2006年09月29日(金) |
百年恋歌、合唱ができるまで、レディ・イン・ザ・ウォーター、世界最速のインディアン、13の月、椿山課長の七日間、アントブリー |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『百年恋歌』“最好的時光” 台湾の名匠・侯孝賢監督による2005年作品。 1966年、1911年、2005年、それぞれの時代を背景にした3つ の恋物語を、『グリーン・ディスティニー』などのチャン・ チェンと、『トランスポーター』などで国際的にも活躍する スー・チーの主演で描く。 第1話(1966年)は、兵役で入営の通知が来た若者と、彼が 通っていたビリヤード場の女店員が主人公。2人はそれほど 深くつきあっていたわけではないが、入営から3カ月後、休 暇でビリヤード場を訪れた若者は、姿を消した女性を追って 各地をさ迷う。 第2話(1911年)の主人公は、遊郭の芸伎と常客の外交官。 2人の間には客と芸伎以上の通い合う想いがあったが、外交 官には国を背負った使命があり、芸伎の愛をた易く迎え入れ る訳には行かない。申亥革命前夜の物語。 第3話(2005年)は、クラブ歌手とカメラマンの恋。出逢か ら互いに惹かれ合うものを感じる2人だったが、現代の愛の 顛末は単純なものではない。 まずは、たった100年足らずで人の姿や風景がこうも変って しまったのかと驚かされる。この変化は、台湾に限らず日本 も同じなのだろうが、戦前を描く第2話は別としても、第1 話と第3話の違いは、これらの時代を知る自分にとっては、 特に衝撃的だった。 それにしても、第1話の大らかな描き方と、第3話の閉塞感 で一杯の描き方は、監督の心情をそのまま表わしているのだ ろうか。その一方で、不自由だが人々が雄々しく生きている 第2話と、自由だが生きる方向性の見いだせない第3話の対 比も鮮やかだ。 結局、これらの対比が強く印象に残る作品だが、その順番が 閉塞した現代で終ることが、何とも観終えたときの気持ちを 沈んだものにさせてしまう。 正直に言って、自分がこの映画の編集者なら、第1話を分割 して第2話、第3話の前後に割り振った構成にする。その方 がまだしも救いが感じられるはずだが、監督はそのような救 いをも否定したい気持ちなのだろうか。 なお、第2話はサイレント映画の形式で、主人公らの会話の 演技の後に字幕が出る仕組みになっている。それと伴奏音楽 が流れるが、その「南管」と呼ばれる歌曲をスー・チーが歌 うシーンだけ、音楽と口が合わされているというのも不思議 な感じだった。 因に、音楽では、第1話には「煙が目にしみる」など共に、 「星は何でも知っている」「江差恋しや」の日本歌曲の台湾 語版が使用されていた。また第3話のクラブのシーンでは、 スー・チー自身が歌っている姿も写されているものだ。 侯孝賢監督作品は、1998年の『フラワーズ・オブ・シャンハ イ』以降、『ミレニアム・マンボ』『珈琲時光』と見てきて 4本目だが、ちょうどその3本のまとめのような作品だ。次 からは、また別の顔の侯孝賢が見られるのだろうか。 なお、9月30日から東京渋谷で侯孝賢作品15本などを上映す る映画祭も行われている。
