井口健二のOn the Production
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2006年02月01日(水) 第104回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回は、日本時間でアカデミー賞の候補作が発表された日
付けの更新だが、この候補作については次回にゆっくり検討
することとして、ここではいつもの製作ニュースから紹介し
よう。
 まずは“Spider-Man 3”の撮影が開始されたサム・ライミ
監督に、早くも次回作の計画が発表されている。
 その作品は、テリー・プラシェットというイギリスの作家
が2003年に発表した“The Wee Free Men”と題されたヤング
アダルト小説の映画化で、お話は、農場に住んでいる9歳の
少女が、モンスターの棲む妖精の国の女王に拉致された弟を
救出するため、モンスターに闘いを挑むという冒険ファンタ
シー。その彼女の冒険には、身長6インチで蒼い顔をして、
酷いスコットランド訛りで喋る大酒飲み妖精が協力するとい
うのだが…。因に、原作は“Disc World”というシリーズの
内の1巻だそうだ。
 そして、この原作に『ティム・バートンのコープス・ブラ
イド』などの共同脚本を務めたパメラ・ペトラーが注目し、
自ら脚色してソニーに映画化を持ちかけたもので、これにラ
イミが反応したということだ。なおペトラーは、ソニーでは
ロバート・ゼメキスの監督で、この春に公開されるパフォー
マンス・キャプチャーの第2作“Monster House”の共同脚
本も手掛けている他、2005年8月1日付の第92回で紹介した
ティム・バートンが製作を手掛ける“9”の長編化や、ダグ
・リーマン監督“Nick Tungsten, Nightmare Hunter”のリ
ライト、さらにロアルド・ダール原作“The Twits”の脚色
なども手掛けている。
 なお、製作は“Spider-Man 3”の完了次第ということで、
製作規模がどのくらいの作品になるかは不明だが、早ければ
2008年の夏の公開を目指すということになりそうだ。
        *         *
 一方、“Spider-Man 3”の製作は1月1日に本編の撮影が
開始されているが、トビー・マクガイア、キルスティン・ダ
ンスト、ジェームズ・フランコの主演トリオに、今回はトッ
ファー・グレイスとトーマス・ハイデン・チャーチが敵役で
参加。さらに『KAFKA/迷宮の悪夢』などのテレサ・ラ
ッセルが、チャーチ扮するサンドマンことフリント・マルコ
の妻を演じている。なおこの夫妻には娘もいるようだ。
 そしてもう一人、グウェン・ステイシーの役名でブライス
・ダラス・ハワードの出演が発表された。この役名は、原作
のコミックスでは、メリー・ジェーンの親しい友人で、実は
ピーターの高校時代のガールフレンド=最初の恋人とされて
いるもの。しかし、警官だった彼女の父親がドク・オクとの
闘いに巻き込まれて死亡したことから、スパイダーマンには
恨みを持っているということだ。
 しかも、原作“Amazing Spider-Man”に登場する彼女は、
映画化の第1話に登場したグリーン・ゴブリンに誘拐され、
第121巻で描かれた橋上での闘いの中で悲劇的な最後を遂げ
ているということだが、映画化では、もはや橋上の闘いは過
去のこと。ということで映画の物語では、ピーターを挟んで
MJとの恋の三角関係が演じられ、原作とはちょっと違う結
末が用意されているようだ。
 なおハワードの名前は、このサイトでは2003年6月1日付
の第40回“The Woods”(後に“The Village”に改題)の記
事で初めて紹介したものだが、この時に書いたように、実は
この配役は、“Spider-Man 2”の撮影が延びたためにキルス
ティン・ダンストが降板して急遽決まったものだった。とい
うことで、“Spider-Man 3”ではちょっと因縁のある2人の
