井口健二のOn the Production
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2007年08月01日(水) 第140回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回はこの人の話題から。
 『パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作の完了に続いて
は、ティム・バートン監督のミュージカル“Sweeney Todd”
の撮影も終了しているジョニー・デップに、その後の計画が
続々発表されている。
 まずは、第128回で紹介したミラ・ナイール(三省堂の固
有名詞発音辞典ではネアという発音のみの掲載だが、インド
風にはこうなるようだ)監督による“Shantaram”の撮影が
来年1月に開始される。デップはクリスマスの休暇明けから
現地に入るようだが、製作準備の中で監督はインド映画音楽
の大家ヴィシャール・バハダワイに4種類の音楽を発注した
ということで、その内の1曲はインド映画風のミュージカル
シーンの音楽、デップの出演シーンに使われるとのことだ。
 “Sweeney Todd”では、ミュージカルの大家が認めた歌声
を披露していると言われるデップだが、今度はインド風のダ
ンスも披露することになるのだろうか。
 なお、撮影は原作の舞台でもあるインドのムンバイで行わ
れるが、大半の撮影は現地のスタジオ内で行われる。このた
め主人公が暮らしたスラム街もスタジオ内に再現されている
とのことで、撮影隊が街に出ることはほとんどないようだ。
 オーストラリアの銀行強盗で麻薬中毒だった男が、脱獄・
逃亡してインドのスラム街でもぐりの医者となり、さらには
アフガニスタンのゲリラ戦にも参加するという波乱万丈の物
語は、インドミュージカル風にどのように脚色されるのか、
楽しみな作品になりそうだ。
 そしてこの撮影は、インド人の共演者には5月までの撮影
期間が提示されているようだが、それに続いてデップには、
2005年6月1日付第88回などで紹介したハンター・S・トム
プスン原作“The Rum Diary”の撮影が予定されている。
 1998年に、デップ主演で映画化された『ラスベガスをやっ
つけろ』などの原作者としても知られるトムプスンとの関係
では、2005年に作家が死去したときに、ほとんど葬儀委員長
とも言える立場を務めたほどのデップだったが、その頃から
準備を進めていた作品がようやく実現するものだ。監督は、
以前にも紹介した『キリング・フィールド』の脚本家として
も知られるブルース・ロビンスン。ロビンスンは脚本のリラ
イトも行っていたようで、製作の遅れは、デップのスケジュ
ールの都合だけではなかったようだ。
 1950年代のプエルトリコを舞台に、22歳の駆け出しのジャ
ーナリストの生活を描いた原作は、1959年に執筆されたもの
の1998年まで出版されなかったとのことで、原作者の初心が
描かれた作品でもある。
 ということで、この作品は“Shantaram”の次に撮影され
ることになるようだが、さらにその後の計画には、ちょっと
意外な題名が登場した。
 その題名は“Dark Shadows”。1966年から71年にアメリカ
ABCネットワークで週日昼間に放送された主婦向けの所謂
昼メロのドラマシリーズだが、主人公が何と吸血鬼というも
の。内容の特異性もあってか、6年間に亙って1225回以上が
放送されたほどのカルト人気を誇っていた作品だ。なお、こ
のシリーズからは1970年と71年にも、シリーズの出演者その
ままの映画版が製作されており、その1作目は『血の唇』の
邦題で日本公開もされている。
 そして、このテレビシリーズを製作し、映画版も監督した
ダン・カーティスは、実は昨年亡くなっているのだが、その
カーティスが生前から再度の映画版の製作を希望していたと
いうことで、今回の計画はそれに反応してのもののようだ。
一方、デップ自身も以前から、「子供の頃に観ていたテレビ
シリーズの大ファンで、主人公のバーナバス・コリンズには
常に憧れていた」としていたもの。相思相愛の念願かなって
の映画化となりそうだ。
 因にシリーズは、今でも全米各地で年次のコンヴェンショ
ンが開催されるほどの人気を保っているものだが、その作品
に、今や全米一とも言える人気スターの登場は、ファンたち
への最高のプレゼントという表現もされていた。また、SF
/ファンタシー系の映画サイトなどへの書き込みでも概ね好
印象で迎えられているようだ。
 製作時期は未定だが、製作はワーナーとデップ主宰のイン
フィニタム・ニヒル、それにグラハム・キングの共同で進め
られ、製作者には元ダン・カーティスの腹心だった人も名を
連ねている。
 ただし、デップとキングは第127回で紹介した毒殺された
旧ソ連KGBのエージェントの生涯を描く“Sasha's Story:
