せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2009年10月06日(火) 小屋入り2日目と「短編連続上演」場当たり

 10月6日(火)
 「短編連続上演」の場当たり。
 担当している3本のうち、一番転換と小道具の扱いが大変な演目。
 稽古場で伝えきれなかった演出を、楽屋でキャストに伝えて、その場で読んでもらう。
 その後、場当たり。
 セリフを覚えてないからこそのライブなノリでお願いしますと話す。
 まずは「ムラサメ」。この作品が、場当たりの第一作目、キャストもスタッフもややさぐりさぐり。
 キャストは、劇場のくせ、声のひびきを慎重に確認しながら。
 続いて「どっきり地獄」。止めながらの通し。
 きっかけと芝居を確認しながら。
 一番心配していたポイントを難なく通過。あっけないほど。
 キャストのチーム感がどんどん上がってくる。
 そしてラストの大仕掛けも無事に通過。
 こちらはキャストとスタッフのチームワーク。すばらしい!
 最後は「幕切れ」。いろいろ仕掛ける二作の後、オーソドックスな演出(わりと)。
 落ち着いた芝居を丁寧につくりあげて、終了。
 作家を呼び込んでのカーテンコールまでの段取りを確認した。
 今日の二本目の場当たりは三浦実夫さんの「金の卵1960」。演出は藤井ごうさん。
 客席でおつかれさまですと挨拶して、楽屋へ。
 出番が終わったキャスト、「金の卵」にも引き続き出演しているキャストからの質問をばたばたと受け付け、アドバイス。
 「金の卵」の場当たりが始まる。
 こうして何本も続けて出演する俳優さんはほんとに大変だ。
 「演劇トライアスロン」と誰かが言っていたが、みんな俳優というより、アスリートに見えてくる。
 楽屋で、有吉さん、石原さんと、打ち合わせをしつつ、主に「月、白き水晶の夜」について話す。
 舞台監督の木村さんと、明日の「月」の場当たりの段取りの確認も。
 帰り、遅くまでやっている新宿の100円ショップで「月」の買い物をあれこれ。


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