀愁の込められたキャラクターは、ちょっと続編も期待
したくなるものだった。

『幸せの1ページ』“Nim's Island”
オスカー女優のジョディ・フォスターと、2006年『リトル・
ミス・サンシャイン』の演技で、11歳でオスカー助演賞の候
補になったアビゲイル・ブレスリンの共演作品。
フォスターが演じるのは、世界を巡る冒険家アレック・ロー
バーの活躍を綴ったベストセラーシリーズを生み出した人気
作家。ところが本人は、戸口の郵便受に行くこともできない
ほどの大の広場恐怖症だった。
一方、ブレスリンが演じるのは、南太平洋の絶海の孤島に住
む少女。海洋生物学者の父親と2人暮らしだったが、ある日
のこと、父親がヨットで外海に出たまま無線が途切れ、帰港
予定を過ぎても帰って来ない事態になる。
そんな時、1通のメールが届く。それは新作の構想に行き詰
まった作家が、少女の父親の論文を目にし、ヒントを求めて
アレックス・ローバー名義で送信したものだった。そして、
そのメールに父親に代って答えようとした少女は、誤って怪
我をしてしまう。
そこで、ローバーを実在と信じている少女は、怪我の手当の
方法を尋ねたメールを彼宛に打つが…そのメールを見た作家
は、怪我をした少女が1人ぽっちで絶海の孤島にいることに
気付いてしまう。
この作家が止むに止まれず始めた行動と、島に訪れる飛んで
もない危機の様子が並行して描かれて行く。果たして作家は
島にたどり着き、少女を危機から救うことはできるのか…
お子様向けという意識なのか、上映時間が1時間36分と短く
て、その分変な溜めもなく、物語はサクサクと進んで行く。
それが多少物足りなくもあるが、何しろフォスターもブレス
リンも楽しそうで、特にブレスリンは、元々動物好きとのこ
とで、トカゲやアシカとの共演も嬉しそうだった。
共演は、『オペラ座の怪人』のジェラルド・バトラー。映画
には、ツリーハウスや森に作られた仕掛けなど、1960年のデ
ィズニー映画『南海漂流』を思い出させる楽しさもある。
脚本と監督は、夫妻コンビのジェニファー・フラケットとマ
ーク・レヴィン。2004年キルスティン・ダンスト主演の『ウ
ィンブルドン』の脚本でも知られる彼らは、この後、日本で
はお正月公開予定の『センター・オブ・ジ・アース3D』の
脚本も手掛けている。

『ロックンロール・ダイエット』
コラムニストの中丸謙一郎著による同名のダイエット本を原
作とする映画化作品。なお原作は、半年間で約15kgやせたと
いう筆者のダイエット実践本だそうだ。
ただし、原作は物語ではなくマニュアル本だそうで、映画化
ではそのタイトルから物語を作り出している。その脚本は、
2003年に原口智生が監督した『跋扈妖怪伝・牙吉』なども手
掛けている神尾麦。神尾は他にシリーズアニメの『銀河鉄道
999・外伝』なども手掛けているようだ。
物語は、昔は格好良いロックンローラーだったが、妻と2人
の娘の家庭が生み出す幸せ太りで、今や完全にヘヴィ・メタ
ボリックになっている主人公が、一念発起ダイエットに挑戦
すると言うもの。そこに長女のデビューライヴや謎のロック
娘などの話が絡む。
主人公を演じるのは嶋大輔。元ロッカーで、しかも現在はヴ
ァラエティ番組などでメタボを邪揄されている体型だから、
これは正に適役というところだろう。それに劇中にはギター
の演奏シーンもあるから、これもできる人でないといけない
ところだ。
そしてこのバンド演奏シーンでは、共演の長澤奈央がかなり
良い雰囲気で、今年2月に紹介した『Girl's BOX/ラバーズ
・ハイ』にも出演していた元東映戦隊シリーズのヒロインが
頑張ってくれている。
その他の出演者は、妻役に三原じゅん子と、2人の娘役に波
瑠と紗綾。またバンド中間の役でウガンダ・トラが出演して
いて、これが遺作になったようだ。
まあ、音楽を中心とした家族ものということでは、在来りの
ストーリー展開というところではあるが、演奏シーンはさす
がだし、特に、長澤も入って途中から替え歌になるライヴの
シーンは、主人公と似た環境にいる者にはちょっと身につま
されるところもあった。
ただし、原作が実践本という割には、ダイエットのシーンが
断食と過酷な運動だけというのはちょっと物足りないところ
で、これでは、プレス資料にある「ダイエットは正真正銘の
ロックなのだ」という原作のスピリットがあまり出ていない
ような気がした。
原作本が再刊もされるほど実践的なものであるなら、もっと
特別なロックなダイエット術が描かれているのではないかと
思えるものだが、映画にもそれに則したシーンを描いて欲し
かったところだ。
つまりこの映画では、ダイエットのマニュアルの部分も示し
て欲しかったもので、それが、本来この映画の狙うべき中高
年男性層の観客も望むところだったと思うのだが。


