井口健二のOn the Production
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2004年10月15日(金) 第73回

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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 このホームページも開設から3年が過ぎ、今回から4年目
に入ります。そして、嬉しいことに先日ヒット数が3万を越
えました。年平均1万ヒットです。実際には、最初の1年間
は5千ヒットぐらいだったと記憶しているので、その後に大
幅に増えたことになりますが、最近では毎月千を越えるヒッ
トをいただいて感謝しています。これからも、今まで同様が
んばっていきますので、よろしくお願いいたします。
        *         *
 さて、4年目最初の話題は続報で、前回、前々回も紹介し
たジョージ・A・ロメロ監督の Living Dead(ゾンビ)シリ
ーズ第4作“Land of the Dead”について、この映画に、先
にロメロが希望として挙げていたデニス・ホッパーと共に、
『XxX』のアーシア・アルジェントの出演が発表された。
 このゾンビシリーズは、何度も紹介しているように1968年
の“Night of the Living Dead”の後、1978年に“Dawn of
the Dead”(ゾンビ)が発表されたものだが、実は、この第
2作の完成に大いに力を貸したのが、イタリアのダリオ・ア
ルジェント監督だった。実際、映画のクレジットでは、スク
リプト・コンサルタントとしてダリオの名前がある他、製作
者の中にも、弟でプロデューサーのクラウディオ・アルジェ
ントの名前が記載されている。
 そしてアーシアは、そのダリオ・アルジェントの娘で、実
は彼女の3歳の誕生日は、イタリアで“Dawn of the Dead”
が封切られた日に祝われたとも言われている。そのアーシア
が第4作に主演しているということで、これは多分ロメロの
希望だと思うが、味なことをしてくれたものだし、アーシア
もよくそれに応えてくれたという感じだ。
 なお彼女の役は、“The Ring 2”でナオミ・ワッツの相手
役を務めているサイモン・ベイカーや、舞台出身で1993年の
『スーパーマリオ』でルイージ役を演じたジョン・レグイザ
モらと共に、ゾンビ避けの壁に囲まれた都市の外側で、Dead
Reckoning(フォックスで進められていた当時の題名)と名
付けられた装甲車を使ってゾンビ狩りをする戦闘部隊のメム
バー。因に、デニス・ホッパーは『スーパーマリオ』の敵役
だったが、レグイザモとはそれ以来の顔合せだろうか。
 他には、お決まりのスペシャル・メイクアップ・アーチス
ト=トム・サヴィーニや、前回紹介したパロディ版“Shaun
of the Dead”を、自作自演で発表したサイモン・ペグ(脚
本も)と、エドガー・ライト(脚本、監督も)のコンビも出
演しているようだ。
 本作は、過去のシリーズの流れは汲むものの、新たな展開
の開幕となる作品とも言われているが、以前の3作はシリー
ズとはいっても毎回主人公も異なり、状況に連続性があるだ
けのものだった。今後のシリーズはいったいどのように展開
するのだろうか。また本作の題名は、アメリカでは“Gearge
A.Romero's Land of the Dead”と呼ばれることになったよ
うだ。
        *         *
 お次は、ワーナーが本年度最高額となる200万ドルの契約
金で、オーストラリア人の新人作家グレゴリー・デイヴィッ
ド・ロバーツの小説の映画化権を獲得。ジョニー・デップの
主演で進めることが発表された。
 この小説は“Shantaram”という題名で、1980年代のオー
ストラリアを発端に、窃盗で有罪になった麻薬中毒の男が、
収監された豪州一厳しいと言われた刑務所を脱獄。インドへ
逃れてムンバイのスラム街で医師として活動。さらにアフガ
ニスタンに潜入して当時ソ連と戦っていたゲリラに身を投じ
て活躍するという1000ページに及ぶ大作。
 紹介文では、1973年にスティーヴ・マクィーン、ダスティ
ン・ホフマン共演で映画された“Papillon”とも比較されて
いたが、一部は作者の実体験に基づいた物語ということで、
かなり波乱万丈の面白そうなお話だ。ただしこの原作は、実
はオーストラリアでは03年8月に出版されていたが、その時
は誰も目をくれなかったもの。しかし、今秋アメリカでの出
版が決まって俄然注目を集めるものになったということだ。
 そしてこの作品に惚れ込んだデップが、ワーナー傘下のプ
ロデューサーのブラッド・グレイに映画化権の獲得を依頼。
一方、オーストラリア出身のラッセル・クロウの代理人らも
参加しての争奪戦の結果、グレイが最高額を付けて権利を獲
得したというものだ。なお、契約にはロバーツが脚本を書く
ことも含まれているようだ。
 製作は、グレイとブラッド・ピット、ジェンファー・アニ
