井口健二のOn the Production
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2007年09月01日(土) 第142回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 まずは、ちょっと気になったこの話題から。
 ハリウッドを舞台に規格の覇権争いが続いているBlu-ray
とHD-DVDについて、突然パラマウントとドリームワークス・
アニメーションから、HD-DVDを単独採用するという発表が行
われた。
 実はこの争いに関しては、すでにアメリカ最大手ヴィデオ
ショップのブロックバスターがHD-DVDの扱いを止めたり、大
手量販店チェーンが、店頭でのプレーヤー販売はBlu-rayに
限定して、HD-DVDプレーヤーはカタログ及びネット販売のみ
とするなど、コンシューマーサイドでは、事実上Blu-rayの
勝利が確定していたはずだったのだ。従ってその状況下での
今回の発表は、極めて不自然な印象を受けた。
 そしてこの発表に対しては、マイクル・ベイ監督が、いち
早くブログで、「彼らは、僕に“Transformers 2”を作らせ
たくないのか」という声明を発表するなど、波紋を広げるこ
とになった。因にベイ監督は、過去のヒット作の『バッド・
ボーイズ』がソニー、『アルマゲドン』『パールハーバー』
がディズニーと、いずれもBlu-ray陣営の映画会社で、彼の
友人にもBlu-ray所有者が多いという状況があったようだ。
 さらに、ドリームワークスの創設者スティーヴン・スピル
バーグの側近からも、「スティーヴンは、基本的にBlu-ray
のサポーター。最近手掛けた『未知との遭遇』のBlu-ray版
の出来にも満足している」という発言が飛び出すなど、内部
の混乱の様子も伝わってきたものだ。
 それなら何故、今の時期にパラマウントとドリームワーク
ス・アニメーションがこのような発表に踏み切ったかという
ことになる訳だが、ここで最初に思いつくのはカツェンバー
グとディズニーの確執。ディズニーが採用するのと同じ規格
には乗りたくないというのはありそうな話だ。しかし、話は
そんな単純なものではなかったようだ。
 実は、Variety紙に載ったレポートによると、今回の決定
に絡んでは、HD-DVDの中心会社の東芝から、パラマウントに
5000万ドル、ドリームワークスには何と1億ドルの資金提供
が行われたということだ。この数字に関しては業界紙の記事
だからまず間違いはないと思われるところだが、さらにこの
金額は、HD-DVDを採用しているマイクロソフトのXbox向けに
『シュレック3』がHD-DVD単独で出るだけでも、充分な効果
があるということで、経済的にも頷ける数字のようだ。
 そしてこの金額は、ドリームワークスの現状からすると断
れないものだったという論評も掲載されていた。
 つまり今回の両社の動きは、お金が絡んでのものというこ
とになりそうだが、実際は収録時間などの仕様の面でもBlu-
rayの方が映画の収録には適しているという意見もあって、
ハリウッドも個人のレベルでは、Blu-ray採用でほぼ意見も
揃ってきているようにも見える。それを両社にユニヴァーサ
ルを加えた3社が企業の論理で覆すことができるか、規格の
覇権争いは大詰めに来ているようだ。
 なおベイ監督に関しては、ブログが話題になるや否やパラ
マウントの担当者がHD-DVD持参で飛んできたそうで、それで
見せられたHD-DVD版『300』の映像には満足したそうだ。
このため前言は取り消して“Transformers 2”は作りたいと
いう声明も出しているが、問題はそこにあるのではないとも
思えるところだ。
        *         *
 続いては、Blu-ray陣営ソニー・ピクチャーズの話題で、
同社の東京オフィスが築地から虎ノ門に移転し、その試写室
に最新鋭の4Kプロジェクターが設置された。その内覧会を
観てきたので報告しておこう。
 4Kプロジェクターというのは、ハリウッドが標準化した
ディジタルプロジェクターの規格のことで、元々ハイビジョ
ンからスタートした現行のディジタルプロジェクターの水平
解像度が約2000でこれを2Kと呼び、これに対して4Kは、
水平解像度が約4000あるというものだ。一応、ハリウッドの
規格では2Kと4Kの両方が認められているが、水平垂直が
2倍ずつで、画面全体では4倍の解像度となる4Kの方が、
画質の優れていることは言うまでもない。
 実はハイビジョンの解像度は、開発当時に16ミリフィルム
程度と言われていたもので、それが2倍になれば32ミリ、画
面の縦横比はヴィスタサイズで、スタンダードに対して上下
に黒みが入ることを考えると、これでほぼ35ミリフィルムに
匹敵する画質になったとも言えるものだ。70ミリやImaxには
及ばないにしても、基本的に映画館で上映される映画の画質
はこれで充分と考えられる。