『合唱ができるまで』“Les Metamorphoses du Choeur” パリ13区にあるアマチュアの合唱団が、教会でのミサ・コン サートで歌うために練習を重ね、それが完成するまでを描い たドキュメンタリー。 その合唱団には子供のグループと大人のグループがあって、 それぞれが独立して練習を積んで行く。そのジェスチャーを 交えた特異な指導法から、発声の訓練、また演奏されるミサ 曲の説明まで、音楽への多面的な取り組みがみごとに98分の 中に描かれている。 合唱の指導をしているクレール・マルシャンは、合唱指導の 第一人者と言われる女性のようだが、その巧みな指導ぶりに は、思わず自分もその指導を受けてみたい気持ちになった。 実際、映画を見ながら、密かに声を出したり呼吸を整えたり もしていたものだ。 もちろん子供のグループの中には、最後まで落ち着きの無い 子などもいるのだが、それも見事に気を逸らせないように指 導して行く。そして、映画の中では、徐々にコーラスが完成 して行く喜びも感じられた。 映画の後半では、伴奏の楽団が入って全体が完成されて行く 様子も描かれるが、指揮者も思わず弱音を吐くような状態か ら、それが一瞬にして纏まるシーンは、ある種の奇跡を見る ような感動さえも憶えてしまった。 演奏される音楽は、マルカントワーヌ・シャルパティエ作曲 『真夜中のミサ曲』と、ヨハン・ミヒャエル・ハイドン作曲 『幼子殉教者の祝日の晩課』。普段聞き慣れないミサ曲も心 地よく聞かれた。 なお作品は、一切のナレーションも排して純粋に現状音だけ で綴られている。それは、題材が合唱の指導であるから、指 導者が充分に語ってくれているものではあるが、それにして も、最近の製作者の意見ばかりが饒舌なドキュメンタリーに 比べると、それだけで心地よさも感じてしまう作品だった。 歌うのはカラオケも苦手な自分だが、こんなアマチュア合唱 団でなら歌ってみたい気持ちにもなった。
『レディ・イン・ザ・ウォーター』“Lady in the Water” 『シックス・センス』や『ヴィレッジ』のM.ナイト・シャ マラン監督の最新作。 物語の元は、監督が2人の我が子に語って聞かせたbedtime storyだそうで、完成された映画も、見事にお伽話になって いる。そのお伽話を、納得して楽しめるかどうかということ で、観客の心の純粋さも試されるという感じの作品だ。 そのお話は、プールの底に隠れ家があって、1人の女性が隠 れていたというもの。彼女は水の世界からの使者で、その使 命は人類の特定の人物と会って、その人物を目覚めさせるこ と。その人物を目覚めさせることで、人類は正しい未来へと 導かれるのだ。 一方、彼女は使命を果たした後には水の世界に帰還しなけれ ばならないが、地上には、彼女の使命と帰還を妨害するため の怪物も放たれている。だが、目覚めた人物の周囲には、彼 女を守るための人々も、その職務を認識しないまま居るはず だった。 そして、映画の主人公は、とあるアパートの管理人。そのア パートには、人種や職業もばらばらな人々が暮らしていた。 ある夜、彼は夜間使用禁止のプールの中に1人の女性を発見 する。その女性を保護した彼は、彼女の言葉を信じ、その人 物捜しと彼女を守る組織作りを始めるが… 何しろ、主人公も含めて登場する人たちが彼女の言うことに 全く疑問を持たず、主人公を中心に職務を全うしようする。 それがこの物語のお伽話らしさというところだ。 実際、この映画の登場人物の大半は、全く無償で彼女のため に尽くそうとする。そんな他人を無条件に信じる気持ちは、 恐らく現代人が最も忘れているものだろう。そんな寓意も含 む物語ともいえる。 ただし映画自体は、特定の人物の割り出しや、使命を持った 人々の探索などがちょっとしたゲーム感覚で描かれていて、 さすがに現代の子供に聞かせるお伽話という感じもする。そ の辺の感覚も楽しみたいところだ。 出演は、『シンデレラマン』のポール・ジアマッティーと、 『ヴィレッジ』に引き続いてブライス・ダラス・ハワード。 特にハワードは、監督の2人の娘から直々のご指名だったそ うだが、彼女自身、父親のロン・ハワードから『ウイロー』 などのbedtime storyを聞かされて育ったということで、こ のオファーには感激もひとしおだったようだ。