共演となるものだ。
        *         *
 お次も、小説シリーズからの計画で、ジェフ・ストーンと
いう作家の“The Five Ancestors”と題された7巻シリーズ
の映画化がパラマウント傘下のニケロディオンで進められる
ことになった。
 この計画は、『レザボア・ドッグ』から『キル・ビル』ま
でのクエンティン・タランティーノ監督と一緒に仕事をして
来たプロデューサーのローレンス・ベンダーが、新たにファ
ミリーピクチャー専門のニケロディオンと結んだ2作品の契
約の一角を成すもので、原作は、全7巻の内の最初の2巻の
“Tiger”と“Monkey”が昨年中に刊行され、さらに第3巻
の“Snake”が3月に刊行予定となっている。
 物語は、17世紀の中国を舞台に、それぞれ異なる動物のカ
ンフーを学ぶ5人の若い僧侶が繰り広げる冒険物語というこ
とで、つまり最初の3巻はそれぞれ虎拳、猿拳、蛇拳という
ことになるようだ。しかし5人の僧侶で7巻は数が合わない
が、実は物語の全体は彼らが修業している秘密の寺院が外敵
の攻撃を受けており、それを撃退するという展開のようで、
最後の2巻はその大団円ということになるのだろう。具体的
な映画化の計画は紹介されていないが、原作が未完では映画
化もシリーズにならざるを得ないところだ。
 それと、ベンダーがニケロディオンと結んだ契約のもう1
本は、“Holy Cow”という題名で、こちらはCGIアニメー
ション長編として製作することが発表されている。
 物語は、モンタナ州の牧場でバンブーと名付けられた若い
雄牛が、友達になった芋虫からインドという国では牛が聖な
る動物として自由に生活していると聞かされ、2匹でその国
を目指して冒険の旅を行うというもの。これに、口煩いニワ
トリも加わっての珍道中が繰り広げられるようだ。昨年公開
されたニューヨークの動物園からアフリカを目指す話と似て
いるような気もするが、脚本はテッド・グレンナンとピータ
ー・カルンバックという脚本家が執筆しているものだ。
 なお、長年タランティーノと仕事をしてきたベンダーは、
実は以前からファミリーピクチャーを手掛けたかったのだそ
うで、今回はもう1人のプロデューサーのカレン・バーバー
と共にニケロディオンとの契約を取り付け、めでたく思いを
遂げることができたということだ。また、1本目の作品は、
2005年3月1日付の第82回などで紹介した“Magic Kingdom
for Sale”なども手掛けるアンディ・コーエンというプロデ
ューサーが原作本をベンダーに紹介したもので、コーエンは
本作では製作総指揮を担当することになっている。
        *         *
 今回はシリーズ物の情報が多いが、もう1本はイザベル・
アレンデ原作の“City of the Beast”という3部作になる
物語の映画化を、『ナルニア国物語』の大成功で意気上がる
ウォルデン・メディアで行うことが発表されている。
 お話は、母親の療養中、エキセントリックな祖母ケイトの
許に預けられた15歳の少年アレクサンダーが、「ビースト」
と呼ばれる背丈9フィートの伝説の生物を探すために南米ア
マゾンに赴くことになり、最初は渋々だったものの大河を旅
する内にその姿に魅せられて行く。そして同じく10代の少女
ナディアと巡り合い、共に超現実的な旅を続けるが、やがて
2人はアマゾン奥地の「霧に棲む人々」に誘拐され、さらに
神秘の黄金都市エルドラドや「ビースト」を発見することに
なる…というもの。実在のアマゾンが舞台なので、いわゆる
異世界ファンタシーとは異なるが、かなりファンタスティッ
クな物語が展開されるようだ。
 そしてこの原作は、2002年にハーパーコリンズから刊行さ
れたものだが、この作品の後には“Kingdom of the Golden
Dragon”“Forest of the Pygmies”という作品が続くとい
うことで、ドラゴンと、それにアマゾンでピグミーとはかな
り不思議な物語が展開することになりそうだ。因に、原作者
