前回の日記が「夏の準備」だったのに、今はもう、夏は陽が出ているあいだだけ、沈めば秋の気配がただよう季節になってしまいました。
今年の夏はそれほど気温の高くない日が多くて、高温多湿が苦手なわたしはほんとうに「神さま仏さまに感謝!」という気分でした。
それほど暑くはなかったけれど、快晴の日に海岸でロケなんかもしていたので、いまでは腕はすっかり真っ黒。まるで小学生のときみたいな色をしています。(笑)
このところすっかり仕事日記と化していたので、今日はひさびさに別の話題。
8月の末に、お友だちとトートバッグのオーダーに行ってきました。
shibaf
というお店。お友達から紹介されたサイトに、ここのバッグのことが載っていて一目惚れ。すぐに上記の URL にアクセスしてみると!
もぉ〜〜〜〜〜、素敵!!
色合わせのセンスがあまり日本人っぽくないというか、逆に着物を着ていたころの日本人みたいというか。
トートバッグなんて直線ばかりのバッグはおそらく自分でもちょっとがんばれば縫えると思うのです。でもここで売っているようなバッグを作ろうと思ったら、生地選びに膨大な時間をかけて探しまわらなければなりません。
そして、わたしがこのサイトを見たときにちょうど Web Shop で販売されていたバッグに惚れ込んでしまったので、オーダーを決意した次第。
オーダーに行くまえ、いったい何日そのバッグを表示させては眺めていたことでしょう。(苦笑)
わたしがオーダーしたのはこのページの上段の右2つと下段の左の写真の表地でポケット布はちょっと違うもの。
このバッグ以外にもアトリエでいろいろと見せていただいたのですが、どれも本当に素敵で、ずいぶん迷いました。
アトリエを訪れているあいだじゅう、スタッフのかたたちのセンスのきらめきをため息をつきながら見せていただいている、といった感じ。
そして色合わせのセンスになにかポジティヴなエネルギーを感じるのです。
現代アートと呼ばれて、ギャラリーや美術館に展示されているものにはないエネルギー。見る人を元気にさせる力。
美術評論家のかたたちは認めないかもしれないけれど、わたしにはこれこそアート!と思えるなにかがある。
出来上がってくるのが本当に楽しみです。
* * *
ずーっとむかし、まだフランスに行くまえに買った本を読み返しました。
買った当時はとりあえず最初から最後まで読んではみたけれど、「なにもわからないな〜」としか思えなかった本。
当時のわたしにとって中沢新一氏が書くことの50%くらいはいつもわからなかったので、この本はそれがたまたま100%になっているだけかと思って、そのまま本はとっておきました。
いつか、わたしにもっと教養が身についたら、もう少しわかるようになるのかな〜?、とそんなふうに思っていました。
ひさしぶりに読んでみたら、大部分が人間と自然との関わりについて書かれていて、ちょっとびっくり。(笑)
だって、タイトルこそ「観光」だけれど、サブタイトルは「日本霊地巡礼」なんですよ。(爆)
御本人は「エコロジー」という言葉を否定的な意味で使っているのだけれど、わたしにとってはこの本で中沢氏が表現しようとしていたことこそ「わたしにとってのエコロジー」でした。
細野晴臣氏との対談集なので、音楽好きの人にも楽しめるかも。
P.S. 筑摩書房さま わたしが買ったときは 990円だったのに、いまでは。。。文庫本なのに大台に乗ってしまったのですね。。。カラーのイラストや写真も多く入っているから?
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