コリン・ファレル主演の「フォーン・ブース」を観ました。
携帯電話を巧いこと使い、口八丁で契約を次々と取るパブリシストのスチュ。仕事は順調、美人の奥さんもいるけど、売り出し中の女優を口説いたりもする。 今日もその女優を口説こうと、フォーン・ブース(電話BOX)から電話するスチュだったが、その電話が終わり、フォーン・ブースを出ようとした時、公衆電話のベルが鳴った。何の気なしに受話器を取ったスチュは、その通話相手から「電話を切ったら撃つ」と脅迫される・・・
主人公がものすごく悪人というわけでもなく、どこにでもいそうな小悪党(という程でもない)なので、そういうどこにでもいそうな人が狙われる恐怖とか不条理感とか、こっちは相手が誰だか分からないのに、自分のことはプライベートなことまでよく知っているという不気味さとか、リアルに感じられました。 80分くらいの短い映画ですが、ほとんどフォーン・ブースの周りだけで完結してしまいます。撮影も10日程度だったとか。金も時間も掛かってません(笑)でも、映画は金や時間を掛けたからといって必ずしもいいモンが作れるわけじゃないっすからね。 まさに、アイデアと脚本とコリン・ファレルの演技の勝利!という感じです。今のとこ、ぶっちぎりで一位です。 しっかりした原作があるのにねぇ。脚本と演出(と役者)でこんなにも酷いモノになってしまうとは・・・
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