『世界最速のインディアン』 “The World's Fastest Indian” 1962年、ユタ=ネヴァダ州境のボンヌヴィルにあるソルトフ ラッツで、2輪車の世界最速記録を樹立したニュージーラン ド男=バート・マンローの実話に基づく物語。 使われるマシンは1920年型インディアンスカウト。マンロー は、本来の最高時速は80kmというこのバイクを、40年掛けて 自分の理論に基づき手作りで改良し、63歳のときに初めてボ ンヌヴィルに挑む。しかも企業などの支援は一切なく、独力 で全てを成し遂げたのだ。 瀟洒な家が並ぶ住宅地の中、草ぼうぼうの敷地に建つガレー ジ兼用の住居。マンロー自身が小屋と呼ぶこの家で、彼はバ イクの改良を続けてきた。それはエンジンのピストンまで自 作する徹底したもので、しかも資金のない彼はほとんどを廃 品の再利用で賄う。 それでも彼は、ニュージーランドでの2輪車のスピード記録 を次々に塗り替え、やがて地上のスピード記録のメッカ=ボ ンヌヴィルを目指すようになる。しかしバイクの輸送費や、 彼自身の渡航費もままならない。そんな彼をバイク中間達も 支援はしてくれるが… それでも彼は、老いて行く自分の身体を考え、一世一代の冒 険に旅立って行く。そこにはいろいろな出逢があり、トラブ ルもあるが、ついに彼は聖地で世界記録を樹立するのだ。 監督は、ニュージーランド出身で、『13デイズ』や『リクル ート』など最近はハリウッド活躍するロジャー・ドナルドソ ン。実は、彼は1971年にマンロー自身に会ってドキュメンタ リーを制作しており、以来念願の企画だったという。 しかし、もっと物語を派手にしろと言うハリウッドで映画化 することを拒み、ニュージーランド資本と、日本からの資金 提供で実現したもののようだ。製作総指揮には3人の日本人 の名前が並んでいた。 主演は、アンソニー・ホプキンス。ハンニバル・レクター役 でオスカーも受賞したサーの称号を持つ名優は、BBCのテ レビドラマで水上最速記録を作ったドナルド・キャンベルを 演じたこともあるということで、よくよくスピード記録に縁 があるようだ。 そのホプキンスが演じたのは、頑固一徹ではあるが誰にでも 好かれるという希有な性格の持ち主。しかも最後は真の勝利 者になるというこのキャラクターを、実に生き生きと描き出 している。 これも、人々が大らかだった時代の物語と言えるかも知れな い。そんな中で、不断の努力で目標に突き進んで行った男の 物語。努力と勇気が見事に表現された作品だ。 なお、物語の中では電気毛布から取ってきたというアスベス トのシートを、こんなものは要らないと言って外すシーンが あり、それにもニヤリとした。
『13の月』 俳優池内博之による初監督作品。 都会での会社勤めを辞めて、海辺の故郷に帰ってきた男が、 12年前にある事情で別れた女性と再会する。彼女も同じ事情 で12年間を悔恨の想いで生きてきた。しかし彼女は、その後 に巡り会った男と共に生きる決心をしていたが… 1年を13月に分けた暦。それは毎年が全く同じ暦になるとさ れるものだが、そこには1日だけ暦から外れた日が生じる。 そんな日に起きた密かな過ち、しかしそれは永遠の悔恨を生 んでしまう。 青春時代には起こりがちな出来事と、それに引き摺られた男 女。誰にでも起きてしまったかも知れない、そんなドラマを 丁寧に描いた作品だ。 何せプレス資料が乏しいので、どういう状況で製作された作 品なのか皆目判らないが、脚本家には3人の名前が並んでい て、脚本はかなり練り込まれているものに感じた。そして監 督の池内は、その脚本を無理をせず丁寧に撮り上げている。 僕は最初、残される家族側に感情移入を持って観てしまった が、純愛ものとして観ればこの結論も有りうることだろう。 