井口健二のOn the Production
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2006年09月15日(金) 第119回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回はこの話題から。
 ブライアン・デ=パルマ監督によるジェームズ・エルロイ
原作“The Black Dahlia”の映画化は、ヴェニス映画祭の開
幕を飾るなど話題になっているが、迷宮入りとなっているそ
の元とされる事件も含めた1940年代のロサンゼルスで起きた
殺人事件を検証したドキュメント“Black Dahlia Avenger”
の映画化をニューラインで行うことが発表された。
 エルロイが序文を寄せているこの原作は、元ロサンゼルス
市警・殺人課の刑事だったスティーヴ・オデルがまとめたも
のだが、実はこの本の中でオデルは、自らの実父を連続殺人
事件の犯人に名指ししているという強烈なものだ。
 殺人課刑事として18年のキャリアを持つ原作者は、その間
に300件以上の殺人事件の捜査を行ったということだが、実
父のジョージ・オデル博士の死を機会に退職。ところが父親
の残した古い写真アルバムを見ているうちに2枚の写真に目
を留めることになる。そこには扇情的なポーズをとったエリ
ザベス・ショートが写っていたのだが…。その写真から父親
の真の姿を追い始めた息子は、やがて聡明で魅力的に見える
父親が、実はハンニバル・レクターのような殺人鬼で、12件
もの殺人事件に関ったと結論付けるに至る。
 翻訳本は、文庫上下2冊というヴォリュームで綿密に書か
れていることが感じられるものだが、現実には、原作者が調
査に行っても警察の捜査資料などは散逸したり退色して目も
当てられない状態だったそうだ。しかしその中から、父親の
真の姿を探り当てたもので、その信憑性はともかく、熱意は
被害者の息子であるエルロイも認めるものだとされる。
 なお原作は数年前に発表され、以来複数の監督から映画化
の申し入れがあったがオデルは許可していなかった。しかし
今回は、先にテレビで紹介されたオデルの物語に触発された
ニューライン社の重役ジェフ・カッツが非常な熱意を持って
オデルと交渉し、オデル自身が製作総指揮に加わる形で映画
化が実現することになった。
 製作時期や監督などの陣容は未定だが、脚色にはラルフ・
ペズーロという脚本家が起用されているようだ。
        *         *
 今やトップスターのジム・キャリーとキャメロン・ディア
スが、共に出世作と言われる1994年の『マスク』以来、13年
振りに共演する計画が、ユニヴァーサル傘下のフォーカスか
ら発表された。
 作品は、“A Little Game”という題名のロマンティック
コメディで、2人が演じるのはマンハッタンに暮らす婚約中
のカップル。ところが2人は、つきあっている友人たちが、
2人の関係が長くは続かないと考えていることに気付いて…
というお話。そこからはいろいろな人間模様が描かれそうだ
が、オリジナルはフランスの舞台劇で、それをアラン・レー
ブが脚色、さらにリズ・タッシロがリライトしている。
 監督はイタリア出身のガブリエル・マッシノ。マッシノ監
督は、年末公開予定のウィル・スミス主演“The Pursuit of
Happyness”に続くアメリカ進出第2作とするものだ。
 因にキャリーは、フォックス製作の“Uesd Guys”と、パ
ラマウント製作の“Believe It or Not”の2本の大作が相
次いでキャンセルされたところだが、ティム・バートン監督
の“Believe…”は、6月15日付第113回で報告したように、
前回紹介した“Sweeney Todd”の完了後に再開の予定と言わ
れており、本作もその前に撮影することになるようだ。本作
の撮影は10月にニューヨークで開始と発表されている。
 なお、キャリーの新作はジョエル・シュマッチャー監督に
よる殺人スリラー“The Number 23”が公開待機中。一方、
ディアスはナンシー・メイヤー監督のロマンティックコメデ
ィ“The Holiday”が完成している他、三度フィオナ姫の声
を演じる“Shrek the Third”の公開が来年5月18日に予定
されている。またキャリーとディアスは、2003年10月15日付
第49回で紹介したように、昨年公開された『ディック&ジェ
ーン/復讐は最高!』でも、再共演の情報が流れていたが、
その時は実現しなかったものだ。
        *         *
 ジョエル・シュマッチャー監督の名前が出たついでにもう
1本シュマッチャー監督の情報で、“Town Creek”と題され
たオカルトスリラーの計画が進められている。
 この作品は、2005年8月15日付第93回で紹介したニコール
・キッドマン主演の“Invasion”(その後“The Visiting”
に改題されたようだ)を手掛け、本来はジャック・フィニー
原作『盗まれた町』のリメイクだったはずの作品を、独自の
