井口健二のOn the Production
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2007年09月15日(土) 第143回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回も、最初は高精細度(High-def)DVDに関するBlu-
rayとHD-DVDの規格の覇権争いの話題で、また1つ面白い発
表が行われた。
 ニューラインが今夏のヒット作『ヘアスプレー』のDVD
を11月20日に全米発売するのに当たって、同社が初めて発売
するHigh-defのフォーマットを、当面はBlu-rayだけとする
と発表したのだ。ここで、ニューラインはファミリー会社の
ワーナーと一緒でHigh-defのフォーマットはまだ両陣営に参
加しており、従ってBlu-rayとHD-DVDの両方を出せる体制と
なっている。それなのに今回Blu-rayだけとしたことに関し
ては、その理由を、リージョン制限のないHD-DVDでは、まだ
劇場公開中の地域で興行の妨害になるのを避けるためと言っ
ているのだが…
 実は現在、主要国の中でこの作品がまだ一般公開されてい
ないのは、10月26日に公開予定の日本くらいのもの。そこに
11月20日の発売では、公開から1カ月以内はまだロードショ
ウも継続中と考えられ、従って、この発言は日本を考慮した
ことのようにも取れる。ところが、Blu-rayのリージョンコ
ードは従来のDVDに比べて大幅に簡略化され、北中南米と
日本、南北朝鮮、香港、東南アジアは同じリージョンAとな
っているのだ。このため、アメリカで発売されたBlu-rayの
ディスクは、日本でも観られることになってしまう。
 一方、リージョンBのヨーロッパとフランスの支配地域、
中東、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドや、リ
ージョンCのインド、バングラディシュ、ネパール、中国本
土、パキスタン、ロシア、中央および南アジアの状況を考え
ると、問題になりそうなヨーロッパはほとんど公開が済んで
いるし、その他の国・地域ではHigh-defの普及率はさほど高
いとも考えられない。
 こうなると、今回の発言はただの言訳のようにも思われ、
当面出さないとされたHD-DVDのディスクは果たして発売され
るのか、少なくともクリスマスシーズンには間に合いそうも
ないが、その成り行きは面白いことになりそうだ。
 なお、今年のクリスマス向けのHigh-defディスクの全米発
売では、11月13日に『シュレック3』(HD-DVDのみ)と『オ
ーシャンズ13』(両方)、12月4日に『パイレーツ・オブ
・カリビアン3』(Blu-rayのみ)などとなっており、いよ
いよ規格の覇権争いは熾烈になってきそうだ。
        *         *
 以下は、いつもの製作ニュースを紹介しよう。
 最初の情報は、1999年の『ファイト・クラブ』で共演した
エドワード・ノートンとブラッド・ピットが、再びスクリー
ン上で戦いを繰り広げることになった。
 作品は“State of Play”。元々はポール・アボットの脚
本から、後に『ハリー・ポッター』を手掛けるデヴィッド・
イェーツが監督、2003年にイギリスで放送された全6時間の
ミニシリーズを劇場版にするもの。内容は、ノートン扮する
政界で一躍頭角を顕した政治家が、愛人の死によって警察の
捜査を受けることになる。対するピットが演じるのは、元政
府関係者からジャーナリストに転じた男。彼は最初は政治家
との個人的なつながりから事件報道を抑えていたが、やがて
捜査は殺人事件へと発展して行く。そしてジャーナリストは
政治家の別居中の妻に接近して行くが…というものだ。
 リング上の殴り合いではなさそうだが、ノートンとピット
の腹の探り合いの芝居が観られそうだ。
 因に、この計画はかなり以前からあったもので、ピットは
その当初から参加していたようだ。ところが、“Lions for
Lambs”などのマシュー・マイクル・カーナハンが執筆した
脚本から、『ジェイソン・ボーン』シリーズのトニー・ギル
ロイがリライトを始めたものの、そのリライトがなかなか出
来ず、ピットはそれを待つ間に別の作品にも出ていたと発言
している。しかしそのリライトが遂に完成して、11月に撮影
が開始されることになったということで、ピットもかなり乗
っている作品のようだ。
 なお、劇場版の監督には、2004年公開『運命を分けたザイ
ル』などのケヴィン・マクドナルドの起用が決定している。
またノートンは、6月13日全米公開予定の“The Incredible
Hulk”の撮影の完了後、直ちに本作に入るようだ。
        *         *
 1997年に公開、ヒットを記録したティーンズ・サスペンス
『ラストサマー』(I Know What You Did Last Summer)の
原作者としても知られるロイス・ダンカンが、1971年に発表