 それで4Kプロジェクターによる上映も行われたが、特に
巻頭のロゴマークのCGI映像の美しさは、正に息を呑むも
のだった。ただし、映像ソースとして4Kで製作された作品
は、ハリウッド作品でもまだ一部に限られているもので、そ
の実力が完全に発揮されるのは常にということではない。
 一方、東京地区の映画館では、現在の4Kプロジェクター
の設置は、六本木とお台場、それに板橋、東村山などごく一
部に限られているのが現状で、仮に4K製作の作品をこの試
写室で鑑賞すると、一般公開の映画館と画質が同じでないこ
とになるというのは、ちょっと気になるところだ。といって
も今回ネットで調べていたら、いつの間にか郊外のシネコン
では、リアルDの上映館も増えてきているようで、その内、
4Kの上映館も増加してくるのだろう。 
 なお内覧会での説明では、同じ4Kプロジェクターでも、
以前の装置は4Kの映像ソースを内蔵のハードディスクに移
すのに一晩掛かりだったものが、今回の最新鋭機では上映時
間の1.5倍程度で済むのだそうだ。それだけ進化もしてい
るという話だった。
 早く4K製作の作品をこの試写室で観てみたいものだ。
        *         *
 以下は、いつもの製作ニュースを紹介しよう。
 最初は、これは全くの希望的な観測だが、『LOTR』の
前日譚“The Hobbit”の映画化について、ニューライン(N
L)側が折れるのではないかとの噂が広まっている。
 この計画については、昨年12月15日付の第124回などでも
報告したように、元々はピーター・ジャクソンとNLで進め
ていたものだったが、その後の『LOTR』の興行収入を巡
る裁判の提訴で頓挫となっていた。
 ところが、今年の夏の『ヘアスプレー』などは大ヒットし
ているものの、実は経営の安定しないNLにとって、確実に
ヒットの見込めるジャクソン版『ホビット』がどうしても必
要になってきたというのだ。またこれに絡んでは、『LOT
R』で対立したNL創設者のボブ・シャイが、「ジャクソン
の言い分にも一理ある」と発言したとも伝えられ、これはそ
の予兆とも取られている。
 ただしジャクソンの予定では、現在撮影中の“The Lovely
Bones”が終ると、続けては第136回で紹介したスピルバーグ
と共同で製作する“Tintin”の計画が進んでいるもので、こ
れでは何時になったら“The Hobbit”に取り掛かれるか判ら
ない。そこで監督は、第124回で報告したサム・ライミが担
当するとの情報も登場した。
 JRR・トーキンの原作から、『LOTR/旅の仲間』ま
でを繋ぐ3部作というコンセプトは、すでにジャクソンが構
想しているとも伝えられ、それをジャクソンとフィリッパ・
ボウエン、フラン・ウォルシュが脚本化し、ライミの監督で
実現する可能性はありそうだ。
 なおライミは、ワーナーが進めている『タイタンの戦い』
のリメイクからは降板を表明しており、ソニーの『スパイダ
ーマン4』への着手にはまだ尚早のものだ。またもし実現し
たら、“The Hobbit”3部作の製作は、『LOTR』と同様
に3年連続で行われる。
        *         *
 続いては、『プラトーン』などのオリヴァ・ストーン監督
が、ベトナム戦争の真実に迫る4度目の作品を計画。その製
作をユナイテッド・アーチスツ(UA)と交渉していること
が公表された。
 作品の題名は“Pinkville”。この言葉は、アメリカ軍の
戦略地図で共産化している村落を指す用語というものだが、
1968年、実際はそうではなかった村で事件は発生した。日本
ではソンミ村虐殺と呼ばれたが、実際はソンミ地区のMy Lai
(ミライ)村という場所で、米軍による一般住民の虐殺事件
が発生。子供や女性、老人など500人以上の一般人が虐殺さ
れたとされるこの事件は、当時のアメリカ国民に大きな衝撃
を与え、その結果アメリカ政府のベトナム政策転換の切っ掛
けになったとも言われているものだ。
 そして映画は、この虐殺作戦を地上で指揮した米軍司令官
と、上空から作戦に参加していたが途中で間違いに気付き、
最後は味方に銃口を向けて村民の救出を行ったヘリコプター
部隊のパイロットの行動を描く。最終的にこの救出された人
たちが米議会での証言を行って事件を明るみに出すものだ。
 配役は、地上の司令官をブルース・ウィリス、間違いに気
付くパイロットを今春公開されたダンス映画『ステップ・ア
ップ』に主演、テレビ番組のホストなども務めているチャニ
ング・テイタムが演じることになっている。製作費は4000万
ドルが計上され、撮影は来年早々に行われる。
 なおUAは、ストーン監督の『7月4日に生まれて』に主
演したトム・クルーズが事実上主宰しているものだが、今回
の作品への出演は予定されていないようだ。
        *         *
 前回も紹介したMcGとワーナーの契約で、もう1作品が追
加された。追加された作品の題名は、“Maintenance”、Oni
Pressから出版されているコミックスを映画化するものだ。
