しとしと、しとしと、昨日からずぅーと、しとしと雨が続いてる。 温度は下がってるので先日のカンカン照りの熱い日よりはわたしは好い。 先日お墓参りしたんで、ふっと思い出した。(父が真言密教の僧侶やったんで生きてたはった時はあんまり興味もなかったんやが、亡うなってから何となく興味をもっきた)密教では「密教宇宙観」というのがある。その中で、「須弥山(しゅみせん)」というのがある。神々が住まう山の名で、「帝釈天」(映画、寅さんの、帝釈天は人間身があるけど・・・)を頂点とした三十三天の仏尊は高さ180万キロという山にいるという。古代インドの仏典「倶舎論」によれば、世界(地球ではない)は無限の虚空に流動・回転する風輪という巨大な円筒形の輪からなっている。その外周は、無数で、厚さは3500キロメートル。風輪の上に、水輪、金輪が重なり、そこに満たされた香水海の中に、「須弥山」は立ってる。須弥山麓は、交互にならぶ9山8海に取り巻かれて、その一番外側の海の中の四方に島があって、そのうちの閻浮提(えんぶだい)という南の島の中に、人間界がある。閻浮提の地下は八大地獄がある。 須弥山上空には、21の天界、その上空に18の天界、さらに次元を変えて無色界がある。如来や菩薩は、これら遙か上空の天界に座してはるんで。 「梵網経(ぼんもうきょう)」によるとこの須弥山世界が100億あつまって1枚の蓮華葉となり、千の葉を持った蓮華台に「大日如来(マンダラの中軸をなす宇宙最高の仏)」が座してはるという。ほんまにスケールの大きいことや思う。はぁ〜・・・。
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