作品に作り替えてしまったデイヴ・カジャニッチによるオリ
ジナル脚本を映画化するもので、物語の骨子は、2人の兄弟
が悲惨なオカルト実験に捕えられてしまうというもの。それ
以上の詳しい内容は紹介されていなかったが、この脚本家な
ら相当のものを期待できそうだ。
 なお、シュマッチャー監督は、現在は“The Number 23”
のポストプロダクション中ということだが、『バットマン&
ロビン』などでも知られる監督は、“Flatliners”や“The
Lost Boys”など超常現象を扱った作品もいろいろ手掛けて
おり、今回の脚本家との顔合せは、ちょっと目新しいものが
出てきそうな期待もするところだ。
 製作は、“How I Met My Boyfriend's Dead Fiance”など
の作品を手掛けるゴールド・サークル。出演者等は未発表だ
が、撮影開始は来年3月に予定されている。
        *         *
 2004年公開『アルフィー』のリメイクでは、1966年のオリ
ジナル版でマイクル・ケインが演じた主人公に扮したジュー
ド・ロウが、1972年公開“Sleuth”(探偵スルース)のリメ
イクで、再びケインの演技に挑むことになった。しかもこの
リメイクでは、ケイン自身もオリジナル版でローレンス・オ
リヴィエが演じた役に挑戦することになるというものだ。
 オリジナルは、ジョセフ・マンキウィッツ監督作品。オリ
ヴィエ扮する聡明で社会的地位もある作家が、ケイン扮する
若い美容師の男に妻を奪われ、その復讐を企むというお話。
アンソニー・シェイファーの舞台劇から、ハロルド・ピンタ
ーが脚色したもので、翌年のアカデミー賞ではケイン、オリ
ヴィエが揃って主演男優賞の候補になった他、監督賞、音楽
賞の候補にもなった。
 そのリメイクが計画されているものだが、計画は3年前に
製作会社のキャッスル・ロックが映画化権を獲得したときに
始まり、この時からロウの製作、主演が報告されていた。そ
こにケインの参加が発表されて注目を集めていたものだが、
さらに今回は、この監督に俳優でもあるケネス・ブラナーの
参加が発表されて、製作が本格的に動き出したものだ。撮影
は、来年1月にロンドンに在るトゥンケンハム撮影所で開始
される。
 因に、キャッスル・ロックの製作作品は、通常はワーナー
が配給しているものだが、今回の作品は映画が完成してから
配給権の売り出しを始めるということで、ちょっと強気に動
いているようだ。
        *         *
 次もリメイク計画で、1978年に公開されたグルメ系ダーク
コメディ“Who Is Killing the Great Chefs of Europe?”
(料理長殿ご用心)を、ラス・ヴェガスを舞台にリメイクす
る計画がワーナーから発表されている。
 オリジナルは、ジョージ・シーガル、ジャクリーヌ・ビセ
ットの主演で、原題の通りヨーロッパの有名な料理長(シェ
フ)たちが順番に殺され、そのシェフたちに特別料理を注文
したグルメ評論家の男に嫌疑が掛けられるが…というもの。
これに対して、今回リメイクを計画している製作者のエリッ
ク・ゴールドは、「今やラス・ヴェガスには世界中の有名シ
ェフたちが顔を揃えている。だから、ここを舞台にリメイク
しない手はない」とのことで、殺されるシェフには西洋料理
は基より、寿司職人なども含まれることになるようだ。
 脚本は、“Family Guy”などテレビではヴェテランのデイ
ヴィッド・A・ゴールドマンが起用されている。また、物語
はオリヴァ・プラット扮するグルメ評論家がラス・ヴェガス
を訪れるという展開で進められることになるようだ。
 なおリメイクのタイトルは、少し縮めて“Who is Killing
the Great Chefs?”となる。
        *         *
 『THE JUON/呪怨』の続編“The Grudge 2”の全
米公開が10月13日金曜日に予定されているサラ・ミッシェル
・ゲラーが、またまたアジアンホラーのハリウッドリメイク
で、2002年に公開された韓国映画『純愛中毒』に基づく作品
に主演することが発表された。
 オリジナルは、『猟奇的な彼女』などのクァク・ジョヨン
脚本、イ・ビョンホンの主演によるものだが、欧米向けには
“Addicted”の題名で紹介されているようで、今回のリメイ
クもその題名で行われる。ただし物語は、中心的なアイデア
だけを利用して独自に構築したものになるそうで、新たにマ
イクル・ペトローニという脚本家の名前も発表された。
 監督は、スウェーデン映画“The Invisible”を手掛けた
ジョエル・バーグヴァルとサイモン・サンドクィスト。製作
は、『THE JUON』『ザ・リング』を手掛けたヴァー
ティゴが担当する。
 因に、オリジナル版のファンサイトを覗いていたら、邦題
のことが問題にされていた。確かに変な邦題だが、実は今回
のVarietyの記事によると、オリジナルの題名は“Jungdok”
と表記されていて、これは恐らく漢字表記は『中毒』となる
