せきねしんいちの観劇&稽古日記
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一日、台本に向かう日。資料をどんどん読み、メモをとっていく。 朝、母親に呼ばれて下に降りる。何かと思ったら、猫がすずめをとってきたのだという。猫が台所でぽんぽん放り投げて遊んでいるのが、それらしい。ぐったりした小さな雀。近所の人の話から、うちの猫がカラスをねらっているという話は聞いていたが、こうして戦利品を見るのは初めて。 食べるでもなく、いつまで放り投げては飛びついて遊んでいる。部屋がちらかるし、ちょっとおっかないので、外に出した。しばらくたって、大人しくしてるなと思ったら、がりがり食べていた。やっぱり食べるんだと少し納得。頭の部分を残して完食したところで部屋にいれる。いつもよりどう猛な獣のように思え、あちこち血がついているような気もして、今夜は風呂にいれてしまおうと決める。 母親が近所の人に「うちの猫がすずめとってきて……」と話したら「うちのは鳩とってきたことがある」と言われたそう。鳩って。そんな大きなもの。越谷に棲息する天然記念物のシラコバトじゃないといいなと思う。 一日中雨で買い物にも出かけない。母親と二人で、夜、鰻重を出前でとり、食事。ここのところ、土日も仕事だったので、こうして一日家にいて、母親と食事をするのは久しぶり。 その後、猫を連れて入浴。せっけんで洗い、この冬はこれでおしまいになるだろう灯油の入ったストーブを付けっぱなしにした台所で、自然乾燥してもらう。夜中、案の定、灯油はおしまいになったので、僕の部屋に上げる。毛繕いをしながら、ぶつぶつ文句を言っていたが(多分)、そのうち寝てしまった。
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