井口健二のOn the Production
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2006年01月01日(日) 第102回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。
 では早速ということで、今年最初の話題は、年末に発表さ
れたアカデミー賞視覚効果賞部門の予備候補の紹介から。
 まずは、今年も7本が選ばれた作品名を紹介すると、
“Batman Begins”
“Charlie and the Chocolate Factory”
“The Chronicle of Narnia: The Lion, the Witch and the
Wardrobe”
“Harry Potter and the Goblet of Fire”
“King Kong”
“Star Wars: Episode III-- Revenge of the Sith ”
“War of the Worlds”
となっている。
 この他では、“Kingdom of Heaven”“The Island”“Sin
City”“Stealth”“Zathura”などが選に漏れたと紹介さ
れていたが、特に“Sin City”に関しては、映像効果という
面では落選を惜しむ声が高いようだ。
 これに対してアカデミー側からは、「物語あってのVFX
であって、物語をサポートするVFXに高い評価が集まった
結果だ」という説明もされたようだが、一方でこの作品に関
しては、3つのエピソードごとに異なるf/xハウスが起用さ
れ、それぞれが競ってVFXを仕上げたものの、クレジット
上では視覚効果監督の表記がなく、全てがベルト・ロドリゲ
スの名前になっていることが問題にされたことも匂わされて
いた。「このようなことは、オスカーのf/x賞レース史上で
前代未聞のことだ」という論評もされていたものだ。
 しかし、1968年度の視覚効果賞は『2001年宇宙の旅』が受
賞しているが、この時の受賞者はスタンリー・クーブリック
となっており、従ってこの論評は事実誤認のものだ。もっと
もこれに関連して、ロドリゲスが監督協会を脱退したことも
影響しているようなことも書かれていたが、これは大いにあ
りそうなことで、所詮アカデミーというのはそんなものだと
いうところだろう。ただし、クーブリックも当時のアメリカ
監督協会には入っていなかったと思うが…
 なお7本の内で、“Narnia”“Potter”“Star Wars”と
“War of the Worlds”の4本はILMが担当した。ただし
“Narnia”はリズム&ヒューズ+ソニー・イメージワークス
との共同、“Potter”はフレイムストア+ダブル・ネガティ
ヴとの共同ということだが、今年もILMの強さが目に付い
たところだ。また、“Batman”はダブル・ネガティヴが主に
担当、“Charlie”はフレイムストアが主に担当している。
そして“King Kong”は言うまでもなくニュージーランドの
ウェタが担当したものだ。
 最終候補は今年も3本が1月31日に発表の予定だが、僕の
予想では、シリーズとしての進化に乏しい“Potter”“Star
Wars”と全体的に弱い感じの“Batman”、それに配給元は
ディズニーでも製作母体がドイツの“Narnia”も不利と考え
る。この考えで行くと“Charlie”“King Kong”と“War of
the Worlds”が順当なように思えるが、去年も予想は外し
ているから、この辺にしておこう。
        *         *
 もう1部門、長編アニメーション作品賞の予備候補には、
“Chicken Little”
“Gulliver's Travel”
“Hoodwinked”
“Howl's Moving Castle”
“Madagascar”
“Robots”
“Steamboy”
“Tim Burton's Corpse Bride”
“Valiant”
“Wallace & Gromit: The Curse of the Were-Rabbit”
の10本が選ばれた。ここで、予備候補が16本未満ということ
は、最終候補は3本ということになる。ただし、インド製作
の2番目の作品は未公開、2005年6月15日付第89回で紹介し
たTWCが配給する3番目の作品は12月23日にプレミアが行
われるが公開は未定のもので、確か10本以下だと候補が選ば
れない事態を回避するために無理矢理の選考のような感じも
否めない。
 なお、“Howl”は海外はディズニーの配給で、ローレン・
バコール、クリスチャン・ベイル、ビリー・クリスタルらが
吹き替えを担当し、アメリカだけで470万ドル稼いでいるそ
うだ。また“Steamboy”はソニーの配給で、アルフレッド・
モリーナ、アンナ・パキン、パトリック・スチュアートらが
吹き替えし、全世界で1100万ドルの収入と紹介されていた。
 で、最終候補の3本は、作品自体が話題になった“Corpse
Bride”と“Wallace & Gromit”、それに、2005年度のアニ