The Life and Death of a Russian Spy”の計画も進めてお
り、どちらが先になるかは、今後の脚本その他の進捗状況に
よることになりそうだ。いずれにしても来年というよりは、
2009年の計画になりそうだが。
        *         *
 お次は、第124回にニコラス・ケイジとの関係で紹介した
ヴァージン・コミックスから、いよいよ第1号の映画化の契
約が発表された(なお、ケイジの計画は、まだ正式契約には
至っていないようだ)。
 その作品は“The Gamekeeper”と題されたもので、原作は
映画監督ガイ・リッチーのオリジナルコンセプトに基づき、
アンディ・ディギルという作家の手で発表されている。内容
は、スコットランドの原野を舞台に、暗い過去を持った東欧
出身の猟場管理人の男と、その周囲で起きる殺人事件との繋
がりを描くというもの。ただし、物語の背景には、主人公と
自然界との特異なつながりが在るようだ。
 そして、この原作を一読したワーナーの製作担当重役ジェ
フ・ロビノフが、アクション映画としての可能性を見抜き、
直ちに契約を取り決めたとされている。もちろん監督はガイ
・リッチーが担当、製作にはジョエル・シルヴァが起用され
ている。なおリッチーは、シルヴァ主宰のダーク・キャッス
ル製作でワーナーが配給する“RocknRolla”という作品の監
督中で、流れは良い感じで進むことになりそうだ。
 一方、ヴァージン・コミックスでは、すでにケイジやジョ
ン・ウー、テリー・ギリアム、ジョナサン・モストウらのコ
ンセプトに基づく作品を発表しているが、さらに俳優で監督
の実績もあるエドワード・バーンズもこれに参画、1920年代
ニューヨークに暮らすアイルランド系住人の姿を描いた作品
を計画している。
 この作品は、“Dock Walloper”と題されているもので、
バーンズは以前からこの計画を持っていたものの、1920年代
のニューヨークを描くには、製作費に8000万ドルが必要と言
われていたそうだ。ところがバーンズ自身が、「『シン・シ
ティ』や『300』を観ていて、自分のコンセプトをまずコ
ミックスにし、そこからCGIなどを利用した映像化の道を
考える方法もあると思った」のだそうで、その一歩目として
コミックス化を進めることにしたものだ。なお、バーンズは
コミックのストーリーも執筆する。
 コミックスの映画化が数多くの成功を納める中、映画人の
コミックスへの参加も、ヴァージンだけでなく第105回で紹
介したような別の動きも出ているものだが、積極的にそれを
利用しようとすることでは、バーンズの考え方は一石を投じ
ることにもなりそうだ。結果が期待される。
        *         *
 第132回で紹介したコロムビア製作“Green Hornet”の映
画版の計画に、ジャド・アプトゥ監督の全米ヒットコメディ
“The 40-Year-Old Virgin”の共演者としても注目のセス・
ローガンの起用が発表され、脚本の執筆と主人公ブリッド・
レイド役での出演の契約が発表された。
 ローガンは、元々はアプトゥ監督のテレビシリーズに出演
したのが切っ掛けで、監督から脚本の執筆を勧められ、上記
の“40-Year…”は共演のみだが、すでに主演と脚本も手掛
けた“Superbad”というコメディ作品が、今夏にコロムビア
から全米公開される。さらに“The Pineapple Express”と
いう作品が脚本・主演でコロムビアで進められており、また
“Drillbit Taylor”という脚本がパラマウントと契約され
ているそうだ。
 一方、“Hornet”の主演者には、ジョージ・クルーニーや
マーク・ウォールバーグ、ジェイク・ギレンホールらの名前
も挙げられていたものだが、そこに自作自演のコメディで実
績を積むローガンの起用は注目される。また、オリジナルで
ブルース・リーが演じたカトー役には、ローガンがスティー
ヴン・チョウこと『小林サッカー』などのチャウ・シンチー
(周星馳)の共演を希望しているという情報も流れており、
これはちょっと面白くなりそうだ。
 物語的には多少オールドファッションとも言われる原作の
映画化には、いろいろな方策が考えられているようだ。ただ
しローガンは、先に開催されたComic Con.でのQ&Aに登場
し、映画化のジャンルは得意のコメディになるのかという質
問に対しては、「コメディではない。これはアクション映画
だ」と宣言したそうで、その意気込みは買える。
 それにカトー役がチャウ・シンチーということは、単純に
風貌が似ているということかも知れないが、コミカルな面も
考慮されているとも思えるもので、コメディではないにして
も現代的なセンスでの映画版の登場を期待したい。
        *         *
 お次もコロムビアの情報で、トム・クルーズの主演が予定
されている“Edwin A.Salt”の監督について、『ホテル・ル