ものだ。また英題名の“Addicted”というのは依存症の意味
で、つまり中毒といっても食中毒や薬中毒ではないというこ
とになる。そこでオリジナルの題名をもう一度見てみると、
何となく邦題の付いた訳も判る感じのものだ。意味不明の邦
題だが、付けた本人は案外◎という感じかもしれない。
 なおゲラーは、“The Grudge 2”に続いて“The Return”
というスリラー作品も11月に公開される。また“The Girl's
Guide to Hunting and Fishing”というノンフィクション
に基づくコメディ作品が撮影完了したところだそうだ。
        *         *
 2004年9月15日付第71回で紹介したジョン・ウー監督によ
る歴史大作“The Battle of Red Cliff”(以前の紹介では
“The War of the Red Cliff”だった)の製作が正式に契約
され、主演のチョウ・ユンファに加えて、日本から渡辺謙、
香港からトニー・レオン、台湾からはスーパーモデルのリン
・チーリンらが参加。汎アジア的陣容で撮影が行われること
が発表された。
 物語は、以前の紹介では不明瞭だったが、今回の記事では
明確に『三国志』に基づくとされており、西暦208年の漢王
朝の終焉から、「赤壁の戦い」によって魏、呉、蜀の三国が
成立するまでが描かれる。因に、この「赤壁の戦い」では、
歴史家によると100万の兵士が戦ったとされるが、ウー監督
は、このシーンの撮影には6つの撮影班を投入して、多面的
な戦いを一気に撮影する計画を立てているということだ。
 脚本は、『グリーン・ディスティニー』のワン・ホエリン
が担当。撮影開始は来年3月の予定だが、セットの建設はす
でに開始されているとのことだ。公開は2008年の北京オリン
ピックに合わせるとされている。
 また製作費は、以前の報告からさらに上がって5000万ドル
が計上されており、その内の70%をウーの盟友テレンス・チ
ャン主宰のライオンロックが支出、残りも中国の出資者から
提供されることになっている。
 なお『三国志』の映画化では、1989年に北京電影製片厰の
製作による作品が1990年に日本公開もされているものだが、
今回は欧米での公開も視野に入れた製作となるもので、最新
の映画技術を駆使した作品を期待したいものだ。
        *         *
 2004年6月15日付第65回では『ダ・ヴィンチ・コード』の
対抗馬として紹介したものの、不発に終った“The Da Vinci
Legacy”の製作者マーク・バーネットが、今度は来年5月
にランダムハウス社から出版開始予定のマイクル・スコット
原作による新たなファンタシー・シリーズ“The Secrets of
the Immortal Nicholas Flamel”の映画化権を獲得、製作
に乗り出すことになった。
 このシリーズは、来年5月に第1巻の“The Alchemyst”
が出版予定のものだが、シリーズ名に登場するFlamelという
のは15世紀に実在した錬金術師の名前で、これは『ハリー・
ポッター』にもダンブルドア校長の昔の友人として名前が出
てきたりしているものだ。その錬金術師が、このシリーズで
は不死のキャラクターとして現代に生きているという設定。
従って彼の年齢は600歳以上になるはずだが、見た目は50代
でサンフランシスコに住んでいる。
 そして物語では、ソフィーとジョッシュ・ニューマンとい
う双子の姉弟を中心として、彼らが錬金術師の指導と助けを
借りながら、長い年月に渡って続いている善と悪の戦いに加
わって行くというもの。初期の物語では、彼らはいろいろな
国の伝説に基づく怪物たちに追われながら、古代からの魔法
を体得するためにアメリカ中を旅するものになるようだ。
 それにしても、本の出版もまだ大分先のものだが、出版元
のランダムハウスでは、今年の夏前からこのシリーズに関す
る事前のアピールを行っており、すでに11カ国での出版が契
約されているそうだ。それだけの自信作とも言えそうだが、
その過程でバーネットのスタッフが原稿を入手。バーネット
は一読してその歴史観に共鳴し、直ちに映画化権の獲得に乗
り出している。もちろんそこには他社も名告りを挙げていた
ものだが、バーネットには他にも原作者との繋がりがあった
そうで、そのお陰で獲得に成功したということだ。
 なお、ランダムハウスでは、すでに“Eragon”シリーズの
映画化がフォックスで製作、また“The Golden Compass”の
映画化がニューラインで進められており、さらに先日はユニ
ヴァーサル傘下のフォーカスと包括的な映画製作の契約を結
んだところだが、今回のシリーズに関してはその範囲外とい
うことで、製作者は自由に映画会社を選べるようだ。
 またバーネットは“Survivor”などで知られるテレビ番組
製作者で、同番組ではいろいろ物議を醸しているようだが、
全6巻とも言われるシリーズとなれば各社争奪戦は必至で、
映画会社がどこに決まるかも興味津々というところだ。