メーションの興行収入ではダントツの5億2600万ドルを稼ぎ
出した“Madagascar”が順当と見るがどうだろうか。
 一方、短編部門には今年は33本がエントリーされ、中には
2005年8月1日付第92回で紹介した“9”や、94歳の大ベテ
ラン、ジョセフ・バーベラがストーリーを手掛けた“Tom &
Jerry”の新作なども入っているようだ。
        *         *
 以下は製作ニュースを紹介しよう。
 歌手ジョニー・キャッシュの伝記映画“Walk the Line”
でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされて
いるリーズ・ウィザースプーンの主宰で、ユニヴァーサルに
本拠を置いている製作プロダクション=タイプAフィルムス
から次々に計画が発表されている。
 このプロダクションは2003年に彼女の当り役『キューテ・
ブロンド』の続編の製作を機に発足されたものだが、すでに
進行中の企画としては現代が背景の妖精物語“Penelope”が
プレプロダクションの段階となっている他、スリラー作品の
“The Reckoning”も準備中とのことだ。
 そしてさらにユニヴァーサルから、ウィザースプーンの主
演用としてドン・ウィンストンによるオリジナル脚本“Our
Family Troubles”の権利を獲得したことが発表された。
 この作品は、初めて母親となる女性が妊娠後に不思議な現
象に遭遇し、出産のためテネシー州の実家に戻るが、そこで
伝説の魔女ベルを見てしまう。そして邪悪な精霊が彼女の赤
ん坊を傷つけていると信じ込んでしまうというもの。元々が
テネシー州ナッシュヴィルの出身で、すでに出産経験もある
女優には持ってこいの作品という感じだが、ちょっと恐そう
なお話だ。なお、題名は変更される予定ということだ。
 それにしても、タイプAで進行中の作品は、いずれも妖精
物語であったりスリラーであったりと、ちょっとウィザース
プーンの当り役の路線とは違っているような気がするが、こ
れは彼女自身の希望なのだろうか。単純に流行に乗っている
だけにしては、微妙にいろいろな方向性を持たせているよう
にも感じられて面白いと思えるのだが…
        *         *
 続いては、ジョージ・A・ロメロ監督による本家版の新作
『ランド・オブ・ザ・デッド』を製作したプラティナム・ス
タジオとIDGフィルムス、リレイティヴィティ・メディア
の3社は、共同でコミックスを原作とする“Witchblade”の
映画化を前後編の2部作で製作することを発表している。
 この物語は、神秘的で強力な武器を駆使して犯罪者や邪悪
な敵と闘う女性探偵(刑事)を主人公にしたもので、原作の
権利は、『MiB』などで知られる独立系のトップ・カウコ
ミックスが所有している。また、この原作は一時期テレビシ
リーズ化もされており、放送を行ったTNTでは最も成功し
た作品の一つと言われているそうだ。
 という原作の映画化だが、今回の発表では、これを前後編
の2部作でしかも一時に製作する。これについてプラティナ
ムの首脳は、「あまりしないことだが、この作品はそのやり
方に最適のものだ」と、『ロード・オブ・ザ・リング』など
を例に挙げて説明したそうだ。脚本家や監督等は未定だが、
2006年後半に中国で撮影を行う予定となっている。製作費に
は2作の合計で4000万ドルが計上されているようだ。
 なお、配給会社は未発表だが、最近プラティナムとトップ
・カウでは、“Proximity Effect”という作品をスティーヴ
ン・サマーズの製作でユニヴァーサルで進めてる他、TWC
製作で、ダニー&オキサイド・パン兄弟の監督起用が発表さ
れている“The Darkness”といった企画も発表されており、
さらに『MiB』以来のソニーとの関係も保たれているよう
だ。一方、リレイティヴィティ・メディアは最近ワーナーと
共同出資の契約を結んだところで、配給会社は大体この中か
ら決まりそうだ。
        *         *
 お次は“What Women Want”(ハート・オブ・ウーマン)
などのナンシー・メイヤーズ脚本、監督によるロマンティッ
ク・コメディで、“Holiday”というソニー作品に、ジュー
ド・ロウ、キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット
とジャック・ブラックの共演が発表されている。
 この作品は、失恋の回復のため休暇を取ってロンドンを訪
れたアメリカ女性(ディアス)が、やはりどん底にいるイギ
リス女性(ウィンスレット)と友情を交わし、そこにロウと
ブラックが絡む男女4人の恋物語ということだ。因に、ロウ
はディアスのlove interestと紹介されており、そうなると
ウィンスレットの相手役がブラックなのだろうか。撮影は、
2006年の早い時期にロンドンとロサンゼルスで行われること
になっている。
 なおメイヤーズは、2003年に『恋愛適齢期』を脚本、監督
した際にソニーとの間で優先契約を結んだということで、今
回の作品はその契約に従ったものだそうだ。