ワンダ』のテリー・ジョージ監督と交渉中であることが公表
された。
 この作品は、『リクルート』などのカート・ウィマーの脚
本で、CIAの係官が上司からロシアの二重スパイと指摘さ
れ、身の潔白を証明するために家族関係の再構築をしなけれ
ばならなくなるというお話。題名はこのCIA係官の名前に
なっており、クルーズがその役を演じる予定となっているも
のだ。『ミッション・インポッシブル』とはかなり違った雰
囲気になりそうだが、Variety紙などでは、「クルーズがス
パイに再挑戦」といった感じの紹介になっていた。上司に不
正を指摘されて、潔白を証明すると言うことでは『マイノリ
ティ・リポート』も似ているが…
 クルーズは、『M:i3』のプロモーション中のトラブルな
どでパラマウントから契約解除されて以降は、盟友ポーラ・
ワグナーがトップを務めるUAで、すでに完成しているロバ
ート・レッドフォード監督の“Lions for Lambs”と、現在
はブライアン・シンガー監督の“Valkyrie”を撮影中という
状況だが、今回の計画が進行すれば、同じソニー傘下の会社
とはいえ、初めてのUA以外の作品ということになる。
 ただしクルーズには、『ラスト・サムライ』などのワーナ
ーからも、トッド・フィリップス監督がドイツのコメディ映
画をリメイクする“Men”という計画のオファーもされてい
るということで、そろそろPを除く各社からのオファーが届
き始めているようだ。
 なお、今回のコロムビア作品については、実は数ヶ月前か
らクルーズとの間で計画が策謀されていたもので、ウィマー
の脚本にマッチする監督の選考が進められていた。そこにジ
ョージ監督の名前が浮上してきたものだが、そのジョージ監
督は、フォーカス・フィーチャーズ製作で、ホアキン・フェ
ニックス、マーク・ラファーロ、ジェニファー・コネリー、
ミラ・ソルヴィノ共演による“Reservation Road”という作
品の撮影が終了したところで、タイミング的には全く問題は
ないようだ。
        *         *
 続いては、パラマウントで進められている2本の続編に懐
かしい顔の登場が報告されている。
 まずは、“Star Trek XI”に、レナード・ニモイの出演と
若き日のスポック役を、テレビシリーズ“Heroes”での演技
が評判のザカリー・クィントが演じることが公式に発表され
た。
 この作品ではカークとスポックの出会いが描かれるとされ
ているものだが、ウィリアム・シャトナーの出演は公表され
ているものの、若き日のカークを演じる俳優は未発表。因に
クィントは1977年生まれで、その年代の俳優に絞られそう?
そうなると一時噂に上っていたマット・デイモンの出演は無
さそうだ。全米公開は2008年12月の予定。
 一方、撮影開始された“Indiana Jones IV”には、カレン
・アレンの出演が報告された。彼女の役柄は『レイダース/
失われた聖櫃』と同じマリオン・レイヴェンウッドとのこと
だが、新登場のインディの息子との関係は明らかにされてい
ない。
 因に、第1作と第2作の関係では、第2作の方が時間軸は
遡るとされていたもので、従って、第2作のケイト・キャプ
ショーとはその後別れたことがはっきりしている。ただし、
アレンが演じたマリオンとは、第1作以前にも関係があった
ことが示唆されており、実は第3作がさらに時間軸を遡った
ものになっていれば、マリオンとの最初の出会いが描かれる
という期待もあったものだ。
 実際の第3作ではその期待は裏切られたが、時間を経ての
マリオンの再登場は、今回果たされることになるようだ。な
お、全米公開は2008年5月22日に決定されている。
        *         *
 お次はちょっと変な話題で、ハリー・ポッターという少年
を主人公にした映画作品のリメイクが計画されている。
 このオリジナルは、1986年に公開された“Troll”という
ホラー作品で、データベースで調べると確かに主人公の名前
はハリー・ポッターJr.。他に、ジェームズではないSr.も登
場するようだ。物語は、少年ハリー・ポッターが、魔法使い
がいて魔法の通用するパラレルワールドに連れて行かれ、そ
の世界を悪いトロルから救うため活躍するというもの。
 リメイクは、86年版を監督したジョン・カール・ビューク
ラーが再び手掛けるもので、同じ俳優を使って同じシナリオ
で撮影することが報告されている。しかし、同じ俳優(『ネ
バーエンディング・ストーリー』のノア・ハサウェイ)とい
うことは、俳優はもはや少年ではないはずで、どのようなリ
メイクになることやら。
 それにしても、J・K・ローリングは知っててこの主人公
の名前にしたものではないはずだが、偶然というのは恐ろし
いものだ。まあ、リメイクする側もここは一発頑張って、面
白い作品にして欲しい。
        *         *
 次はまともにワーナーから、新たにマイクル・ヘイグス原