した児童書“Hotel of Dogs”の映画化を、ドリームワーク
スが計画し、それに『ホテル・ルワンダ』のドン・チードル
の出演が発表された。
 物語は、2人の10代の孤児が、廃業したホテルの中に何10
匹もの野良犬を隠して保護していたが…というもの。この孤
児の1人を、“Nancy Drew”の映画版などに主演したエマ・
ロバーツが演じる。一方、チードルは、孤児たちをトラブル
から開放しようと奔走する保護司の役を演じるようだ。
 脚色は『スピン・シティ』のジェフ・ローウェルが担当。
また監督には、『ホーンテッド・マンション』の第2班監督
や、『スチュアート・リトル』のVFX開発、および続編の
コンセプトアーチストなどを務めたトー・フロイデンタール
が起用され、この作品で長編監督デビューすることになって
いる。なお、監督には短編映画の経験はあるようだ。
 撮影は11月初めに開始される。
        *         *
 大都会の孤児ものをもう1本。
 2000年公開の『ペイ・フォワード』や『U−571』には
俳優として出演したミュージシャンのジョン・ボンジョヴィ
が、今度は製作者として映画界に進出することになり、その
第1作としてジェシカ・ブランクの作家デビュー作“Almost
Home”という児童書の映画化権の獲得を発表した。
 物語は、ロサンゼルスを舞台に、10代のホームレスたちの
グループが、自分自身を探すために苦闘する姿が描かれると
いうもの。原作は、10月23日にディズニー傘下のヒューペリ
オーン・ブックスから出版予定とのことだ。
 そして映画化は、原作者のブランクと、彼女の夫のエリッ
ク・イェンセンの脚本で進められることになっており、その
執筆作業は開始されているようだ。なお、夫妻はESPN放
送の“The Bronx Is Burning”などには俳優として出演して
おり、また2人で手掛けた舞台劇の“The Exonerated”とい
う作品はすでに映画化されているそうだ。
 監督やキャスティングは未発表だが、配給はディズニーの
可能性が高い。それにしても、ストリートチルドレンの問題
は、今までは南米や東欧の映画で時々観ていたが、アメリカ
映画でこのような作品が出てくるとは、ちょっと意外な感じ
もしてしまうところだ。それが現実なのだろうが…。
        *         *
 『幸せのちから』(The Pursuit of Happyness)を大ヒッ
トさせた主演のウィル・スミスと、イタリア人監督のガブリ
エレ・ムッチーノが、再び組む計画が発表された。
 作品の題名は“Seven Pounds”。自殺しようとした男が、
偶然の恋に落ちて…というお話だそうだ。脚本は、テレビで
“Sabrina, the Teenage Witch”などを手掛けるグラント・
ニーポーティ。なお映画に息子の役があるかどうかは不明。
 因にスミスとムッチーノは、先に“Hancock”という作品
で再結集することになっていたが、監督が創造上の意見の相
違を理由に降板し、この作品が新たに登場してきたものだ。
撮影開始は来年2月、スミスがワーナー配給『アイ・アム・
レジェンド』のクリスマスシーズンを掛けたプロモーション
を終えた後に進められる。
 一方、“Hancock”はピーター・バーグを後任監督として
すでに撮影が行われており、クリスマスシーズン前に完了さ
れる予定。“Hancock”“Seven Pounds”の2作品は、いず
れもコロムビアが配給し、“Seven Pounds”の公開は2008年
末となっている。
        *         *
 ここからは、SF/ファンタシー系の映画の話題を中心に
紹介する。
 まずは、上の記事にも登場した年末公開の『アイ・アム・
レジェンド』は、リチャード・マシスンが1954年に発表した
同名の原作からの3度目の映画化となるものだが、この他に
も往年のSF映画のリメイク計画が続々と発表されている。
それらを纏めて紹介しておこう。
 その1本目は、1966年にリチャード・フライシャー監督、
ラクウェル・ウェルチ、ドナルド・プレザンス共演で映画化
された“Fantastic Voyage”(ミクロの決死圏)のリメイク
が、ローランド・エメリッヒ監督で計画されている。
 オリジナルは、物体ミクロ化の研究を進める米軍機関が、
研究完成への鍵を握るソ連の研究者を亡命させるが、襲撃さ
れて亡命者は脳に損傷を負ってしまう。その損傷は外側から
は手術できず、未完成のため時間が限定されるミクロ化技術
を使って医師を体内に送り込むが…というもの。当時は大掛
かりなセットを使った特撮で映像化したが、CGI/VFX
でどのようにリメイクされるか楽しみだ。
 またこのリメイクの脚本を、『ナショナル・トレジャー』
を手掛けたマリアンヌ&コーマック・ウィバリーのチームが
担当するのも期待される。
 因にこの作品は、エメリッヒとフォックスでは、『インデ
ィペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』に続