ストンが主宰のプランBが担当。また配給は、アメリカ国内
はワーナーが担当するものの、海外は今回の映画化権の獲得
にワーナーと共同で加わったイニシャル・エンターテインメ
ントという会社が扱うようだ。
 因に、デップの作品では、日本では現在『シークレット・
ウインドウ』が公開中だが、すでに“Finding Neverland”
と“The Libertine”の2作が完成して公開待機中。さらに
“Charlie and the Chocolate Factory”の撮影は最終段階
ということで、“Corpse Bride”の声の出演も終了している
と思われる。
 しかしこの後には、来年早々から2作同時で撮影される計
画の“Pirates of the Carribean”の続編が予定されている
他、デップ自ら製作にも乗り出す“Happy Days”や、“The
Diving Bell and the Butterfly”などの計画も発表されて
おり、今回の作品は何時になったら見られるのだろう。
        *         *
 “Spy Kids”シリーズで、お子様映画に新風を吹き込んだ
ロベルト・ロドリゲス監督が、同シリーズの完結を受けて新
たな計画を発表した。
 新作の題名は、“The Adventures of Shark Boy and Lava
Girl in 3-D”。お話は、クラスメートから無視されて夏休
みを1人で過ごさなければならなくなった10歳の少年が、タ
イトルになっている想像上の2人の友達と共に、夢を現実に
できることを証明するためのミッションを続け、それを実現
するというもの。しかも題名にもある通り、“Spy Kids”の
第3作と同じく3Dで撮影される計画のようだ。
 出演は、テイラー・ドゥーリー、テイラー・ロウトナー、
カイデ・ボイドの3人の新人に加えて、ABCテレビで自ら
の名前の付いたショウ番組が放送されている人気者のジョー
ジ・ロペス。撮影は、テキサス州オースチンにあるロドリゲ
ス自前のトラブルメイカースタジオで9月27日に開始され、
全米公開は来年6月10日と、配給元のミラマックス(ディメ
ンション)から発表されている。
 なお、その前の4月1日には、最終的にE・R・バロウズ
原作『火星』シリーズの映画化からの降板などの問題を引き
起こすアメリカ監督協会とのトラブルで、協会脱退の故とな
ったロドリゲス監督の大人向けの新作“Sin City”の公開も
予定されている。
        *         *
 マイク・ニコルズ監督とジュリア・ロバーツのコンビで、
ロマンティックコメディの計画が発表されている。
 作品の題名は“Seven-Year Switch”。この題名は、マリ
リン・モンロー主演作品でも有名なsven-year itch(七年目
の浮気)から採られたものだが、この成句は、「倦怠期」と
いうような意味合いで一般的に使われているものだ。そして
本作では、ロバーツ扮する結婚7年目を迎えた女性が、過去
の人生の節目で別の選択をしていたらどうなっていたかを考
えるという内容で、スーザン・ウォルターという脚本家の作
品を映画化することになっている。
 本作の紹介文を最初に読んだときには、何となく1986年の
フランシス・フォード・コッポラ監督作品“Peggy Sue Got
Married”(ペギー・スーの結婚)を連想した。本作の詳細
は明らかにされていないし、特にファンタシーという紹介は
されていないようだが、ニコルズ監督には『イルカの日』の
ような作品もあるので、ちょっと期待してしまうところだ。
 なお、ニコルズ監督とロバーツでは、ジュード・ロウ、ナ
タリー・ポートマン、クライヴ・オーエン共演の“Closer”
という作品の全米公開が今年末に予定にされており、本作は
それに続けてのコラボレーションということになる。
 しかしニコルズ監督には、テリー・ギリアム監督の1975年
作品“Monty Python and the Holy Grail”を舞台コメディ
化する“Monty Python's Spamalot”の舞台演出や、カール
・ハイアーセン原作の“Skinny Dip”という長編小説の映画
化権を獲得するなど、計画が目白押しで、今回の計画がすぐ
に実現という訳には行かないようだ。
        *         *
 スティーヴン・キング原作で1989年に最初の映画化が行わ
れ、1992年に続編も製作されたホラー作品“Pet Sematary”
(ペット・セメタリー)のリメイクが、パラマウント傘下の
アルファヴィルで計画されている。
 オリジナルは、キング自身の脚色による映画化で、1987年
に公開された“Siesta”(シエスタ)などのメアリ・ランバ
ートが監督、ランバートは続編も監督している。しかしこの
オリジナルは、アメリカで毎年発行されている2つのガイド
ブックでは、一方の評価が★3つ半に対し、他方ではBombと
されるなど、好悪が激しく分かれている。ただし興行的には
第1作は5700万ドルと、まずまずの成績を残したものだ。
