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2006年08月04日(金)

やはり“空飛ぶシーン”は健在でした。



この前テレビでやってた「ハウルの動く城」を観た。

以下、ネタバレ













全く面白くなかった。
いや、これは、私が大嫌いなキム○クが声優やってたからとか、そういう色メガネ的な感想じゃなくて(棒読み台詞は確かに酷かったが)、偏見ナシで、マジでつまらなかった。

原作ありの作品だからなのかなあ、この不親切さは。原作を予め読んどけとでも?

何でソフィーは”動く城”に居座れたの?何で荒野の魔女も“動く城”に居ついちゃってるの?荒野の魔女は何でハウルの心臓が欲しかったの?ソフィーは何でお婆ちゃんの姿になったり若返ったりするの?それに対して周りの人が何も指摘しないのは何故?ハウルはいつソフィーのことが好きになったの?しかも戦争には反対だったのに(怖いから)、彼女を守るために戦いに行っちゃうほどに。そしてサリマンは何で戦争をやめるの?サリマンにそんな権限があるの?カルシファーとハウルの契約って結局なんだったの?カルシファーは何で死ななかったの?

登場人物の気持ちが全然分かんないんだよな〜。当然、感情移入もできなかった。ヤマもないし、場面場面を切り貼りして映画の長さに繋げた感じ。
全ての映画にテーマを持たせろ、とは言わない。ただ単に「楽しめる」映画があってもいいし、実際そういう映画も観てきた。だけどそういう「楽しめる」映画って、カタルシスを味わえる映画だと思うんだよね。「ハウル〜」は山も見せ場もないし、テーマも分からないのでカタルシスは喚起されず・・・な〜んでジブリはこんな映画作っちゃったんだろ。
一番心の機微が理解できたのは、案山子のカブだな(笑)

強いて良かったところを挙げるとすると・・・

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これぞ、宮崎アニメの真骨頂でしょう(笑)




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