く3度目のコラボレーションになるものだ。
 一方、エメリッヒの新作の“10,000 B.C.”は、ワーナー
配給で来年3月7日に全米公開される。
        *         *
 2本目もフォックスから、キアヌ・リーヴス主演で1951年
公開の“The Day the Earth Stood Sill”(地球の静止する
日)のリメイクが、早ければ年内、遅くとも2008年初旬の撮
影開始で計画されている。
 オリジナルは、後に『ウェストサイド物語』『サウンド・
オブ・ミュージック』から、『アンドロメダ…』『スター・
トレック』へと進むロバート・ワイズの監督作品で、突然地
球を訪れた異星人が、究極の破滅兵器となるロボットを従え
て地球のリーダーたちに恒久平和の達成を訴えるが…という
もの。51年当時は第2次大戦が終結し、冷戦が始まろうとし
ている時代に作られた作品を、如何に現代化しているかにも
興味を引かれるところだ。
 脚本はデイヴィッド・スカーパが執筆、監督を『エミリー
・ローズ』のスコット・デリクスンが担当する。因に、この
リメイクでは、VFXを多用したテントポール作品を目指す
ともされているようだ。
 なおリーヴスは、ジェームズ・エルロイ原作、デイヴィッ
ド・ゴイヤー監督による“The Night Watchman”の撮影を終
えたところで、それに続けてのフォックス作品となる。
        *         *
 3本目はディズニーで、1975年に公開された“Escape to
Witch Mountain”(星の国からきた仲間)に基づく“Witch
Mountain”という作品が、ドウェイン“ザ・ロック”ジョン
スンの主演で計画されている。
 オリジナルはジョン・ホフ監督、エディ・アルバート、レ
イ・ミランドらの出演で映画化されたものだが、超能力を発
揮する2人の子供を巡って、彼らを助けようとする人々や、
その超能力を利用しようとする連中が交錯する物語。元々は
アレクザンダー・キーの児童書を原作としたものだ。
 そのオリジナルから今回は、超能力を持った子供たちを乗
せてしまうラス・ヴェガスのタクシー運転手をザ・ロックが
演じるということで、善人悪人交錯する中、子供たちを守っ
てザ・ロックが活躍することになりそうだ。
 撮影は、来年3月開始の予定。監督は、先にディズニーで
“The Game Plan”というコメディ作品を、ザ・ロックと共
に完成したばかりのアンディ・フィックマン。また最新の脚
本はマット・ロペスが担当している。
 なおザ・ロックは、スティーヴ・カレラ、アン・ハサウェ
イ共演のワーナー作品“Get Smart”の公開が控えている。
        *         *
 4本目はワーナーから、1969年公開の“The Illustrated
Man”(いれずみの男)のリメイクを、『300』のザック
・スナイダー監督で進める計画が発表された。
 オリジナルの映画化は、ジャック・スマイト監督で、ロッ
ド・スタイガー扮する全身にいれずみを施された男が、その
中に描かれた女性(クレア・ブルーム)を求めて彷徨うとい
う設定の許、レイ・ブラッドベリが1951年に発表した同名短
編集の中から“The Long Rains”“The Veldt”“The Last
Night of the World”の3話がいずれもスタイガー、ブルー
ムの主演で映像化された。
 ただし、原作の短編集には全部で18篇が納められており、
再映画化では同じ作品が選ばれるとは限らないが、実はスナ
イダー監督自身は“The Veldt”がお気に入りで、それには
再挑戦するかも知れないとのことだ。正直に言ってオリジナ
ルの映画化は、全体としてはあまり高い評価は受けていない
ものだが、スナイダー監督の力量で新たな評価を勝ち取って
もらいたい。
 なおスナイダー監督は、現在は“Watchman”という作品を
ワーナーで準備中で、今回の計画は直ちには取り掛かれない
ようだ。しかし、脚本は同じアレックス・ツァが担当する予
定になっており、準備は並行して進めることができそうだ。
        *         *
 リメイク情報の最後は、第112回でブライアン・シンガー
監督の降板を報告した1976年公開“Logan's Run”(2300年
未来への旅)のリメイクに関して、ワーナーでは新たにジョ
セフ・コジンスキーという監督と契約して計画を継続するこ
とに決めたようだ。
 因にコジンスキー監督は、次の記事で紹介する“Tron”の
監督にも起用が発表されており、こちらはリメイクでも続編
でもなく‘the next chapter’という位置付けだそうだが、
いずれにしてもいろいろ問題を抱える作品を相次いで引き継
ぐことになる。どういう経緯かは知らないが、しっかり頑張
ってもらいたいものだ。
        *         *
 ということで、お次は1982年公開のサイバースペース映画
『トロン』を脚本監督したスティーヴン・リスバーガーが、
“Soul Code”という新作の脚本監督で映画界に復帰するこ