 そして今回のリメイクは、ワーナーで“Invasion of the
Body Snatchers”(SFボディ・スナッチャー)、フォーカ
スフィーチャーズで“The Changeling”(チェンジリング)
など、SFホラー系の作品のリメイクを相次いで手掛けてい
るデイヴ・カジャガニッチが脚色を行うもので、新たな観点
での映画化が期待される。
 なお脚本家は、本職が大学の英語の教授という人で、昨年
オリジナル脚本の“Town Creek”という作品をワーナーに売
り込んで以来、一気に高い評価を得ているようだ。
        *         *
 前回は、テレビの『スーパーマン』に主演したジョージ・
リーヴスについての映画の計画を紹介したが、今度は『名犬
リンチンチン』を演じたジャーマン・シェパードに関する映
画の計画が発表された。
 計画しているのは、最近やたらと名前の登場するエメット
/ファーラのコンビで、彼らはすでにオリジナルの権利を所
有する関係者からの許可も受けているようだ。
 因に、初代のRin Tin Tin(リンティ)は、第1次大戦中
にフランスの塹壕の中で生まれたとされ、戦後に飼い主のリ
ー・ダンカンと共にアメリカに渡り、1923年製作のワーナー
映画“Where the North Begins”をデビュー作として、22本
の映画および連続活劇に主演。そしてスター犬となった後、
1932年8月10日に、ダンカンと隣人だった女優のジーン・ハ
ーロウに看取られて亡くなったそうだ。
 またリンティは、4匹の息子を儲け、その内2頭が1954年
から59年に放送されたテレビシリーズ“The Adventures of
Rin Tin Tin”で活躍した犬ということだ。なお、このシリ
ーズでは全部で3頭のジャーマン・シェパードがリンティを
演じているが、残りの1頭もやはり俳優犬の息子でフレイム
Jr.と呼ばれる犬だったそうだ。そして1958年と59年には、
動物タレントに贈られるTVパツィー賞を受賞している。
 因みにこのテレビシリーズは、アパッチ砦などのある西部
劇の世界を舞台としてもので、ガンファイトなどのアクショ
ンや暴力なども表現され、その点がファミリードラマとして
描かれた『名犬ラッシー』とは異なっていた。その後1988年
から93年には現代版の“Rin Tin Tin K-9 Cop”も製作され
ているが、このシリーズでもアクションに彩られたものだっ
たようだ。なおこの現代版シリーズのリンティも、初代の子
孫が演じたそうだ。
 ということで、80年を越えるRin Tin Tinの歴史というこ
とになるが、エメット/ファーラは年齢的には最初のテレビ
シリーズには間に合っていないと思われ、さてどんな点に興
味を持って映画化を進めようとしているのだろうか。
        *         *
 リュック・ベッソン主宰のエウロパコープがラテンアメリ
カに進出し、ブラジルの映画会社との共同製作に乗り出すこ
とが発表された。
 発表された作品は“Federal”という題名で、2001年にブ
ラジルで開催されたサンダンス・スクリーンライター・ラボ
に提出されたエリック・デ・カストロの作品を映画化するも
の。内容は、首都ブラジリアを舞台に麻薬王を追い詰めて行
く警察の姿を描いたものだそうだ。なおカストロは、第2次
大戦でブラジルが演じた役割を描いた2000年製作のドキュメ
ンタリー作品“Hit Them Hard”などを手掛けており、今回
は劇映画監督のデビューも果たすとされている。
 そしてこの映画の製作で、エウロパは総製作費200万ドル
の半額を提供するということだ。出演者には、全てブラジル
人のセルトン・メロ、カルロス・アルベルト・リセリ、エデ
ュアルド・デュセックらが起用され、撮影は来年の半ばごろ
に開始されて、公開は2006年の予定になっている。
 因に、2000年に設立されたエウロパコープは、ヨーロッパ
やアジア、極東地区などで30本の映画を製作し、毎年の収益
は1億ドルに達しているということだ。そして現在は、製作
費8000万ドルを掛けたアニメーション作品の“Arthur”や、
ペネロペ・クルス、サルマ・ハエック共演の“Bandidas”、
ジェット・リー、ボブ・ホスキンス、モーガン・フリーマン
共演で、ルイス・レターリア監督の“Danny the Dog”、ガ
イ・リッチー監督の“Revolver”、トミー・リー・ジョーン
ズが監督デビューする“The Three Burials of Melquiades
Estrada”などの製作が進んでいるそうだ。
        *         *
 “1001 Movies You Must See Before You Die”などの著
作もある映画研究者のスティーヴン・シュナイダーと、脚本
家のデニス・バートックが、ホラー、ファンタシー、SFな
どのジャンル映画のリメイクを専門としたファイブ・ウィン
ドウズというプロダクションの設立を発表し、その製作計画
が公表された。
 それによると、まず1作目に挙げられているのが、1973年
