狂気に触れる季節
狂気に触れる歌
鼓動のリズム あたたかく流れゆく血液
生を感じ 死に近づいていく
*
「LOVE/IDENTIFIED」 鈴木祥子
おねがい、あたしを見て。 あたしにさわって、もっと心臓のちかくに、ねぇ、 軽蔑したいの、恋していないの。
ほら、ね、この場所には、 今しか無くって、未来なんて無くて、 警告したいの、愛なんてないの。
おねがい、あたしを見て。 あたしにさわって、もっと天国のちかくで、ねぇ、 舌に絡まって、すべてを壊して。
まるでコンデンスミルク、 白濁して、甘い時間のなかで、 孤独は走って、愛を振り切って
おねがい、あたしを見て、 あたしに触って、もっと、魂のちかくに 軽蔑したいの。恋していないの。
警告したいの、愛なんてないの。 軽蔑したいの、愛よりふかいの。
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