知り合いのカナダ人夫妻が帰国した。
多分恐らくきっと、彼らが日本に来ることはもうないと思うし、来たとしても我が県には来ないだろう。 私らがカナダに行かない限り、二度と会えないのだ。そして私らがカナダに行く可能性は・・・結構低い。まず海外に行く可能性自体が低いし、他にも行きたい外国がたくさんあるし、仮にカナダに行ったとしても、彼らの居住地はカナダの各観光名所や都会からかなり離れた田舎らしいので、そこまで行けるかどうか・・・。
この1年間、仲良くさせてもらって、楽しかった。 拙い英語でも会話してくれて、異文化に触れさせてくれて、有意義な(私らにとってだけかもしれないけど)時間を過ごせた。 そんな彼らともう二度と会えないのかと思うと淋しい。
先週、ささやかながら送別会を催した。 早めの夕飯を外で食べて、夜ゆっくりと我が家でおしゃべりしたりゲームしたりしようと・・・。 でも、残念なことに彼女の方が体調を崩してしまい(暑かったり寒かったり気温の変化が著しかったし、帰国準備で忙しかったせいだろう)、軽くご飯を食べるだけになってしまった。
彼女は本当に辛そうで、約束をキャンセルしてもいいくらいだったのに、最後だからと頑張って無理してお店まで来てくれたのだ。
たくさん話したいこともあったし、お礼やお別れの言葉もちゃんと言いたかった。 だけど何となくで終わってしまった会食。 今生の別れが、こんなあっさりした感じで終わってしまったのが非常に残念だった。
今夜離日する彼らの旅の無事を祈りながら、そんなことを思い出していた。
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