作の“In the Small”というグラフィックノヴェルの映画化
権を獲得したことが発表された。
 この原作は、謎の現象によって全世界の人類だけが6イン
チの背丈に縮小してしまうという事態から始まり、生き残っ
た人々の、もはや食物連鎖の頂点とは言えなくなった状況で
のサヴァイヴァルが描かれるというものだそうだ。因に、原
作者のヘイグスは、“The Hobbit”などの挿絵を手掛けたイ
ラストレーターと紹介されていた。
 そしてこの原作を、“I Am Legend”なども手掛ける製作
者で、脚本家としても有名なアキヴァ・ゴールズマンのプロ
ダクションのスタッフが見つけ出し、ワーナーに企画が上げ
られて映画化権の獲得となったものだ。
 人間だけが小さくなってのサヴァイヴァルというのは、テ
レビシリーズの“Land of the Giants”(巨人の惑星)など
いろいろあったと思うが、それを現代のVFX技術で映像化
するとどうなるか。技術の粋を凝らした作品が期待される。
 ただし、脚本家としてのゴールズマンは、来年製作が予定
されている『ダ・ヴィンチ・コード』の関連作品で、ロン・
ハワード監督と主演のトム・ハンクスが再結集する“Angels
& Demons”の脚色中とのことで、彼の脚色で進めるのは少
し先になりそうだ。
        *         *
 アメリカPEN主催のヘミングウェイ賞などを受賞してい
る作家ジョーダン・アニスレイが発表する吸血鬼3部作につ
いて、その映画化権をリドリー&トニーのスコット・フリー
とフォックス2000が、7桁($)の契約金で獲得したことが
発表された。
 原作は、400ページの抜粋と概要の提示に対してバランタ
イン社が375万ドルの契約金で出版権を獲得し、2009年夏に
第1巻の“The Passage”が出版される。物語は、南米で発
生した不治の伝染病が、実は吸血鬼を生み出すものであった
という発端で、人類社会が荒廃して行く中での人々の必死の
行動が描かれるとのことだ。物語には、“28 Weeks Later”
や“The Stand”のような要素もあるとされている。
 スコット兄弟と吸血鬼というと、トニーの監督デビュー作
の“The Hunger”(ハンガー)がそのテーマを扱っていたも
のだが、今回はどちらが監督を担当することになるのか、現
状では明らかにされていない。いずれにしても映画化は原作
の出版以降になると思われる。
        *         *
 最後は短いニュースをまとめておこう。
 ポール・WS・アンダースン監督で進められているリメイ
ク版“Death Race”に、ジェイスン・ステイサムの主演と、
タイリーズ・ギブスン、ジョアン・アレンの共演が発表され
た。1975年ロジャー・コーマンのオリジナルでは、デイヴィ
ッド・キャラダインの主演に、シルヴェスター・スタローン
らが出演していたものだが、今回も面白い顔ぶれになりそう
だ。撮影開始は数週間以内、全米公開は2008年9月26日とさ
れている。
 第129回で紹介した“Repo! The Genetic Opera”の映画化
に、お騷わせ娘のパリス・ヒルトンの出演が発表された。こ
の作品では、すでにアレクサ・ヴェガやポール・ソルヴィノ
らの出演も発表されている。作品は、“Saw 4”の監督も担
当しているダレン・リン・ボウスマンが新たな路線で進めて
いるもので、2056年を背景に、人クローンの問題なども扱う
というもの。オペラということでは歌も歌うことになるもの
だが、どうなりますか。なおパリスが演じるのは、ソルヴィ
ノが演じる悪役の娘だそうで、30人ほどの候補の中から選ば
れたということだ。因に、彼女は昨年自己のアルバムも出し
ている。
 “Spider-Man 4”について、監督のサム・ライミとソニー
との間の会談が行われ、まず脚本家を選考するということで
話し合いがまとまったそうだ。その後のライミの発言では、
「作品を応援することでの自分の立場は変わらない。監督を
するかどうかは判らないが、脚本家が見つかって、その人と
共同作業が出来るようであれば、考えることになるかも知れ
ない」とのことで、まずは“4”の製作は確定、後は脚本家
次第となりそうだ。ライミもソニー側も、新しい方向性が必
要ということでは意見は一致しているようで、新展開が期待
される。
 本当の最後は残念な情報で、カプコンとパラマウントで進
められている続編“Silent Hill 2”の計画から、脚本家の
ロジャー・アヴェリーも離脱を公表した。この計画ではオリ
ジナルを監督したクリストフ・ガンスも、創造上の意見の相
違を理由に離脱を表明しており、今回アヴェリーも「クリス
トフがやらないなら、僕も…」という結論になったようだ。
これで続編は、監督・脚本家のいない状態で企画のみが存在
することになった。


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井口健二