 物語は、スーパーヒーローと対決する超悪人たちのために
兵器や武器などを提供している世界的企業テラーマックスと
いう会社が舞台。そこで回収された兵器のメンテナンスなど
を担当している2人の技術者が、ある日のことタイムマシン
の修理を担当し、それによって世界を救うことになってしま
うというもの。
 ジム・マッセイ(文)とロビー・ロドリゲス(絵)の原作
から、MGMで“F+”や、ニュー・リジェンシーで“Whitch
Hunters”などを手掛けるジョー・バラリーニが脚色。製作
は、McGが主宰するワンダーランドで行うものだが、McGは
「アクションとコメディとVFXが一体となった『バック・
トゥ・ザ・フューチャー』や『レイダース/失われた聖櫃』
のような作品に憧れて監督を目指したが、この作品は、その
ゴールとも言えるものだ」として実現に熱意を示している。
 因に、McGとワーナーの契約は3年間で、その間の実現が
期待される。
 なお、この他にOni Pressの作品では、“Whiteout”とい
う作品がすでに映画化されて来年ワーナーから公開予定にな
っている他、“Courtney Crumin”と“The Damned”という
2作品の映画化権をドリームワークスが契約したことも話題
にもなっている。
        *         *
 第134回で紹介したロブ・マーシャル監督によるブロード
ウェイ・ミュージカル“Nine”の映画化のキャスティングが
開始され、主人公の監督役にジャヴィア・バーデンと、彼を
取り巻く女性たちとしてペネロペ・クルス、マリオン・コテ
ィヤールの出演が発表された。
 またこの作品には、監督を取り巻く女性は全部で4人登場
するとのことで、マーシャル監督は後の2人を、ソフィア・
ローレンと、キャサリン・ゼタ=ジョーンズにオファーして
いるそうだ。
 因に、女優陣には全員歌と踊りの素養が要求されるとのこ
とだが、クルスは『ボルベール』での見事な歌声が印象に残
るところだし、コティヤールは、『エディット・ピアフ』の
歌唱シーンは歌手の保存音源に演技を合せたものだったが、
2001年には歌手役を吹き替えなしで演じたこともあるとのこ
とで、歌唱には実績があるようだ。さらに『シカゴ』でオス
カー助演女優賞受賞のゼタ=ジョーンズは、すでに監督が歌
と踊りを認めているものだし、ローレンも歌って踊れること
は間違いない。
 なお配役は、コティヤールが監督の本妻でクルスが愛人。
また決定すれば、ローレンが母親で、ゼタ=ジョーンズは監
督が憧れているスター女優となる。以前の紹介では、まず配
役を決めてそれに合せて脚色を進めるとのことだったが、監
督の希望通りの配役の実現を期待したい。
 一方、その脚本には、2002年に公開された『チェンジング
・レーン』のマイケル・トーキンが発表され、そのユニーク
な起用にも注目が集まっている。因に映画化には、かなりセ
クシーなシーンも登場するようだ。
        *         *
 ワーナーが、1939年に製作されたMGM映画の名作“The
Wizard of Oz”(オズの魔法使い)のリメイクを計画してい
る。
 1919年に没した原作者L・フランク・ボウムによる小説の
著作権はすでに消滅している。一方、映画作品の著作権に関
しては、日本国内では先日の裁判で消滅の判決が出たものだ
が、同様の法律が先に成立しているアメリカでは、問題なく
1939年に製作されたMGM映画の著作権は存続している。
 また、MGMは現在ソニー傘下にあるが、2004年5月1日
付の第62回でも書いたような経緯で、1986年以前のMGM作
品の権利に関してはワーナーが所有している。そこで今回の
計画は、この1939年製作のMGM映画のリメイクとなってい
るものだ。
 ただし今回の計画では、1997年に映画化された“Spawn”
(スポーン)などの原作者トッド・マクファーレンが中心に
なって進めているもので、彼の作風からするとかなりダーク
な作品になりそうだ。
 同じ原作からの映画化では、1978年に製作されたミュージ
カル版の“The Wiz”(ウィズ)も、1985年にディズニーが
映画化した“Returen to Oz”(オズ)も、かなりダークな
ものだったが、さらにマクファーレンは、「ドロシーには、
『エイリアン』のリプリーに近いものがある」としてキャラ
クターの設定をしているようだ。そして作品は、PG-13にな
っても良いとしていた。
 それに対して、脚色を担当している『ヒストリー・オブ・
バイオレンス』などのジョッシュ・オルソスンは、1995年の
『セブン』的なダークさではなく、『ハリー・ポッター』の
ようなダークさを目指したいとしており、オルスン自身は、
レーティングPGを目指すとしている。詳しい内容について
は厳秘となっているが、リメイクと言うよりは続編に近いも
のになるとも発言しているようだ。
 いずれにしても、公開後70年間の映画の著作権も、2009年