        *         *
 後半は短いニュースをまとめておこう。
 まずは日本アニメのハリウッドリメイクに関する情報で、
 最初に『鉄腕アトム』こと“Astro Boy”の映画化権が、
手塚プロダクションからImagi Animation Studiosという会
社に契約されたことが報告された。この会社はCGアニメー
ションの製作会社ということだが、すでに“Teenege Mutant
Ninja Turtles”の劇場版も手掛けているということで、こ
の計画は確かTWCとワーナーの共同製作で進められていた
はずだから、その技術水準などはかなり信頼が置けそうだ。
ソニーとの関係がどうなっているものかは知らないが、報告
では同社の次回作となっているようだ。
 手塚治虫に対するのは石ノ森章太郎で、コミック・ブック
・ムヴィ(CBM)というプロダクションが石ノ森のアニメ
作品を実写映画化する計画を進めていて、その製作に日本で
石ノ森のプロダクションに49%出資している商社の伊藤忠が
関心を持っているということだ。なおCBMの計画では、第
1作を2008年に日米で公開するとしているもので、具体的な
作品名は明らかにされていないが、“Cyborg 009”が有力と
書かれていた。因に紹介記事によると、この作品は日本最初
のスーパーヒーローチーム物なのだそうだ。
        *         *
 続編の情報で、
 1本目は、2000年度アカデミー賞で、作品、主演男優など
5部門を受賞したリドリー・スコット監督“Gladiator”の
続編を、ラッセル・クロウ主演で計画していることが、スコ
ット監督の口から公表された。この計画は、当初は2003年に
も製作することで検討されていたものだが、その時は続編と
する適当なストーリーのアイデアが浮かばず諦めたのだそう
だ。しかし、今はそのアイデアがあるということで、実現が
可能になったとしている。ただし、残る唯一の問題はクロウ
のスケジュールだそうで、彼の身体が空くのが何時になるか
判らないようだ。なお、前作の結末については問題ないとし
ているものだ。
 お次は、1999年“The Mummy”(ハムナプトラ)と2001年
“The Mummy Returns”(ハムナプトラ2)に続く、シリー
ズ第3弾が計画され、その主演にブレンダン・フレイザーと
レイチェル・ワイズの再登場が期待されている。この計画で
は、前2作の脚本、監督を手掛けたスティーヴン・ソマーズ
は降板が表明されており、替って脚本はアルフレッド・ゴー
フとマイルズ・ミラー、監督にはジョー・ジョンストンの起
用が発表されている。そして、すでにフレーザーの契約は行
われたとの噂もあるようだが、さらにフランス・ドウヴィル
映画祭に出席したワイズから「まだ読んでいないけど、新し
い脚本は出来たようです。来年の夏にはやるんじゃないかし
ら。私も出ることは間違いないわ」との発言があったという
ことだ。なお物語は、前2作からは設定が少し変るというこ
とで、題名は“The Mummy 3”にはならないそうだ。
 続編の最後は“Bond 22”で、2008年5月2日と発表され
ていた公開日を、11月7日に変更することが発表された。こ
れは、監督に予定されていたロジャー・ミッチェルの降板が
主な理由だが、その後、一時は『ラブ・アクチュアリー』の
リチャード・カーティスの名前も挙がっていたが決定には至
っていないようだ。なお、以前に用意された脚本は全て白紙
に戻されたという情報もあるようで、半年の延期というのは
多分“Casino Royale”の公開まで凍結という意味だと思わ
れるが、そこから仕切り直しというのは多少心配になるとこ
ろだ。もっとも、元々『007』の封切りは秋が定番だった
ものだし、特に11月7日というのは過去にも選ばれた日付と
思われるから、この方が落ち着く感じはする。後は、早めに
監督を決めて、来年前半には撮影開始に漕ぎ着けてもらいた
いものだ。
        *         *
 最後に、前回第3作の副題が“At Worlds End”と正式に
決まったことを紹介した『パイレーツ・オブ・カリビアン』
で、第2作『デッドマンズチェスト』の興行収入が全世界の
合計で10億ドルを突破したことが報告された。これは『タイ
タニック』(18億ドル)『LOTR王の帰還』(11億3000万
ドル)に次ぐ快挙となるものだが、この先1億3000万ドルの
積み上げはちょっと難しそうで、当面3位の座は確定という
感じのようだ。ただし、『王の帰還』は3部作の3作目が記
録したもので、そうなると同じ第3作の“At Worlds End”
にも、記録更新の期待が集まる。しかし来年5月25日に予定
されている全米公開の直前には、4日に“Spider-Man 3”、
18日に“Shrek the Third”と、いずれも人気シリーズ第3
作の公開が計画されており、これはかなりハイレベルの戦い
になりそうだ。


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井口健二