2007年09月17日(月) |
京都旅行レポート’07秋(3) |
三日目。
朝食は例によってかなりがっつり食べまして、三日目はホテルが違うので荷造りして移動して、次のホテルのチェックイン時間は結構後(確か午後一時)だったので荷物を預け、地下鉄で稲荷駅へ。
ってなわけで伏見稲荷アターック!(鳥居写真) 中学時代だかにやってきて、途中で友達がへばったのでその先を諦めて以来、一度は山頂の上の社にご挨拶に行かなくてはいけないと思い続けてきました。 正直今回も途中で挫折するのかなあって思っていたのです。時間は与えられているものの、もう三日目だしいい加減疲労も溜まってました。やっぱり普段より睡眠時間は足りていなかったですし。何より、二日目の強行軍が結構響いてて、足は壮絶に筋肉痛でした。
だがしかし、山に入った途端に何かがみなぎり始めた感じで。 自分でもびっくりするぐらい元気でした。あの山の空気はいい、本当に。 四つ辻という地点がありまして、そこから下は一本道(いや、社がいっぱいあるんで実際は一本道じゃないけど、ここまで上る道は一つだと思う)、そこから上は周回するっぽいコースになっています。まあ二周以上する人はまずいないと思いますけどね……お参りだし。 四つ辻に上がるまではてっきり先生も上に同行してくれるものと思ってたんですけど。 先生のお母上:「お姉ちゃん(先生のこと)行かないって、ここで待ってるって」 私:「ま、まじですか……」 先生:「まじまじ」 ……リュックサックの両側に水とアクエリアス詰めて出発っ!(半ば自棄)
もう正直、結構挫折するかなーと思ってたんだけど、それまでは他の二人のペースを見るとか、もし足滑らしたらカバーに入れる位置にいようとか、そういうことを考えてた分がなくなって……想像したよりは楽でした。立ち止まっても仲間とはぐれる心配はなくて、自分の速度で登れますし。 ある程度休み休み辿り着いた上の社は、結構小さかったけど、沢山の人が信じてるんだな、という感じでした。供え物とか周囲の奉納物とかを見た感じで。隣でお参りしてた小さな男の子が、びっくりするぐらい頭を下げていたのを覚えています。きっと何か大事な願い事があるのか、それとも信心深い家に育ったんだろうなと思いました。 ホントは何かまともなものをお供えすべきだったのかも知れないけど、お賽銭を上げてお参りするだけにとどめました。……お供えの作法がわかんないので。 願い事は「大事な人たちがみんな幸せでありますように」……それと「挫けずにいられますように」。 戻り道でも薬王大神(微妙に名前間違ってるかも知れない)のお社とか、何かとお参りはしてきました。何しろ小銭がすぐに尽きるので、真面目にお参りしたのはごく一部ですが。 四つ辻まで戻るのにだいぶ待たせてしまった気がして反省しましたが、まったりしてたそうなので一安心。 上の方の空気は本当に、人の気配が薄くて、澄んでいて……この山には登る体力のあるうちにまた来よう、と思いました。
で、神社を出て昼食。 雀を食べるという、京都での一つの目標があったので、先生とお母上には私の都合で、雀の焼き鳥やってるお店に付き合ってもらったんですけども……2Fに通された突き当たりの窓に「和雄さん 窓を開けないでください」という張り紙が。 ……誰なんだ和雄さん。今でもまだ気になるぞ和雄さん。 あ、雀の焼き鳥は……ですね。確かに噂に聞いてた通り骨だらけで、食べる部分があんまりないのも事実ですが……皮をはいだだけの姿焼きというか、もう頭蓋骨から首の骨から一目で分かるので、「ああ生き物を食べている」という感覚を持つのには良いと思いました。ただ、焼き鳥としての味そのものはもう少し辛めの方が好みだ(甘かった)。 あときつねうどんを食べました。まさに、お稲荷さんを満喫したって感じです(笑)。 (←雀の焼き鳥ってこんなです)
その午後の目的地は嵐山。っていうか、あれは目的地はどこだったんだっけ?竹林そのものか。 天竜寺に入って、天井に龍が描かれたお堂に入ったりしつつ(有料)、うろうろしてましたが……まあ結構みんな足に来てたんじゃないのかなあ。2日目よりだいぶ大人しかった気がしますから。 その後、なんか縁結びの神社の方面に向かって歩いていき、綺麗な竹林を眺めて歩きました。……この場所は歩いたことがあるんじゃないかな、と思ったけれど多分似た道を歩いたことがあるだけかなぁ。京都は何度か来ているので、既視感を感じることが多々あったり。 途中、髪の毛の神社(名前を忘れた)にお参りしました。特定の人を思い浮かべるのは失礼なので、「私の周りでもし髪に困ってる人がいたら、よろしくお願いします」というお願いをしたのですが。……それにしても「二度と毛が抜けませんように」の絵馬には……不謹慎ながら笑ってしまった(苦笑)切実なんだろうけど、それはそれで困ると思う……w トロッコ列車を待ちながら三人でソフトクリーム食べて、切符買いに行ったら1〜2分前に列車が出たところで(つまり、のんびりしてる間に過ぎてた)、結局バス停まで歩いて戻ったりして。京都駅までのバスの中で私はかなりよく寝ていたようです。
京都駅の時点で、翌日かなり時間が押しているんじゃないかという予感がしたので、お願いして自由行動させてもらって……駅前地下街で土井のしば漬けを調達し、即発送。その後で、頼まれたものを探しによーじやを検索……新京極ぐらいしか位置わからないや……あ、京都駅の地図に新京極の辺りまで普通に載ってるから歩くかー、というひどい流れ。 ……新京極って遠いね(四条河原町です)(京都駅は烏丸と七条の交点か、それより南ぐらいじゃないかと思います。地図うろ覚え)。 因みに翌日京都駅の地上部分に行ったら、ばっちりよーじやがありましたが、まあその辺の現実は都合良くスルーしようと思います。
よーじやのあぶらとり紙、がっつり買いました。母と、親しい代教の先生(フラメンコの。……ってか、かなり昔からつきあいのある人)の分を。ケースのおまけも付けて。 で、そのぐらいのタイミングで先生から「どれぐらいで戻れるー?」とメールが来たので、京都駅までタクシーで。……ちょ、880円……。初乗り区間(620円とか)どころの距離じゃないじゃないか(えー)。
晩ご飯は地下の中華料理店にて。 味は、悪くはないけど褒めるほどではないぐらいで。
そして、最終日のホテルにチェックイン。 因みに、私はたまたま目立たない服装してたのでよかったのですが、この日は人によっては洋服から、なんか模様のように塩がふいてました。汗自体は絶対私のほうがかいてると思うので、素材とか服の色自体も多分関係あるんだと思うんだけど。
こっこたんと合流、前夜に行こうとして挫折した(前夜は混んでた)串カツの店に直行。 なんていうか、カツの定義ってなんだろうと改めて思いました。美味しかったけど。 体力的には前日よりかなり余裕だったのできっちり呑んできましたし(ただし値段見て手加減気味。ほら3日目とかもうあんまお金ないし。量的には初日の方が呑んだと思う)。 しかし店を出てから思わず「遊び足りない」とだだをこねる私。(……なんで体力が余ってるんですか)
先生とこっこたんと3人で、鴨川まで歩いて連れてってもらいました。 初日呑んだはずの場所を見上げたり、川面に水鳥がいるー!とか言ったり(よく見ないと見えない、暗いから)、まあ久々に夜の散歩をさせてもらった感じで。 鴨川からホテルまでまた歩いて帰って、この日はおしまい。
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