せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2001年11月26日(月) |
道具選び 「夜曲」稽古 |
山崎くんと2時半に京王線国領で待ちあわせ。 いつも舞台のための道具を借りている「タカツ」に行く。 担当の中村さんは、ひさしぶりなのに、僕のことを覚えていてくれて、うれしい。 ほんとにたくさんの人の相手をするんだろうに、すごい人だと改めて思う。 ここに来るのは、ちょうど2年ぶり。 「美女と野獣」以来だ。 あれから、フライングステージは舞台上で小道具を何も使ってない。椅子以外はね。 ソファにテーブルに冷蔵庫とリストアップしたものを、さくさく選んでいく。 大きな倉庫に、たくさんの道具。 現金以外、ないものはない!っていうくらいのモノ、モノ、モノ! とってもいいかんじのソファが見つかってほっとする。 あと、冷蔵庫の庫内灯が点いたのもうれしかった。
帰りは新宿に寄って、やっぱり「夜曲」関係の買い物をオカダヤで。 オカダヤは、どんどん「ゲイフレンドリー」になってる気がするな。 訂正。「ドラァグさんフレンドリー」。 メーク用品はむちゃくちゃ充実してきたし、ウィッグの種類も増えてる。 またきっと来るんだろうな、gaku-GAY-kaiの準備で。
一度、高円寺に戻って、沼袋の稽古場まで自転車で。 またもや迷いまくってしまって、情けない。
今日の稽古は初めてギャラリーがいる。 衣裳の鳥居さんと撮影の中川さんだ。 鳥居さんとははじめまして。中川さんとはほんとにおひさしぶりだ。 昨日、桜澤さんのうちで「抑えて」つくった場面を、思い切り作り直して、最後まで作り上げた。 短い芝居なんだけど、芝居の最後、物語の最後っていうのは、やっぱりとっても気持ちのいいものだ。 だけど、あまりいい気にならないように(僕が)、ストイックに演出する。 9時から初めて通してみる。 とってもいいかんじだ。 さっき作ったばかりのラストは、やっぱりぎこちないんだけど、それでも出来上がっている。 場面場面の稽古でやったことを「再現」しようとするんじゃなくて、二人の役者さんは、今、この時間を生きて、今まで見たことのないような、素敵な時間を作り出してくれた。 これまで、いい稽古を積み上げてきてくれたんだということがとってもよくわかった。 その思いはみんな同じだったみたいだ。 とってもいい顔をしてる。 桜澤さんも丁田くんも、山崎くんも上村くんも優希ちゃんも、それから鳥居さんも中川さんも。 初日までの稽古でもっともっとよくしていこうと思う。
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