「キル・ビル」を観た。
バカバカしい展開で、B級テイスト感たっぷり。タランティーノは本当に日本映画を愛しているの?それともこう思わせることが狙いなのか?見極めがとても難しいです。 ユア・サーマンとルーシィー・リューの不自然な日本語と腰が引けてた殺陣、間違った風俗描写、回想シーンのアニメーション、日本刀ホルダーのついてる飛行機の座席とバイク、女子高生の用心棒、etc. 笑いどころがたくさんあるのだが、大真面目に演じてるところがイイ。
でも、これを観た外国人に「日本はこんな所なんだ〜」と思われたらちょっと(いや、かなり)ツライわな。まあさすがに刀を持って飛行機に乗れるとは思わないだろうけど。 今の日本で日本刀を着ないに堂々と持ち込めるのは、石川五右衛門だけだからね。っていうか、何で五右衛門もいつもあんなに堂々と刀差して歩いて平気なの?
閑話休題。 まあこんなわけで笑えたっちゃー笑えたんだけど、舞台が日本に移ってからはテンポが遅くて、特に飲み屋での戦闘シーンは飽きました。いくらなんでも血が飛びすぎです。お前、出血多量でとっくに死んでるだろうってくらいに。腕や足も跳びすぎ。あれだけ人がいれば、1人くらい銃を持ってたっていいだろう。 で、ユア・サーマンが大立ち回りしてる隙に、遠隔から狙撃して終わり。 そんな展開だったら絶賛するのになー(笑)
故・深作欣二監督に捧げられた映画みたいですが、捧げられた深作監督は喜んだのか、はたまた迷惑だったのか・・・。 |