のアレンデは、1993年にジェレミー・アイアンズ、メリル・
ストリープらの共演で映画化された『愛と精霊の家』(The
House of the Spirits)と、1994年にアントニオ・バンデラ
ス、ジェニファー・コネリーの共演で映画化された『愛の奴
隷』(Of Love and Shadows)の原作者としても知られる。
 なお、ハーパーコリンズはウォルデン=ディズニーと組ん
で『ナルニア』の映画化を実現したアメリカ大手の出版社。
また本作の製作には、『ロード・オブ・ザ・リング』の3部
作を手掛けたバリー・オズボーンと、本作の脚色も手掛ける
脚本家のデイヴィッド・ローゼンバーグが共同で当るという
ことだ。監督などは未発表で、配給をディズニーが行うかど
うかも未定だが、出版社との絡みでは案外早く実現するかも
知れないものだ。
 一方、ウォルデンとディズニーでは、2005年10月1日付の
第96回で紹介した“Bridge to Terabithia”を共同製作する
ことがすでに決まっているが、この作品には、ソニー配給の
『ザスーラ』と“RV”にも出演しているジョッシュ・ハッチ
ャーソンの主演と、『チャーリーとチョコレート工場』に出
ていたアナ・ソフィア・ロブ、さらに2人の教師役で『あの
頃ペニー・レインと』などのズーイー・デシャネルの出演が
発表されており、2月から撮影の準備が整ってきたようだ。
        *         *
 シリーズ物に続いては続編の話題を紹介しよう。といって
も最近は、続編までのサイクルが短くなって、本編が日本未
公開の内に紹介しなければならないのが辛いところだ。
 ということで最初は、アメリカではオスカー狙いで昨年末
に先行公開されて爆発的な人気を博したワインスタイン Co.
配給のCGIアニメーション“Hoodwinked”に、続編の計画
が発表されている。
 この作品は、コーリー&トッド・エドワーズ兄弟とトニー
・リーチという3人の映画作家が2000万ドル以下の製作費で
作り上げたもので、古典童話の『赤ずきん』を下敷きにハリ
ウッド的なリアリティを加えて物語を再構築。作品は単なる
パロディを超えた面白さと評価されている。
 因に3人は、トニーとコーリーが37歳、トッドが34歳とい
うことだが、実は7年前のサンダンス映画祭に、トッドの脚
本、監督、3人の主演による“Chillicothe”という実写作
品を出品。上映では喝采されてほんの一瞬だけ注目を浴びた
ものの、配給には至らなかったのだそうで、その時の喝采が
ただの雑音だったことを思い知らされたそうだ。
 しかし彼らは映画製作を諦めず、今度は手作りのアニメー
ションに挑んだもの。そして今回は、作品が未完成の段階か
らワインスタイン兄弟が目を留め、その出資によってアン・
ハサウェイ、グレン・クローズ、チャズ・パルミンテリらの
声の出演が決定、一気に話が進んだとのことだ。このことに
ついてコーリーは、「ワインスタインのお陰で人生の全てが
変ったものだ。彼らのやり方には本当に家族のような優しさ
があった」と感謝を語っている。
 そしてその続編は、“Hood vs. Evil”と題されており、
遠く離れた神秘の国で修業を積んだ主人公Red Riding Hood
と、彼女の仲間のSister of the Hood達は、今度は行方不明
になった『ヘンゼルとグレーテル』の謎に挑むことになるよ
うだ。ここで前作をまだ見ていないのが辛いところだが、第
1作は行方不明になったお祖母さんと、きこりの殺人事件の
謎を解く話だったようで、続編も全体的にはそういう乗りの
お話のようだ。
 また、トッドの言葉によると、続編は『T2』のような感
じでシリーズ化も視野に入れているとのこと。さらに内容に
ついては、オオカミが協力者になるのだそうで、つまりこれ
は『ターミネーター』では殺し屋だったサイボーグが、『T
2』では協力者になったというような展開が考えられている
ようだ。
 なお第2作の製作には、前作とは比べものにならない体制