製作のフランスのアニメーション“Fantastic Planet”。ル
ネ・ラルー監督のカンヌ特別審査員賞受賞作を、実写によっ
てリメイクしようとする計画のようだ。
 お次は、1972年イギリス製作の“The Asphyx”。人が死ぬ
瞬間に身体から離れて行く魂を撮影することに成功した男の
物語。なお、このオリジナルではトッドAO35を使用した
撮影を、『アラビアのロレンス』でオスカー受賞のフレディ
・ヤングが担当しており、映像が美しいと評価されていた。
 そしてもう1本は“Blood on Satan's Claw”。1970年の
イギリス映画で、村に住む子供たちが徐々に悪魔の申し子に
なって行くという物語。
 最近CGIが手軽になって、誰でも何かできそうな雰囲気
になっているせいか、往年のファンタシー映画を最新技術で
リメイクしようという動きがいろいろ出てきている。これも
その一つのようだが、それにしても“La Planete Sauvage”
の実写版とは…。実はこのオリジナルには、パリまで行って
見たという個人的な思い入れがあり、またこのアニメーショ
ンには、ローラン・トポルの絵も含めての作品という認識も
あるので、ちょっと複雑な心境というところだ。
        *         *        
 後半は短いニュースをまとめておこう。
 『アラモ』などのビリー・ボブ・ソーントンと、ミラ・ジ
ョヴォヴィッチの共演で、“Fade Out”というスリラー作品
が計画されている。お話は、ソーントン扮する脚本家が、ジ
ョヴォヴィッチ扮する妻が浮気をしているものと信じ込み、
そのため精神的な病に取り付かれてしまう。やがて妻が行方
不明となり、脚本家は抱いている疑惑の全てを脚本にしよう
と執筆を開始するが…、徐々に現実と物語の境が不明瞭にな
って行くというもの。1991年にブライアン・デ・パルマの監
督で映画化された“The Bonfire of the Vanities”(虚栄
のかがり火)などの脚本家としても知られるマイクル・クリ
ストファーが自作の脚本を監督する作品で、撮影は来年の5
月15日からノヴァスコシアのハリファックスで予定されてい
る。しかし、現在のところ配給会社は未定だそうだ。
 8月1日付の第68回で紹介した“The Italian Job”(ミ
ニミニ大作戦)の続編について、パラマウントから、マーク
・ウォルバーグ、シャーリズ・セロン、セス・グリーン、モ
ス・デフに対して、再登場の交渉を行っていることが正式に
発表された。なお、脚本は前回報告した通り、サントロペと
パリ、それにフランスアルプスを舞台にしたものとなるが、
まだ完成されてはいないそうだ。しかし、撮影は来年3月に
開始され、2005年11月の公開が計画されている。また監督に
は、前作を手掛けたF・ゲイリー・グレイが一番手として交
渉されている模様だ。因に、セロンは、同じくパラマウント
製作の“Aeon Flux”の撮影中に首を負傷して、8月31日以
来撮影を中断していたが、9月27日に復帰し、以後の撮影は
滞りなく行われているようだ。
 そのシャーリズ・セロンに、『モンスター』でオスカー獲
得という快挙を成し遂げたメディア8では、次なる商業ベー
スの作品として、コミックブックライターで小説家、ゲーム
ライターでもあるというゲイリー・ウィッターの脚本による
“Reaper”の製作を進めることを発表した。この作品は、ウ
ィッターの書き下ろしで、内容は『ブレード・ランナー』的
なスタイリッシュアクション。ヴァージルという名の私立探
偵が、ディーリアという美しくて神秘的な依頼人に雇われ、
生と死、正と邪が混ざりあう幻想的な世界に迷い込んで行く
という物語だそうで、この通り映画化されたら、かなりのも
のになりそうだ。スタッフ、キャストの発表はないが、来年
2月の撮影開始に向けて準備が進められる。
        *         *
 最後に、1978年から87年に掛けて製作された4本の『スー
パーマン』映画や、『ある日どこかで』などに主演したクリ
ストファー・リーヴの訃報が伝えられた。それまでほとんど
無名だった青年が一躍大スターになり、その後の事故で全身
麻痺になりながらも、アカデミー賞受賞式に登場するなど、
その生き続ける姿で人々に勇気を与えてくれたリーヴだった
が、10月9日に心臓発作を起こして昏睡状態となり、そのま
ま10月10日に妻と三人の子供、それに両親に看取られての最
期だったということだ。
 “Superman”については、ちょうど新作の復活編の準備が
進んでいるときでもあり、何とか新作に登場して欲しいとい
う期待もあったが、先日亡くなった“King Kong”のフェイ
・レイと同様、それは叶わぬことになってしまったようだ。
2人とも復活の開始を見届けての死去のようにも見えるし、
特にリーヴには、彼の事故のせいで他の俳優がやりたがらな
いなどの発言もあったことも思うと、切ない気持ちで一杯に
なる。
 ご冥福をお祈りしたい。


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井口健二