井口健二のOn the Production
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2006年10月01日(日) 第120回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 まずは前回、今年の夏の主演作が大記録を達成したことを
報告したジョニー・デップの新情報で、デップ主宰の製作プ
ロダクション=インフィニタム・ニヒルが、ダーク・ホース
コミックスから出版されているグラフィックノヴェル“Rex
Mundi”の映画化権を獲得し、自らの製作主演で映画化を進
めることを発表した。
 原作は、宗教改革が行われず、宗教裁判所が権限を持ち続
けている1933年のヨーロッパを背景にしたもので、その世界
ではカソリック教会がヨーロッパ各国の後ろ楯となって隆盛
を極め、他の国々はすべて植民地となっている。さらにその
世界では、魔法も現実に存在しているというものだ。
 そして、その世界でデップが演じる主人公は、ある司祭の
死を巡る捜査を進める病理学者。その謎を解き明かす内、彼
は聖杯の秘密に近づいて行くという物語。原作者はアーヴィ
ド・ネルスンとエリック・ジョンスン。実は作者のネルスン
が今年の初め頃に行われたインタヴューで、もし自作が映画
化されるならジョニー・デップ主演が良いと発言し、それを
聞きつけたデップ本人か彼のスタッフが原作本を入手。デッ
プ自身が原作を読んで映画化権の獲得に動いたようだ。
 殺人事件とカソリック教会の秘密という展開では、『ダ・
ヴィンチ・コード』とも比較される作品のようだが、原作は
ベストセラー小説より3年も前に発表されている。また物語
の展開には、オカルト的な側面もあるとされており、大体、
上記の舞台設定からして、ベストセラー小説とは全く異なる
ことは明白だろう。
 なお今回の発表では、脚色を『ファイト・クラブ』のジム
・ユルスに依頼したことも報告されており、脚本家からは、
「ちょっと暗いタッチの『レイダース/失われた聖櫃』のよ
うな感じにしたい」というコメントも寄せられていた。従っ
て、製作準備はすでにスタートしているもので、撮影は、早
ければ来年の後半にも期待されているようだ。
 また原作には、今回報告された聖杯を巡る物語の他にも、
キリスト自身に関わるものなど、複数の物語があるようで、
シリーズ化も期待できそうだ。
        *         *
 ソニーに買収されて以来、007を除いては大きな作品を
発表していなかったハリウッドの老舗MGMが、買収後の手
続きも完了していよいよ映画製作に本格復帰となりそうだ。
 そしてその手始めとして、ここ数年以内に公開する製作費
1.5〜2億ドルを投入するいわゆるテントポール作品の計画
を発表。その中には“Terminator 4”や“The Thomas Crown
Affair 2”と共に、“The Hobbit”も含まれているという
ことだ。
 ただし“The Lord of the Rings”3部作の前日譚となる
“The Hobbit”の映画化に関しては、実はニューラインから
も、ピーター・ジャクソンの総指揮の許、来年に撮影すると
いう情報が流されており、元々この計画では、1970年代に製
作されたアニメーション作品の権利を継承するMGMの立場
をどうするかが問題になっていたものだが、果たして今回の
両社の情報が共同製作を意味するのか、独立に2本作ること
になるのか、現時点では明瞭ではないようだ。
 因に“The Lord of the Rings”のアニメーションでは、
1978年のラルフ・バクシ監督作品が有名だが、実はその前年
の1977年には、アーサー・ランキン、ジュール・バス製作監
督による“The Hobbit”がアメリカNBCの委託で製作され
ている。また1980年には、同じくランキン=バスの製作で、
東映動画が動画製作を担当した“The Return of the King..