とになった。
 物語は、人間の記憶を完璧にコピーして他人に移植する技
術の開発を巡って、若い女性に移植された他人の記憶との戦
いを描くというもの。因にこのストーリーは、ウェブサイト
IGN.comでホステスを務めるジェシカ・ショボットという女
性と会った際に、彼女に触発されたものだそうで、「彼女は
映画界の人でないから、見方が全然違う。彼女は観客が何を
望んでいるかを考えるのではなく、彼女自身が観客なのだ」
とのこと。新たな見方で脚本が執筆されたようだ。
 そして、その脚本はすでに完成して、アライド・アイリッ
シュ銀行を資金源とするリライアント・ピクチャーズと6桁
($)半ばの契約が結ばれ、同社で製作が進められることに
なっている。また同社のトップからは、「『トロン』は時代
の先端を行くものだったが、この作品も時代の先端を捉えて
いる」として製作への抱負が語られていた。
 なお、リスバーガーは『トロン』以後も、1989年の『スリ
ップストリーム』などを監督しているが、その後に何本か書
き上げた脚本はいずれも実現に至らなかったようだ。また、
最近では『トロン2』の脚本も執筆し、この脚本では2003年
発売のビデオゲームは成功したものの、肝心の映画化はディ
ズニーが別の脚本で進めることを発表している。そしてその
監督に、前の記事のコジンスキーが決まったものだ。
 正直に言って、89年の作品は僕自身あまり評価はしていな
いが、『トロン』が当時の時代の最先端だったことは確かな
もので、その感覚をさらに研ぎ澄ませた作品を期待したいも
のだ。
        *         *
 ドウェイン“ザ・ロック”ジョンスンの出演計画は上でも
報告しているが、その一方で彼の映画界での人気を一躍高め
た『スコーピオン・キング』の続編が、彼抜きで製作される
ことになった。
 と言っても、実はこの計画で“The Scorpion King: Rise
of the Akkadian”と題された作品は、オリジナルよりさら
に以前の時代の物語だそうで、ポリネシアの戦士と彼の長年
の恋人ライラとの関係が描かれるとされている。したがって
映画に登場するのは、若い頃のマサイアスになるもので、そ
のイメージに合う俳優捜しが行われているようだ。
 因に必要な俳優は、ザ・ロックに似ていなくても良いが、
ポリネシア系で髪はブルネットで、ブロンドは不可。また、
ザ・ロックが作り上げたカリスマ性やコメディックな要素、
特に彼の醸し出す暖かさや和やかさのようなものを感じさせ
る人材が求められているそうだ。
 一方、監督には『ハイランダー』、そして『バイオハザー
ド3』を手掛けたラッセル・マルケイが参加しており、アク
ションも重視した映画化がされそうだ。撮影は、10月1日に
南アフリカで開始される。
        *         *
 後は短いニュースを纏めておこう。
 まずは、“Indy 4”の正式題名が、“Indiana Jones and
the Kingdom of the Crystal Skull”になると発表された。
この題名については、第136回では別の題名を紹介していた
が、どうやらこちらが正式のようだ。また、新登場のシーア
・ラブーフの役柄については、当初の情報よりはかなり曖昧
にされており、それが物語の鍵を握っているのか、来年5月
22日の全米公開までは秘密になるようだ。
 “James Bond 22”(正式題名の発表はまだない)につい
て、脚本を手掛けるポール・ハギスから少し情報が漏れてい
る。もちろん全体の物語は極秘のままだが、ハギスの発言に
よると、物語は『カジノ・ロワイヤル』の結末の2分後から
始まるそうだ。そして彼の考えるボンド像は、何より暗殺者
であって、シャワーを浴びている女性がいてもそこに入って
行って抱くようなことはしない。しかし、彼女が「指先に付
いた血が取れない」と言ったら、その血を取ってやるような
男、だそうだ。そしてこれは、イアン・フレミングの原作の
ボンド像に合うものだ、としている。“James Bond 22”の
公開は、来年11月7日となっている。
 最後はかなりショックな情報で、第129回で紹介したロマ
ン・ポランスキー監督が製作費1億3000万ドルを投じるとし
た大作“Pompeii”の製作が中止されることになってしまっ
た。この製作では、来年8月に南イタリアでの大掛かりな撮
影が計画されていたのだが、すでに何度か触れている来年夏
のアメリカ俳優組合及び監督組合のストライキで、6月30日
以降の仕事は一切できないとされ、一方この撮影は天候条件
などとの兼ね合いで時期を動かすことができず、ついに中止
とせざるを得なくなったということだ。まあ、権利を守るた
めとはいえ、すでに数100万ドルを注ぎ込んだ準備も無駄に
なってしまったもので、ポランスキーも「将来に影響が残り
そうだ」と発言するなど、ショックを隠せないようだ。


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井口健二