2001年12月24日(月) |
だからせめて今日くらいはゆっくり休ませて |
気持ちもわかる お父さんが危篤
あなたたちの気持ちもわかる なにをどうしたらいいのかわからないのでしょう
年を越せないと宣告された そしてサラ金のカードが3枚出てきた
わたしに会ってもしょうがないでしょう あなたたちにかける言葉などない
それよりも そのカードの代金をどうやって工面するかそのことで精一杯 あなたたちのお父さんはお気の毒だし でもね
64歳の男性が自分で判断して7年も8年も前にやったこと あなたたちがうろうろしたってしょうがないでしょう
現実を見据えて生きなければ わたしだって被害者なのだから
あなたたちのお父さんを気持ちよく見送るために あたしは明日銀行巡りをする
だからせめて銀行の開いていない今日くらいは ゆっくり休ませてよ
あなたたちの声すら聞きたくないの しょうがないんだから 会ったって意味がないでしょう
お金でカタをつけられることであれば すっきりカタをつけましょうよ
母がしたことであたしがしたことじゃない お金を出すのがあたしだっていうだけで
あなたたちのお父さんにだって言いたいことはある でもあたしはなにも言わないじゃない なんで母の性格が弱いことを知っていたのにお金を貸すことに同意したのよ
逆恨みかもしれないけど
そのせいでほんの少しの借金が膨らみついに220万円にまで
1年働いたって余るお金じゃないのよ 生活はしなければならないし 1日なにも食べないで済むわけじゃないんだから
だからせめて今日くらいはゆっくり休ませて あなたたちの声や そのうえグチまで聞きたくはない
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