A Story of the Hobbit”も、アメリカABCの委託で製作
されているものだ。この内のどの部分がMGMの権利になっ
ているかは知らないが、出来れば円満に事が運んで欲しいと
思うところだ。
 また“The Thomas Crown Affair 2”に関しては、2004年
11月15日付第75回で“The Topkapi Affair”という計画を紹
介しているが、それとの関係はどうなっているのだろうか。
それに“Terminator 4”に関しては、前の“Terminator 2”
はソニー傘下のトライスターが配給したものだったが、巡り
巡って戻ってきたという感じだ。といっても日本での公開権
は東宝東和が持っているものだが。
 この他、MGMでは全部で6本のテントポール作品の計画
が進められているということだ。今回、その詳細は明らかで
はないが、元々MGMとコロムビアの関係で言えば、MGM
は大作映画会社、コロムビアはプログラムピクチャーの会社
という棲み分けだったから、そのMGMの大作路線の復活は
ソニーにとっても心強いところだろう。
 なおこの他にMGMでは、“Species 4”“WarGames 2”
“Into the Blue 2”“Legally Blonde 3”“Cutting Edge
3”などの作品も、テレビ、もしくはDVD直販向けに製作
を進めており、この内、宇宙から来た恐怖のDNAが活動を
再開する“Species 4”は10月にメキシコで撮影開始。また
現ドリームワークス製作代表ウォルター・F・パークスが執
筆した脚本で、マシュー・ブロデリック主演、ジョン・バダ
ム監督により1983年に映画化された“WarGames”の続編は、
前作で大暴走した軍事戦略コンピュータのその後を描いて、
11月に撮影が開始される。
        *         *
 続けて、“The Hobbit”にも関わっているはずのピーター
・ジャクソン監督の情報で、“Temeraire”と題された歴史
ファンタシー・シリーズの映画化権を自費で契約、その思い
を語っている。
 このシリーズは、作家のナオミ・ノヴィックが、ナポレオ
ン戦争時代を再構築した世界を背景に進めているもので、そ
の世界では、ドラゴンを駆る空軍が登場し、現実とは異なる
様相の戦争が行われている。そして主人公は、元はイギリス
海軍大佐だったが、ある日、だ捕したフランス艦の艦内で中
国皇帝からナポレオンに贈られたドラゴンの卵を発見、その
卵が目の前で孵化し、彼は海軍の経歴を棄て、Temeraireと
名付けたドラゴンの乗手となるというもの。
 この作品について監督は、「自分が興味を持っている二つ
のこと、ファンタジーと歴史、その両方の想いを満足させて
くれる作品だ。ナポレオン戦争でドラゴンが活躍する姿を見
るのが待ち切れない。これこそ僕がやりたかった映画だ」と
語り、また、「これらの本を読んでいて、心の目に彼らが甦
ってくるのを見た。美しく描かれた物語で、新鮮で、オリジ
ナルで、テンポが速いだけでなく、本物の心を持った素晴ら
しい登場人物たちがいる」とも語っている。これから映画化
の実現に向けて最大限の努力をするということだ。
 ただし、原作は3巻本ということだが、監督はまだそれを
3部作で映画化するか、1本にまとめるかも決めていない。
また、ヴィデオゲームなど他のメディアへの展開も考慮して
いるとも言われている。しかし、映画会社が目を付ける前に
権利を確保する必要から、今回の契約に踏み切ったというこ
とで、それだけ思い入れも大きいようだ。
        *         *
 リュック・ベッソン主宰のヨーロッパ・コープが製作する
“Ruby Tuesday”と題されたアニメーション作品に、ローリ
ング・ストーズのミック・ジャガーが共同製作として参加。
ストーンズの楽曲が作品を彩ることになった。
 この作品は、ディズニーがIMaxで公開した『ファンタジア
2000』の中で「組曲・火の鳥」を手掛けたポール&ジータン
・ブリッツィー兄弟が監督しているもの。ニューヨークを舞
台にシングルマザーの女性が幸せを探す姿が描かれている。
そしてその背景に12曲のストーンズの楽曲が流されるという
ことだ。なおジャガーの共同製作の条件には、この楽曲の使
用も含まれている。
 ジャガーは、1992年に公開された未来SF映画『フリージ
ャック』などに俳優として出演し、最近では自らジャッグド
・フィルムスというプロダクションを持つなど、元々映画に
は積極的だったものだが、このような形で関るのは珍しいこ
とになりそうだ。世界配給はヨーロッパ・コープが担当し、
公開は2008年の冬に予定されている。
        *         *
 なお、ストーンズと映画の関係では、キース・リチャーズ
の“The Pirates of the Caribbean: At Worlds End”への
出演も話題になっていたが、その撮影はすでに完了したと報
告されている。その現場にリチャーズは酔っ払って現れ、演
技の指示をしたときには、「俺に指示するなら、俺を選んだ
ことが間違っている」とうそぶくなど大物ぶりを発揮したよ
うだが、撮影自体は順調に行われたということだ。
 それからこの作品の副題に関し、最近“At World's End”
