せきねしんいちの観劇&稽古日記
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「夜曲」最後の稽古。 今日は、上村くんと優希ちゃんが都合でいない。 山崎くんも制作のあれこれで最初の顔を出して、慌ただしく出ていく。 衣裳の鳥井さんが、桜澤さんの衣裳を「作って」きてくれる。 ちょうどいい布がなくって、古着のパンツをばらしてつくってくれたそうだ。 動きやすそうで、とってもいいかんじ。 今日は、まず通してもらう。 昨日のダメ出しを軽く確認してね。 と、なかなかいいかんじに通った。 ダメ出しの後、今度は、全体のピークがどこかとか、そういうことを話してみる。 短い芝居だけれど、だからこそ、山があって、谷があって……ということをちゃんと考えないとね。 むちゃくちゃいいテンポで運んでいるようでも、終わってみれば、そんなに時間は変わらない。 やりとりがはずんでる分だけ、余計、楽しい。 二度目の通しをしてみる。 一番の山場で、桜澤さんが「もう一段あがる」ところを、逆に「下げて」しまう。 表現として、それはアリなんだけど、場面としては、もったいない。 どんどん上がっていって、「それでどうなるのか?」っていうのが、おもしろいんだから。 「怖がらなくていいから、行っちゃって」と話す。 二度目の通しの途中で、山崎くんが、森下さんを連れて戻ってくる。 森下さんは、本番が仕事で見れないそう。 ちょっとでも見てもらえてうれしい。 あたふたと片づけて今日はおしまい。 明日は、朝から小屋入りだ。
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