その意味では物語に破綻もなく、脚本は日本映画にしては良 くできているものに感じられた。 主演は、柏原崇と大塚寧々。柏原はトラブル明けの復帰作と して、撮影時に話題になっていた記憶がある。それに津田寛 治、吉沢京子、ミッキー・カーチスらが共演する。 題名の由来などでちょっとファンタスティックな側面はある が、全体的には普通のドラマだ。取り立てて言うべきものも あまりない。ただ監督に真摯な姿勢は感じられるし、今後の 作品にも少し期待を持ちたくなった。 実は内容的に、日本人よりも海外での評価が受けられそうな 感じがした。出来たら海外の映画祭にでも出して、ちょっと 箔を付けてからの公開でも良かったようにも思える。東京国 際映画祭のマーケットには出品してもらいたいものだが。
『椿山課長の七日間』 浅田次郎原作によるファンタシーの映画化。 突然死した主人公が、天国へ向かう前、初七日までの間だけ 地上に戻って最後の想いを遂げることを許される。ただし、 地上に戻ることを許されるには厳しい審査があり、その日は 75人の希望者の中から3人だけが選ばれる。 その1人は生前はやくざの親分で、彼の想いが通じないと無 益な殺生が行われてしまう。もう1人は12歳の少年で、生み の親に会いたいという。そして主人公は、重大な秘密を知る ために地上に戻されるというのだが… 西田敏行演じる主人公が甦った姿は、伊東美咲演じる女性。 綿引勝彦のやくざの親分は、成宮寛貴の美容師。伊藤大翔の 少年は志田未来の少女へと姿を変えられ、それがいろいろな ドラマを生み出して行く。 浅田原作のファンタシーの映画化は、『地下鉄に乗って』に 続けてだが、前の作品と同様、この作品でも、主人公たちが 状況を的確に把握して、それを最大限利用して行くところは 気持ちが良い。SFやファンタシーに対する理解が充分に感 じられる。 そして物語では、主人公に隠された重大な秘密が徐々に解き 明かされ、それが笑いや涙を誘って行く。そこには、矛盾や 御都合主義もあまりないし…と言うか、天国の案内人は、こ うなることを最初から把握してこの3人を選んでいるのだか ら、最後は見事にパズルが納まるものだ。 上記以外の配役は、天国の案内人役に和久井映見、この人の 笑顔は何時も後ろに何か隠しているように感じるが、その雰 囲気がこの作品にはピッタリだ。また主人公の息子に須賀健 太、この夏公開の『花田少年史』に続いて死者の甦りに憑か れる役。他に、國村隼、余貴美子、桂小金治、市毛良枝らが 共演している。 監督は『子ぎつねヘレン』の河野圭太、脚色は『風花』の川 口晴。CGIの制作者を確認できなかったが、中陰役所と呼 ばれる天国への入り口の雰囲気はなかなか良かった。
『アントブリー』“The Antbully” いじめられっ子で、その腹いせに庭の蟻の巣に水を注入する など蟻いじめ(antbully)していた少年が、蟻サイズにされ て蟻の社会で活躍する冒険物語。 ジョン・ニックルの原作から、アカデミー賞候補にもなった 『ジミー・ニュートロン』のジョン・A・デイヴィスが脚色 監督したCGIアニメーション。製作は、『ポーラー・エク スプレス』を手掛けたトム・ハンクス主宰プレイトーン。 主人公のルーカス・ニックルは、小柄で華奢で眼鏡で、何時 も近所のがき大将から「押しつぶし」などのいじめに逢って いる。そんなルーカスは腹いせに庭の蟻の巣を水浸しにする など蟻いじめを続けていた。 一方、その巣に暮らす雄蟻の魔法使いゾックは、長年の研究 の末、ついに人間の体を縮小する魔法の薬を完成する。そし てその薬を使って、何時も蟻いじめしているルーカスを蟻サ イズにしてしまうことに成功する。 