が用意されるということだが、一躍注目を浴びた彼らが本当
に勝負しなければならないのは、多分これからだろう。
        *         *
 お次は、新年第1週に公開されて全米No.1ヒットとなった
スプラッターホラー“Hostel”の続編も計画されている。
 この作品は、一昨年公開の“Cabin Fever”がスマッシュ
ヒットを記録したエリー・ロスの脚本監督によるものだが、
実は前作の後、ロスの許にはハリウッド各社からホラーは勿
論、コメディから一般ドラマのシナリオまで届いたそうだ。
しかしどの作品も彼の気に入るものはなく、そんな時にクェ
ンティン・タランティーノと出会ったロスは、タランティー
ノから「自分でやらなければ駄目だ」という意見をもらい、
作り上げたのが“Hostel”の脚本だった。
 そしてこの作品は、タランティーノの製作総指揮の許で映
画化されたものだが、配給を担当したライオンズゲイトとソ
ニー傘下のスクリーン・ジェムズでは、昨年の『ソウ2』の
ヒットに習って早急に続編を作ることを要望。今回はロスも
それに応えて続編に取り掛っているようだ。ただし、タラン
ティーノが続編も製作総指揮を担当するかは不明のようだ。
 またロスは、“Cabin Fever”の続編についてもすでに10
ページの概要を書き上げているということだが、この続編に
ついては、前作同様メインプロットは人食いの話になるもの
の、人語を喋るアニメーションの鳥が登場し、歌も歌うとい
うことだ。従って“Cabin Fever 2”というよりは、1946年
ディズニー製作のアニメーション+実写作品『南部の歌』の
ような作品になるということだが、メインプロットがあれで
は、ディズニー作品のようにはなりそうにない。
        *         *
 続編の話題、最後は続報で2005年4月1日付第84回で紹介
した“Butterfly Effect 2”が1月12日に撮影開始された。
 この続編では、以前に紹介したように出演者は一新され、
今回の主演は、テレビの“Smallville”に出ているエリカ・
デュランスと“The L Word”のエリック・リヴィリー、それ
に“In the Land of Women”のダスティン・ミリガンとなっ
ている。ただしお話は、前作と同じく自分に備わるタイムト
ラヴェルの能力を発見した人物に関するもので、前回の情報
によれば、「バタフライ効果は、新たな段階を迎えている」
そうだ。マイクル・ウェイスの脚本を、ジョン・レオネッテ
ィが監督する。
 一方、この続編に関連して、製作のニューラインからは、
テレビシリーズ化の計画も報告されている。このテレビシリ
ーズの製作はNBCユニヴァーサルが行うもので、放送はア
メリカのSci-Fiチャンネル。2007年に放送開始の予定という
ことだ。そしてこのテレビシリーズでは、アシュトン・カッ
チャーの出演は予定されていないものの、物語は第1作の続
きになるということで、代役の俳優が演じる主人公は、未だ
に理想の未来を求めて過去との行き来を続けているという展
開になるようだ。
        *         *
 後半はヨーロッパ発の話題を2本紹介しておこう。
 まずはスペイン発の話題で、イカー・モンフォートという
32歳のプロデューサーから、フランスのプロダクションとの
共同製作で“El ojo descarnado”と題されたSFスリラー
の計画が発表されている。
 映画の物語は、スペインの企業家がタイに旅行に行き、そ
こでの乱痴気騒ぎの末に片目を失ってしまう。しかしそのま
ま帰国した彼は、ある日、自分が異常なものを見ていること
に気づく。それは、タイに残してきた目が見ているものだっ
た…というもの。SFと言うよりは、奇妙な味の作品という
感じだが、スペイン映画には、時々こういう奇妙な味の作品
が登場するようだ。
 そしてこの映画の主演には、アレハンドロ・アメナーバル
監督の『オープン・ユア・アイズ』などに出演したエデュア
ルド・ノリエガとフェレ・マルティネスの再共演が予定され
