せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2001年11月16日(金) MA 「夜曲」稽古

 朝から「ファッションチャンネルニュース」のMA@乃木坂。
 久し振りにお世話になるスタジオは内装がすっかりかわってて、とっても綺麗になってた。 
 そのかわりに、塗装の溶剤の臭いがぷんぷんして、目がしぱしぱする。
 「2002春夏ミラノコレクションレポート」の後半2本を、中出順子さんの解説でおしゃべり。
 「グッチ」のトム・フォードが、きりっとしたいい男になっててびっくり。
 彼はNYのテロを間近に見てたそうで、事件の後、今回のコレクションの構成をもう一度やりなおしたのだそう。
 いつものパワフルでセクシーなデザインが影をひそめて、今回はリラックスしたゆとりのあるものが多い。
 同じことを変わらずやり続けることも大事だけど、こういう素直な反応を自分の創作活動に反映できるというのも素敵だなと思った。
 いつもは、苦手なトム・フォードなんだけどね。

 夕方からは、「夜曲」の稽古。
 自転車で上高田の稽古場まで。
 ここは、どの駅からもとっても遠い不便な場所。
 と思いきや、山縣くんの家の近所でした。
 丁田くんが仕事でおそくなってる間、桜澤さんと、この芝居の話をいっぱいする。
 演出の方針とか、そういうものをあれこれと。
 丁田くんが来てからは、オープニングの場面をていねいに作り直してみる。
 上手と下手を逆にするプランは、却下。今のまんまでいくことに。
 缶ビールを使っての芝居を細かく作ってみる。
 桜澤さんにいっぱい動いてもらって、緊張と弛緩がうまく連続するおもしろい場面になってきた。
 もう少し先まで行きたかったんだけど、今日はここまで。
 続きは明日。

 帰り道、自転車で帰る途中、中野通りと早稲田通りの交差点にある閉店間際の花やさんで、小さな花束を買う。玄関に咲いてた百合が終わってしまったので。
 衝動的に買ってしまってから、どうやって自転車に乗ろうかと考える。
 片手に持つのはあぶなっかしいので、ショルダーバッグのポケットにさしたんだけど、結局、ずっと、落ちやしないかとハラハラしながら、こぐことに。
 白いトルコ桔梗は、暑い時期だとすぐにしおれてしまうけれど、この季節なら、わりと持つかもしれない。
 久し振りに青いガラスの小さな花瓶を出してきて、活けてみた。


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