というのが多く見られるようだが、公式発表は第118回に報
告した通りで、一体どうなっているのだろうという感じだ。
        *         *
 設立当初から所属していたコロムビアを離れ、新たにワー
ナーとの優先契約を結んだドリュー・バリモアのフラワー・
フィルムスが、その切っ掛けとなった作品“He Loves Me”
の脚本のリライトに、『羊たちの沈黙』のテッド・タリーの
起用を発表した。
 この作品は、ジョイス・ブラトマンのオリジナル脚本によ
るもので、その脚本は昨年12月にワーナーと契約された。そ
してその主演を希望したバリモアが、ワーナーへの移籍を進
めたともされている。そのリライトにタリーが起用されるも
ので、『羊…』のような鋭い切れ味が期待されるところだ。
なおタリーの言によると、物語は「現代における背信を描い
た緊張感で一杯のセクシースリラー」ということで、現代に
強力な警鐘を鳴らすものになるようだ。
 なお、ワーナーとバリモアでは、すでにヒュー・グラント
共演のロマンティックコメディ“Music & Lyrics By”と、
エリック・バナ共演“Lucky You”の2作を製作しており、
来年2月、3月に相次いで公開する予定になっている。
 一方、脚本家のタリーは、“The Reckoning”という作品
の脚色をパラマウントで行った他、ドリームワークス製作の
“Shrek”the Third”も担当しているものだ。
        *         *
 “The Pirates of the Caribbean”の話題が何度も出てく
るが、ディズニーランドのアトラクションをベースに大成功
を収めた同作に続いて、今度は“Jungle Cruise”の映画化
が進められることになったようだ。
 ガイドの説明を聞きながらボートに乗ってジャングルの中
を進んで行くこのアトラクションは、東京ディズニーランド
でも人気の一つと思われるが、元々は1955年、アナハイムに
最初のディズニーランドがオープンしたときに作られた22の
オリジナルアトラクションの一つで、すでに50年以上も人気
を保っているものだ。
 その初代のアトラクションが満を持して映画化となるもの
だが、『カリブの海賊』と同じく船で巡るアトラクションと
いうことで、その捻り方が注目される。なお脚本には、前回
“The Mummy”の第3作にも名前の出ていたアルフレッド・
ゴーフとマイルズ・ミラーが契約しているようだ。
 因に、ディズニーランドのアトラクションの映画化では、
2002年にクリストファー・ウォーケンらの出演と、ハーレイ
・ジョエル・オスメントらの声優で、佳作との評価もされる
『カントリー・ベアーズ』と、2003年にエディ・マーフィが
主演した『ホーンテッド・マンション』がそれぞれ作られて
いて、同じ2003年の『パイレーツ・オブ・カリビアン』で大
爆発となったものだ。
        *         *
 2004年4月15日付第61回などで、競作になっていることを
紹介した歌手ジャニス・ジョプリンの伝記映画の企画の一方
で、“The Gospel According to Janis”の映画化が、つい
に11月13日に撮影開始されることが報告された。
 この競作では、パラマウントが歌手と同郷のルネ・ゼルウ
ィガーを主演に据えてジャニス本人の歌声の使用権も取り付
けて進める一方で、ジャニスの遺族らが同じレコード会社の
後輩歌手のピンクを主演に計画を進め、以前の報告の時点で
は、遺族側の企画が一歩リードという感じだった。しかし、
遺族側の企画で監督を務めるペネロピー・スフィーリスが手
掛けた脚本は、製作費を拠出する映画製作者の賛同を得られ
ず、この時点で企画は頓挫していたようだ。
 その遺族側の企画に対して、元ローリング・ストーン誌の
ライターだったデイヴィッド・ダルトンが参加、実際にジャ
ニスのツアーに同行して当時の模様をカヴァーストーリーに
まとめたこともある作家が、自らの体験を投影してスフィー
リスの脚本をリライトし、その脚本で進めることが決定した
ものだ。なお監督はスフィーリスが引き続き担当する。
 そして主演のジャニス役には、ピンクに替って、“Elf”
でウィル・フェレルと共演したズーイー・デシャネルの起用
が発表された。因に、『イカとクジラ』などを手掛けた製作
者のピーター・ニューマンは、この主役には歌える女優か、
演技のできる歌手の起用を決めていたが、デシャネルは過去
4カ月の間、ヴォイスコーチについてトレーニングを積み、
ジャニスの音域に匹敵する声を完成させて、製作者の期待に
応えられる歌える女優が誕生したということだ。
 製作費は1000万ドルで進められる。ただし、作者の役を演
じる男優はこれから選考されるようだ。
 また、対抗馬のゼルウィガーの計画は、パラマウントから
はすでに断念の発表がされているものだが、女優は今も演じ
ることを熱望しているそうで、製作会社のレイショアでは、
『ニクソン』などのスティーヴン・リヴェルとクリストファ
ー・ウィルキンスンに脚本のリライトを依頼し、その脚本を
セットにして新たな配給会社を探すとしている。
        *         *
 5月15日付第111回で報告したマーヴル・コミックスが直
接行う映画製作の第1弾“Iron Man”で、主人公のトニー・