ているということで、これは絶妙な配役と言えそうだ。また
監督は、チリ出身のジオダノ・ゲデリーニ。因にゲデリーニ
監督は2002年にフランスで“Samourai”と題されたカンフー
・コメディを撮った経歴があるということだが、コメディの
監督がこのような作品とは、相性は良いのだろうか。
 製作費には800万ユーロ(970万ドル)が計上され、今年の
前半にスペイン国内の撮影所と、バルセロナ、リオデジャネ
イロ、それにバンコクでのロケーションが予定されている。
 また、プロデューサーのモンフォートは、この他に、ゲイ
リー・オールドマンの主演による“The Blackwoods”という
郊外型スリラーと、『ゴスフォード・パーク』などのデレク
・ジャコビ主演による“Arritmia”というアクション映画も
手掛けており、これらの作品はすでにポストプロダクション
の段階にあるそうだ。いずれも国際的な配役で、ちょっと気
になるところだが、取り敢えずは奇妙な味のSF映画を見て
みたいものだ。
        *         *
 もう1本はフランスからで、実はこの作品はすでに完成し
てサンダンス映画祭に出品されたものだが、『エターナル・
サンシャイン』などのフランス人監督ミシェル・ゴンドリー
が初めて母国で撮ったSF作品に対して、ワーナー傘下のイ
ンディペンデント・ピクチャーズ(WIP)がアメリカ配給
権を獲得したことが発表された。
 この作品は、英語題名が“The Science of Sleep”という
もので、物語は、ガエル・ガルシア・ベルナル扮する主人公
が自分の育った家を訪ね、そこでの幼い頃の思い出が徐々に
実生活を浸食し始める…というもの。『エターナル…』でも
記憶と現実の交錯がテーマに描かれていたが、紹介記事によ
ると、今回はさらに実験的なSF作品だということだ。
 そしてこの作品は、映画祭では1月24日にプレミア上映さ
れたものだが、その上映からわずか20分でWIPが配給権の
獲得に成功した。ところがこの作品には、ユニヴァーサル傘
下のフォーカス・ピクチャーズやパラマウントも目をつけて
おり、特にフォーカスは、前作『エターナル…』や同監督の
ドキュメンタリー作品のアメリカ配給も行った他、ガルシア
・ベルナルのプロダクションとも優先契約を結んでいた。し
かし、それで安心していた訳ではないのだろうが、その目の
前から見事にさらわれてしまったということだ。
 ただし、WIPが配給権を獲得したのはアメリカ/カナダ
とイギリスだけで、その他の地域はこれからフランスの製作
会社ゴーモンが交渉を進めることになっている。
 因に、今年のサンダンス映画祭では、ロビン・ウィリアム
ス主演の“The Night Listener”や、エドワード・ノートン
主演の“The Illusionist”なども出品され、それぞれ配給
権の買い付けが行われたようだ。
        *         *
 最後に、前回報告した『ナルニア国物語』第2章“Prince
Caspian”の計画が早くも動き出している。
 情報によると、『ライオンと魔女』のアンドリュー・アダ
ムスン監督が第2章の監督にも決まったもので、主演の4兄
弟もそのまま出演して秋からの撮影となるようだ。監督の発
言では、「今撮らないと子供たちが成長してしまう」という
ことだが、そうすると“The Voyage of the Dawn Treader”
と“The Silver Chair”も一気に製作することになる訳で、
前回期待した線での製作が行われることになりそうだ。
 ただし、以前にイギリスBBCでテレビシリーズ化が行わ
れたときにも“The Silver Chair”までは作られたが、そこ
で終ったもので、今回はぜひとも“The Last Battle”まで
映画化を進めてもらいたいものだ。第1章の勢いがこのまま
続けば、問題ないところだとは思うが。


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