『大決戦!超ウルトラ8兄弟』
1966年に放送開始された『ウルトラマン』から4代目『エー
ス』までの『セブン』を含む最初の4人と、1996年に放送開
始された『ティガ』から、『ダイナ』『ガイア』までの平成
ウルトラマンの初期3人、それに一番新しい『メビウス』の
8人が揃う劇場作品。
因に、最初の4人と『メビウス』が登場する作品は2006年に
あるようだが、今回はさらにそれに平成の3人が加わってい
るものだ。しかも、その8人の人間としてのキャラクターと
『メビウス』以外のヒロインたちも、全員がオリジナルの配
役で勢揃いしている。
物語の主人公は、横浜市観光課職員のマドカ・ダイゴ。彼の
周囲には、子供の頃一緒にテレビで『ウルトラマン』を観た
幼馴染みのアスカや我夢がいて、さらにその周りには、ハヤ
タ、モロボシ、郷、北斗といった人たちがいた。
しかしここは、ウルトラマンが空想の物語でしかない世界。
そんな世界で、ダイゴは子供のころ抱いていた宇宙船の船長
の夢を忘れ、アスカや我夢もまた子供の頃の夢を果たせずに
いた。そしてハヤタたちも普通の人間の生活を送っていた。
ところがその世界に、突如巨大生物が出現し、それを追って
ウルトラマンメビウスが登場する。
このダイゴをV6の長野博が演じ、アスカはつるの剛、さら
に黒部進、森次晃嗣、団時朗らが出演。そして、桜井浩子、
ひし美ゆり子、榊原るみ。その他、二瓶正也、佐原健二、木
之元亮がカメオ出演して、ナレーターは石坂浩二が担当して
いる。
まあ、ここまで来るとある種のお祭り騒ぎで、昔からの視聴
者としては、それぞれの顔を見るだけでも嬉しくなってくる
ものだ。特に、万城目淳がSF作家として登場したのは笑え
た。他にも、いろいろなオマージュが捧げられている。
対する怪獣は、『マン』のゲスラ、『セブン』のパンドン、
それに『ティガ』のシルバゴンとゴルドラス。さらにそれら
を操るヒッポリト星人は『エース』、影法師は『ティガ』か
らの登場で、新旧取り混ぜてあるようだ。
そしてこれらの闘いの背景を、ミニチュアセットやCGIも
使ってかなり豪華に作り上げている。特に、巻頭で1966年の
横浜の風景をCGIで再現したシーンや、後半の闘いの場と
なる横浜倉庫街のミニチュアは嬉しくなるものだった。
お話の設定もなかなか洒落ているし、特にベテラン出演者た
ちの同窓会のような楽しさは、こんな場を用意してくれた円
谷プロにも拍手を贈りたいところだ。
なお、『ウルトラマンティガ』の主題歌をヒットさせたV6
新曲の主題歌がエンディングを飾っている。


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井口健二