こうして蟻の国に連れてこられたルーカスは、女王蟻の裁決 でゾックの親友の雌蟻ホーバに預けられ、蟻の社会での基本 教育として、友情やチームワークの大切さを学ぶことになる が…元から人間嫌いのゾックはそれに大反対だ。 しかし、雄の偵察蟻フーガックスや、食料調達隊長の雌蟻ク リーラから、蟻社会に大切なことを教育されるルーカスは、 徐々に蟻の知恵を身に付けて行く。 友情だのチームワークだのと言われると、普通に作るとかな り臭くなりそうな題材だが、そこはハリウッド作品、純粋に 冒険物語として楽しめるように作られており、大人の目でも 結構楽しめる作品だった。特に後半は、他の昆虫たちも巻き 込んだ大騒動が繰り広げられるものだ。 他愛もないと言われればそれまでだが、別段悪い作品でもな いし、子供たちに夢を与えられればそれで充分だろう。 ただ、日本での上映は、お子様向けに吹き替え版のみとなる ようで、試写も吹き替えで行われたものだが、大人の意見と しては、ジュリア・ロバーツ、ニコラス・ケイジ、メリル・ ストリープ、ポール・ジアマッティらが声を宛てたオリジナ ルも一度聞いてみたかったというところだ。 なお、日本語版の吹き替えはプロの声優が担当しており、よ くあるタレント起用のような聞き辛いところはなかった。
『アンノウン』“Unknown” 脱出不能の建物に閉じ込められた5人の男。彼らは全員が記 憶を失っている。しかし、彼らの内、2人は人質で3人は誘 拐犯らしい。ところが、記憶喪失のために自分が被害者なの か犯人なのかも判らない。こんなシチュエーションで繰り広 げられる心理ドラマ。 映画を観るまでは、この設定自体が如何にして成立するか疑 問だった。しかし観ると実に納得できる展開で、その辺から 嬉しくなる作品だった。しかも、それぞれの記憶は徐々に蘇 り始めるのだが、それがまたお互い嘘を付いているのか真実 を喋っているのか… つまり彼らは、お互いに誰を信用して良いかも判らず、疑心 暗鬼のままそれでも協力して状況を打開しようとするのだが …その上、蘇り始めた記憶は細部が曖昧で、それが一層混乱 を招いて行く。なお映画では、蘇った記憶の描写もあるが、 それも実に上手かった。 設定を聞いたときには『SAW』の亜流かとも思ったが、ち ゃんと理詰めで進んで行く物語には感心させられ通しだった もちろん『SAW』とは全く違う展開だから、一概に比較で きるものではないが、一面では『SAW』よりも興奮させら れた感じだ。 という素晴らしい脚本を手掛けたのは、マシュー・ウィニー 初めて聞く名前だが、インターネットのデータベースによる と、この前には8分の短編を脚本監督した記録があり、その 短編は10人の投票者ではあるが10点満点の平均9点という高 い評価を得ていた。 因にその短編は、24時間で映画を作るコンテストに応募され た作品ということで、撮影開始から編集、音入れまで23.2時 間で完成されたということだが、その評価の高さと今回の作 品の出来を考えると、この名前はちゃんと記憶して置いた方 が良さそうだ。 監督は、トヨタやベンツのCM、それにミュージックヴィデ オなどで国際的な賞をいくつも獲っているというサイモン・ ブランド。ただし、インターネットのデータベースでは、フ ォード・ノースという共同監督の名前が挙がっており、その 経緯は不明。 出演は、ジム・カヴィーゼル、バリー・ペッパー、グレッグ ・キニア、ジョー・パントリアーノ、ジェレミー・シスト。 他に、『アイ,ロボット』のブリジット・モイナハンらが共 演している。 なお本作はアメリカ映画だが、本国は公開待機中で、日本で の公開が先行するようだ。
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