 またロウは、TWC製作で『コールド・マウンテン』のア
ンソニー・ミンゲラ監督による“Breaking and Entering”
が次の公開作品で、さらにウィンスレット、ショーン・ペン
と共演したスティーヴ・ザイリアン監督によるリメイク版の
“All the King's Men”の公開が2006年の後半に予定されて
いる。それにしても、ロウ主演でロンドンを舞台にした男女
4人の物語は、つい最近もソニーであったように思うが…
        *         *
 2001年にケヴィン・スペイシー主演で映画化されたちょっ
と不思議な感覚のファンタシー作品“K-PAX”(光の旅人)
などで知られるイアン・ソフトリーの監督で、“Inkheart”
という計画がニューラインから発表されている。
 この作品は、ファミリー・ファンタシーという紹介がされ
ていたが、ドイツ人の作家コーネリア・ファンケの原作を映
画化するもので、原作はNYタイムズのベストセラーリスト
の児童書部門に19週に亙ってランクインしたものだそうだ。
 お話は、本の登場人物を声に出して読み上げることで現実
世界に呼び出すことのできる能力を持った父親と、その娘を
主人公として、父親がうっかり呼び出してしまった犯罪者の
一味によって誘拐され、娘は現実世界とイマジナリーの両方
の友だちの協力を得て父親の救出に向かわなくてはならなく
なるという展開。そしてこの脚色を、劇作家のデイヴィッド
・リンゼイ=アベアリが手掛けて、その映画化が行われると
いうものだ。
 児童書の映画化で、少女が主人公、さらにイマジナリーの
キャラクターも登場するというかなりファンタスティックな
作品になりそうだが、1997年の『鳩の翼』などの作品でも知
られるソフトリー監督がどのように仕上げるかも興味深い。
因にソフトリーは、「想像力という偉大な力を中心に描いた
もので、その点に共感した。いろいろな全く異種のキャラク
ターたちが協力して、ファミリーを作り上げて行く点にも面
白さがある」と意欲を語っているそうだ。
 2006年の春〜初夏の撮影開始で、2007年の復活祭シーズン
(3月)の公開が予定されている。
        *         *
 “Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events”
(レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語)のブラッド
・シルバーリング監督が、2006年には3作品を監督する計画
が発表されている。因に、1人で年間3本の監督をするのは
最近では珍しいことだが、シルバーリングは『レモニー…』
の製作には2年間掛かり切りになり、その後にリフレッシュ
休暇を取れたということで、鋭気は充分なようだ。
 その1本目は、監督自身が脚本を執筆した“Ten Items or
Less”と題された作品で、モーガン・フリーマンとパッツ
・ヴェガの共演により、1月からの撮影が予定されている。
 この作品は、監督の周囲でよく見掛ける成功へ道の閉ざさ
れたマイノリティ社会の人々を描いており、そこからの脱出
を図る主人公を中心にした物語ということだ。そしてこの脚
本は、実は『レモニー…』の前に完成されていたもので、ヴ
ェガにはその時点で出演が依頼されていたようだ。その計画
がようやく実行されるものだ。製作は、フリーマン主宰のリ
ヴェレイションで行われる。
 2本目は“Juno”という作品で、ディアブロ・コーディと
いう脚本家による青春コメディ。自らの妊娠を知った10代の
女性が出産を決意し、そのために周囲のいろいろな既成概念
と闘って行く姿を描いたものということだ。製作費は800万
ドルで春からの撮影が予定されている。製作はマンデイトと
いうインディーズの映画会社だ。
 因に、1本目の作品も製作費1000万ドル以下ということだ
が、シルバーリングは大型の作品の間には、こういうインデ
ィ系の作品を監督して本来の姿を取り戻したいのだそうだ。
 そして3本目に予定されているのが、“The Crusaders”
というニューライン製作による作品で、この映画が次の大型
作品ということになるようだ。
 この作品は、合衆国初のアフリカ系の最高裁判事となった
ターグッド・マーシャルを描いたもので、ジャック・グリー
ンバーグの回想録“Crusaders in the Courts”に基づき、
1954年に最高裁判所で争われたブラウン対教育委員会の裁判
を描いている。この裁判では、学校における人種分離の問題
が争点となり、ダヴィデとゴライアスの戦いと評されたこの
裁判で、グリーンバーグはマーシャルと共に歴史的な勝利を
納めたというものだ。
 そしてこのマーシャル役を、“Crash”(クラッシュ)の
演技でオスカーの呼び声も高いテレンス・ハワードが演じる
ことが発表されている。因にハワードは、この役を得るに当
って、自身が表紙を飾っている映画雑誌とマーシャルが表紙
の1950年代のタイム誌を監督に送って、その熱意を表明した
そうだ。また本作の脚色には、テレビの“West Wing”を手
