来月で2歳になる姪の、今現在の一番のお気に入りはうちのオットです。 去年の暮れまでは「まま、ぱぱ、じぃ、ばぁ、みっき(ミッキーマウス)、がーが(ドナルド)、ぐふぃ(グーフィー)」くらいしか言えなかったのが、年末年始、2日に1回くらい顔を合わせてる間に「モミヲちゃん」と名前を呼ばれるほどになってしまいました。(実際のオットの名前はもっと幼児に親しみやすい、言いやすい名前ですが。義母や義兄嫁は私に気を遣ってか、「くろりんちゃん」って言うのは難しいみたいね、と言います。そんな優しさなんていらないんだ、ちくしょう)
どのくらいオットが気に入られてるかというと、 姪が実家の茶の間に居るときに戸を開けると「モミヲちゃん、来た」 オットがトイレなどで中座すると「モミヲちゃん、いなっ(いない)」 私たちが先に実家に来ててコタツに入ってるときに姪が茶の間にやってくると、じいじやおもちゃの近くにはいかず、モミヲと私の間にちょこんと割り込んで来たりする。
こんなに好かれてオットもまんざらでない様子。つーか非常に喜んでいる。 何でこんなに好かれるかというと、2歳未満の幼児と「本気で」遊んでくれる大人なんて、他にいないからだ。しかも「最後まで」つきあってる。その上、怒らない(注意はするけど)。そりゃー好かれもしましょう。
ところで、一昨日の日曜日は義兄家族はディズニーシーに出掛けたそうで。 私らは義兄家族が帰ってくる前に実家に居たんだけれども、ここんとこ忙しくてお正月以来 姪には会ってなかったし、さすがにミッキーマウスに会った直後じゃ、興奮状態で叔父さんになんて見向きもしないだろうと踏んでいたら。 帰ってきてモミヲの顔を見た瞬間、満面の笑み。 そしてちょっと照れたように近づいてきて、モミヲの袖口を引っ張っちゃってますよ。 そんなにモミヲが好きなのか、姪よ。ミッキーよりも。
まあいい。 ものすごく微笑ましい光景だ。 だがね、そんなキミの行動を悲しむ人がいるということを、キミは分かっているのかね?
そうだよ、キミのパパだよ。
「ママ好き?」「しゅき」 「じいじ好き?」「しゅき?」 「じゃあ、ばあばは?」「しゅき」 でも、決して「パパ好き?」の質問に「しゅき」と答えないキミ。
仕方ないんだ、パパはいつも朝早く出勤し、夜遅く帰ってくる。平日顔を合わせることはほとんどない。休みの日は遊んでくれるけれど、怒ることも多い。恐らく、世の中の多くのパパは、こんな悩みを抱えてるに違いないんだ。
義兄嫁が笑い話として披露してくれたけど、最近の姪は朝起きると「モミヲちゃんは?」と言い出すそうじゃないか。 「モミヲちゃん?モミヲちゃんはいないよ」 「モミヲちゃんは会社だよ」 とか言い聞かせても、「モミヲちゃん、モミヲちゃん」と連呼するらしい。 そんなキミを見て、パパはとっても悲しかったんだよ。 いや、お義兄さん。さすがにそれは大人気ないかと。 |