夢三昧
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自由劇場 13:00開演 1階2列
【キャスト】 マーティン・ダイサート(日下武史) アラン・ストラング(望月龍平) フランク・ストラング(武見龍磨) ドーラ・ストラング(丹靖子) ヘスター・ソロモン(木村不時子) ハリー・ダルトン(立岡晃) ジル・メイソン(井田安寿) ナジェット(右田隆) 看護婦(岡山梨都子)
馬たち(近藤貴久 鈴木孝紀 近石博明 吉野健 渡邊今人)
舞台の奥に4段ほどのステージシートがあり、そこに座る観客は、開演直前に誘導されていました。 そのシートの前列に毛布が置かれていたので、上(ステージ)は寒いのかしら?と思っていたら、それはアランの使う小道具でした。 お客さんのための膝掛けではなかったんだ・・・。
アランとダイサート以外の俳優さんたちは、順番に登場して、やはりステージシートの前列に座りました。 そのまま、出番では無いときは(まるで観客の一人のように)そこに座っていることがほとんど。 アランの両親だけは、ちょっと別の場所に座っていることもありました。 ちなみに、出演者では無い俳優さんがステージシートで観劇されていたので、ちょっと混乱しました(笑) 念のため、もしや?とキャスト表を確認してしまいましたもの(汗笑) 「スルース」のように、何かからくりがあるお芝居だったのか?!なんてことさえ考えました(苦笑・疑いすぎ!) いかに、下調べ無しで観ているかということが、バレバレですねぇ・・・。
馬は、茶色い衣裳を着用し、マスクをかぶり、足に20cmくらいはあろうか?という蹄をつけていたので、とても巨大でした。 中でも、ナジェット役の右田さんは、横にもがっちりされていたので、他の馬の役者さんたちの倍は大きくみえました。 アランに手綱を引っぱられるときの動作があまりに自然だったので、手綱があるものなのかと思ったのですが、実際は無かったみたいで・・・・・。驚きました。
望月さんは、好演だったと思います。 とても難しく衝撃的な役だったと思いますが、堂々と、激しく、力いっぱい演じていらっしゃいました。 今まで観た望月さんも全部大好きだったのですが、アランとしての望月さんも、わたしにとってはいろんな魅力がいっぱいで、愛さずにはいられないような気持ちにさせられてしまいました。 でも・・・・・。 実は、よくわからないのですが、ちょっとだけ、望月さんには物足りなさみたいなものも感じました。 あっさりしていたというか、派手さがなかったのかもしれません。 それが悪かったというわけでは決してないのですが、どこかで、わたしのイメージの中のアランはもう少しどこか違うかな・・・というような気持ちが時々沸き起こるのでした。 それは、ダイサートについても同じでした。 日下さんは、言うまでもなく素晴らしかったのです。 わたしは、望月さんばかり観ていましたので、日下さんについてはほとんど言葉(セリフ)だけを耳だけで聴いていたのですが、多少聴きづらいところはあるにせよ、やはりちょっとした感情の変化さえ、声だけで十分伝わってきて、ゾクゾクさせられました。 今更ですが、とことん凄い俳優さんだなぁと、何度も何度も思い知らされました。 それでも、そこまで思わされても!!、適役はもっと他にいるのでは?!と、頭の中をいろんな俳優さんが駆け巡っては消えてゆきました。 多分、役者に年齢は無いのかもしれなくても、ダイサートも家庭の問題をかかえていたりしたので、もう少し若い役者さんで観たいという単純な願望が沸いてきたのだと思います。 ズバリ、アランは藤原竜也さんで観てみたいと思いました。 特にファンでもなんでもないのに、アランを演じる藤原さんの姿がはっきり脳裏に浮かんでしまい、背筋が凍るような寒気が走りました(苦笑)。不思議です。 ダイサートは、非難囂々でしょうか・・・・内野聖陽さんが最後にポッと浮かんで消えずに光りました(汗)。 もの凄ーーーく観たくてたまならなくなってしまいました・・・・・。
それにしても、全裸場面は、照明をおとしてしまうとはいえ、あまりの脱ぎっぷりにちょっと動揺してしまいました。 ジルの井田さんは、コーラスラインでのレオタード姿が目に焼き付いているので、身体のラインは同じですから初めて裸を観たような気がしませんでした(苦笑)。 わたしは、井田さんのさっぱりしたところもとても好きなので、ハードな役もツンとこなしているような雰囲気にとても好感が持てました。
思いがけず気になったのは、看護婦役だった岡山さん。 背筋がピンと伸びていてスタイルの良いかただと思ったら、バレエ出身のかただったのですね。 でも、わたしが気になったのは「声」でした(笑)。 なかなか切れ味もよく、通りも良い、お芝居向きの声だな〜と思いました。 看護婦の衣裳もお似合いでした。 木村不時子さんもそうですが、こういうさっぱりと品の良い女優さんが好きです(笑)。
立岡さんの衣裳もとってもお洒落でした。 武見さんは、渋いジェントルマンで男前でしたが、ズボンに裾を出したような後があったのがどうしても気になって仕方ありませんでした。残念です(苦爆)。
ということで、エクウス、、、面白かったです。 再演希望! 四季以外での上演も希望!! いろいろ観比べてみたいです・・・・・多分、不可能ですが・・・。
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