掛けるポール・レッドフォードとローレンス・オドネルの起
用も発表されている。
 そしてこの作品が、2006年後半に予定されて年間3本目と
なるものだが、実はこの計画自体はまだ初期の段階というこ
とで、決定には人気者のハワードのスケジュール次第という
面があるようだ。なおハワードには、他にスパイク・リーの
脚本監督によるヘヴィ級チャンピオン=ジョー・ルイス伝記
映画の計画もあるそうで、スケジュールは流動的なようだ。
        *         *
 ワーナーは、パラマウントが計画を放棄したアクション作
品“The Watchmen”の権利を獲得して映画化を目指すことに
なった。
 この計画は、元々はDCコミックスの原作を映画化するも
ので、アラン・モーアとデイヴ・ギボンズにより1980年代に
発表された全12巻のシリーズに基づく。このシリーズでは、
1950年代に似た現実とは異なるアメリカを舞台に、ヒーロー
の大半が引退したり、無法者になってしまった時代を背景と
して、その世界で普通の男性がスーパーヒーローの衣装を身
に付け、悪に立ち向かって行く姿を描いたもの。やがて彼は
様々な事件を追う内に、ヒーローたちがいなくなった謎に迫
って行くというお話のようだ。
 そしてこの計画は、最初は2001年にユニヴァーサルがデイ
ヴィッド・ハイターと7桁($)の契約を結び、脚色と監督
を行う計画だったが頓挫。その後パラマウントが権利を獲得
して、昨年の夏にイギリス人監督のポール・グリーンバーグ
を起用してロンドンで撮影する計画も立てられた。しかし、
これも製作費の高騰などで断念されたということだ。
 この権利をワーナーが獲得したもので、同社では新たな脚
本家と監督を起用して実現に向かうとしている。ただし、現
時点ではパラマウントは共同製作に加わる権利を留保してい
るようだ。なお、製作はラリー・ゴードンとロイド・レヴィ
ンが担当している。
 それにしても、『スーパーマン』や『バットマン』などの
DCコミックスのキャラクターはワーナーが独占しているも
のと思っていたが、そうでないものもあったようだ。
        *         *
 ディズニーの親会社でもあるブエナ・ヴィスタの資本で、
中国映画の製作が行われることになった。
 この計画は、“The Secret of the Magic Gourd”という
英題名が付けられているもので、チャン・ティアン・イーと
いう作家の児童向けの作品に基づいているようだ。内容は、
現代を背景にしたアクションもので特殊効果も多用されると
している。そしてこの特殊効果を、『カンフー・ハッスル』
などを手掛ける香港のセントロ・ディジタルが担当するとい
うことだ。なお、撮影は昨年10月に開始されていて、年明け
早々に完了の予定になっている。
 因に、ディズニーの中国関連作品では、2004年11月15日付
の第75回で“Snow and the Seven”という作品を紹介してい
るが、この作品は当時のミラマックスで進められたものの、
現在はブエナ・ヴィスタの担当で計画段階となっている。
 この他ブエナ・ヴィスタでは、イギリスで2003年の東京国
際映画祭に出品された『カレンダー・ガール』の製作を手掛
けたり、ラテンアメリカにも共同出資による製作拠点を置く
など、国際化はかなり進んでいるようで、その次の段階とし
てアジアへの進出が始められたということのようだ。
        *         *
 最後はドイツから、“Night of the Living Dead”の3D
リメイクの計画が報告されている。
 この計画は、ドイツでも新興のラックス・ディジタル・ピ
クチャーズというところが進めているもので、脚本はロバー
ト・ヴァルディングという人が担当している。なお製作者の
言葉によると、作品は「ジョージ・A・ロメロの1968年作品
に敬意を表しているが、同作の題名は一般化しているので、
特に権利の獲得などはしていない」とのことだ。それで本当
に良いのだろうかという感じだが、まあ作られてしまったら
仕方がないというところなのだろうか。
 因にこの会社は、2004年に設立されてドイツ国内の映画に
興味を持つ資本家の出資を受けているということだが、実際
に製作計画が発表されたのは今回が初めてのようで、一緒に
同じヴァルディングの脚本による“Earth Creature”という
SF作品と、デイヴィッド・シュモエラーという脚本家によ
る“Summer Love”という1970年代のキューバを舞台にした
青春映画の計画も発表している。
 また製作費には1本当り200万ドルが計上されているが、
これは500万ドルまでは引き上げ可能だそうだ。それと社名
にディジタルとあるのは、必要なら使うこともできるという
意味で、特にその種の組織が背景にあるということではない
ようだ。それにしても、本当にこんなことで良いのかという
感じだが、一応はVariety紙にも記事が載っているので、ま
あ少し先行きは見てみたいというところだ。
 では、今年もよろしくお願いいたします。


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井口健二