スターク役に、『スキャナー・ダークリー』などのロバート
・ダウニーJr.の出演が発表された。
 “Elf”『ザスーラ』のジョン・ファヴロー監督で進めら
れているこの映画化では、同じマーヴル原作の『スパイダー
マン』がトビー・マクガイアで成功したように、アクション
映画は未経験だが実力のある俳優の起用が検討されていた。
しかし、配給がパラマウントに決まったこともあって、一時
は本人が希望したトム・クルーズの主演もかなり可能性があ
ったようだ。ところが、トラブルのお陰でその線は消滅し、
新たにダウニーが発表されたものだ。
 なお、原作の主人公のスタークは、大金持ちの企業家に誘
拐され、その企業家が発明したスーパーパワーの得られるス
ーツを着用させられるもので、その前までのスタークはアル
中でどうしようもない男に描かれているようだが、今回の映
画化ではその部分は飛ばして、直接アイアンマンの活躍から
始めることになるようだ。そして前日譚に関しては、続編以
降のお楽しみにするとなっている。
 製作費には平均で1億6500万ドルが計上され、本作の撮影
は来年2月に開始。公開は2008年5月に予定されている。
        *         *
 ついでにパラマウントの情報で、トム・クルーズの主演で
展開してきた“Mission: Impossible”シリーズは、クルー
ズの契約解除で主人公を失ってしまった訳だが、折角の大ヒ
ットシリーズをそのまま消滅させるのは脳がない。そこで、
パラマウントでは何としても続編を実現したいとして、その
主役に、何とブラッド・ピットの起用が検討されているとい
うことだ。
 元々このシリーズの設定は、「不可能作戦」を実行する組
織を描いたもので、オリジナルのテレビシリーズでも、第1
シーズンと第2シーズン以降ではリーダーが代ったという経
緯もある。従って、クルーズが演じたイーサン・ハントも、
一作戦のリーダーでしかない訳だから、それが交代すること
は全く問題ないものだ。
 とは言え、クルーズが演じてきた役柄を引き継ぐには、そ
れなりのスターの格が必要な訳だが、その点でブラッド・ピ
ットなら申し分ないし、また、昨年公開された『Mr.&Mrs.
スミス』も好評価を得ており、さらに彼が主宰するプロダク
ションのプランBが、ワーナーからパラマウントに移籍した
こともあって、このシリーズの主演には持ってこいという感
じのようだ。
 ただし、ピットを後釜に据えるにはそれなりのものを用意
する必要があるが、内部情報によると出演料には4000万ドル
以上を用意する準備がされているということだ。もしこれが
実現すると、当然ハリウッドスターでは史上最高額となるも
ので、その点でも注目を集めることになりそうだ。
        *         *
 後は短いニュースをまとめておこう。
 ジム・カヴィーゼルが、TWCで進められているSFアク
ション作品“Outlander”の主演をオファーされていること
が報告された。この作品は、ヴァイキングが活躍している時
代を背景に、事故で地球に不時着した異星人が、誤って護送
していた肉食のエイリアンを取り逃がし、ヴァイキングと協
力してそれを倒すというもの。発端だけを聞くと『ウルトラ
マン』に似ている感じもするが、まさか変身はしないだろう
し、舞台も中世ではかなり違う展開だろう。それにしても、
カヴィーゼルが演じるのは不時着した異星人なのかな。ダー
ク・バックマンとハワード・マッケインの脚本で、マッケイ
ンが監督する。他にはジャック・ヒューストンとソフィア・
マイルズらが共演。撮影は10月にニューファンドランドとノ
ヴァ・スコシアで開始される。
 続報で、2月15日付第105回で紹介したロザリオ・ドース
ン原作のコミックス“O.C.T.: Occult Crimes Taskforce”
の映画化権がTWC傘下のディメンションと契約され、ドー
スンの主演で映画化が進められることになったようだ。物語
は、ニューヨーク市警の女性刑事が、父親の死の謎を追う内
に、大都会に潜む邪悪な勢力と対決して行くというもの。そ
してこの企画は、最初にスピーク・イージーという出版社で
コミックスの製作が進められ、ドースンの執筆した物語に、
トニー・シャスティーンが絵を付けてイメージコミックスか
ら6月に出版された。そのコミックスの映画化が行われるも
ので、映画化は、ドースンとシャスティーン、それにドース
ンと共にエピソードを執筆しているデイヴィッド・アッチス
ンが製作を担当して行うということだ。
 因に、このコミックスの企画では、ジョニー・デップの原
作で“Caliber”と題された西部劇版アーサー王物語という
作品もあったはずだが、どうなったのだろうか。
 最後に、『ドッグヴィル』のラース・フォン・トリアー監
督が、次回作に“Antichrist”というホラーを撮ると発表し
た。物語は、この世は神はでなく悪魔によって創造されたと
いう理論に基づくものだそうで、詳細は不明だが、監督の過
去の作品から考えると、かなり絶望的な厳しい内容になりそ
うだ。しかもホラーと宣言しているのも気になるところだ。
『マンダレイ』に続くアメリカ3部作の完結も楽しみだが、
このホラー作品にも期待したい。


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井口健二