には消滅するもので、今回の計画はそれ以前に実現しなけれ
ばいけないものだ。
        *         *
 すでに“Iron Man”と“The Incredible Hulk”の製作が
スタートしているマーヴル・スタジオで、新たに“Thor”と
いう作品を、『レイヤー・ケーキ』のマシュー・ヴォーンの
監督により、今冬製作開始するという発表が行われた。なお
この計画は、来年夏に予定されているハリウッド俳優組合の
ストライキ前の撮影完了を目指すものだ。
 映画化の詳しい内容は明らかにされていないが、原作のコ
ミックスは1962年にスタートしたもので、父親オーディンに
よって地球に派遣された主人公が、医学生ドナルド・ブレイ
クとして人類について学びながら、あるときはヒーローThor
となって人類の敵と戦うというもの。つまりは、マーヴル版
のスーパーマンという感じのもののようだ。そしてこの原作
から“I Am Legend”を手掛けたマーク・プロトセヴィッチ
がすでに脚色を済ませているとされる。
 なおヴォーンは、今秋公開される“Stardust”でファンタ
シー映画の監督を務めているものだが、スーパーヒーローも
のでは、実は“X-Men 3”のオファーを一旦受けたものの、
撮影のために長くイギリスを離れることを好まないという理
由で降板した経緯があり、今回は再挑戦となる。でもまあ、
この種の作品が好みであることは間違いないようだ。
 因に、ロバート・ダウニーJr.主演の“Iron Man”は、来
年5月2日にパラマウントから、エドワード・ノートン主演
の“The Incredible Hulk”は、6月13日にユニヴァーサル
からそれぞれ全米公開の予定になっている。
        *         *
 テレビシリーズの“The Shield”で製作総指揮を務めるカ
ート・サッターが、自らの脚本と監督デビューで、“Awaken
the Dragonn”という作品をワーナー・インディペンデスで
進めると発表した。
 この作品、実は“Enter the Dragon”(燃えよドラゴン)
のリメイクというのだが、映画のスタイルは暗黒街もの風、
さらにオリジナルでブルース・リーが演じた主人公は、アメ
リカ人のFBI捜査官となっているものだ。そしてこの捜査
官が、少林寺を装う地下の違法なファイトクラブに潜入し、
さらに少林寺の闘士たちに守られた麻薬組織のボスに迫って
行くという展開になるそうだ。
 因にサッターは、「暗黒街ものの大ファンで、この物語の
リメイクを希望していた。少林寺拳法のファイトクラブとい
う設定は同じだが、『グリーン・ディスティニー』よりは、
『レイジング・ブル』に近いものにしたい」とのことだ。製
作は、1973年のオリジナルを手掛けたジョン・ウェルズとフ
レッド・ヘラーが担当している。
 出演者はこれから探すということだが、どのような作品に
なるか、お手並み拝見というところだ。
        *         *
 次は訂正で、第138回で紹介したロバート・E・ハワード
原作“Conan the Barbarian”の映画化について、ミレニア
ムが新たに契約したことを発表した。
 前回の報告では、ニューラインが契約したように書いてし
まったが、実は前に書いたような状況もあって、同社は手が
出せなくなったようだ。そこで『300』を手掛けたハリウ
ッド・ギャングなども手を挙げたが、最終的に、シルヴェス
ター・スタローン主演による“John Rambo”なども手掛ける
ミレニアムが契約したものだ。
 それにしても、契約金100万ドルで契約期間は1年。以後
毎年の更新に100万ドルずつを支払うというのは破格条件だ
が、原作は、ダークホースが手掛けるコミックス版が今も順
調で、Xbox360やPS3でのゲーム化も進められ、さらにオンラ
インゲームも好評とされていて、シリーズ映画化すればヒッ
トは間違いなしと考えられているようだ。
 なおミレニアムでは、来年春の撮影開始を目指して準備を
進めるとしており、シュワルツェネッガーの再登場は望み薄
だが、『300』のヒットでも注目されるマッチョマン映画
の実現は近そうだ。
        *         *
 最後に、8月末から9月初めに掛けて横浜で行われたアジ
アで初開催の世界SF大会(Worldcon: Nippon 2007)に、
「『さよならジュピター』リメイク推進委員会」というパネ
ルを出展させていただいた。実際はこの作品にリメイクの計
画があるものではなく、他意はないものだったが、小松左京
さんや、『日本沈没』の樋口監督にも出席いただき、また観
客の皆様の暖かい協力で、それなりにまとまったパネルを実
現できたと思っている。出席の方々及び観に来てくださった
皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。


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井口健二