パリには2つの日本語書店があるけれど、どちらで買っても日本の 2.5 倍くらいのお値段。なので、いままでめったに買ったことがありませんでした。
ところが先日圧力鍋を買うにあたって、圧力鍋を使ったレシピ本を買ったのを皮切りに、お料理に目覚め、最近はつぎつぎとお料理本を買い込んできてます。(破産しそうだからもうしばらくやめとこ(苦笑)) 買ってみたのは
せっかく掲示板で勧めていただいた『 ベジマニア 』はどちらの書店でも見あたらず。(;_;)
『ナチュラル・スイートがおいしい』はマクロバイオティックの考えかたにそった甘いもののレシピ本。
「チョコレートを食べたいぃっつ!!!」という発作が起きなくなってから、スーパーで売ってる甘いものも苦手になりつつあるのですが、パン屋さんで売ってるフルーツタルトなら平気で食べられるんですね。
なので、きちんとした材料を使って保存料などの添加物が入っていなければ、食べられるんじゃないかな〜と思いはじめたのです。いまでも甘いものはすきだから、自分で作れるようになればいいんじゃないかと。。。
この本では基本的に卵、牛乳、バター、クリーム、精製された糖分は避けて、生クリームを豆乳と米飴、そしてすりおろした山芋で代用したお菓子の作りかたなどが載ってます。
マクロバイオティックについては陰陽五行などの視点からも説明されているのだけれど、たぶん簡略化しすぎ?(笑)で、わたしは5つのどの体質にも当てはまるような気がして良くわからず。(苦笑) マクロバイオティックについて知りたい人は別の本を探したほうがよさそうです。
でも、載ってるレシピはあまり手間のかからなそうなものが多いし、蕎麦粉を使ったお団子にあんこを添えたものなど、和風から洋風までレシピはどれもなかなかおいしそう。
出てくる材料が通販できるお店やマクロバイオティック料理を出す日本のレストランも紹介されています。レストランで出るお菓子たちの見た目は、普通にバターや卵を使ったお菓子とほとんど変わらないものも。
『野菜のダイエットケーキ』のほうはまだあまりよく見ていないのですが、もうちょっとふつうのお菓子風。著者の竹内さんは女子栄養大学の先生です。野菜と言っても定番のかぼちゃ、サツマイモ、人参だけじゃなくて、ひじきとか、小松菜とかゴボウとかいろんなものを使ったレシピが出ています。
まずは『ナチュラル・スイート・・』のほうを作ってみて、慣れたら『野菜のダイエットケーキ』の砂糖を黒砂糖や米飴に置き換えたり、小麦粉の一部を全粒紛に変えたりする方法で作ってみたいな。
ネットでお料理情報を調べていて、どこかのサイトで昆布や鰹節を粉状にして、そのままお出汁の材料も食べてしまうという話しが出ていて、これは栄養に良さそうと思っていたところ見つけたのが『「粉だし」で極上シンプルだし宣言』。
上記の2つのほかに干し貝柱や、干し椎茸も粉だしとして使えるとか。ふつうにお出汁をとる方法のほかに、浅漬けや炒め物に振りかけたり、ドレッシングに加えたりなどの利用法が紹介されています。
手作り化粧品を作るのに、ハーブをオイルやアルコールに浸け込むとき、ハーブそのものよりもミルや乳鉢で粉にして浸けたほうが、成分がよく抽出されるのですが、お出汁もやっぱり同じみたい。粉にするほうがより少ない量で味と風味が出せるとか。
粉にして、出汁をとったあとの昆布や鰹節も一緒に食べちゃえ!っていうのはナイス・アイディア!だと思ったけれど、ちょっとうま味が足りなかったかも、と思ったときに上から調味料感覚で振りかけられるのは便利そう。
いま台所では早速、米飴で甘味をつけたあんこがコトコトいってます。るん。圧力鍋を使ったので、10分加圧で小豆は煮崩れてくれました。それを焦げつきづらいル・クルーゼのお鍋に移して煮詰めています。ル・クルーゼ、超優秀です。たま〜にしか様子を見に行かないのだけれど、一向に焦げついたりこびりついたりする気配なし。
米飴は近所の健康食品店であっさり見つかりました。お砂糖を使うよりあんこにうま味と艶が出るのだそう。明日は蕎麦粉を使ったお餅を焼いて、あんこをつけて食べよう〜っと。(笑)
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ところで、月曜日の日記に再仕込み醤油について書きましたが、その後調べていたらこんなサイトを見つけました。
再仕込み醤油=甘露醤油でした。サイトによっては「=刺し身醤油」としているところもあったけれど、人によってはたまり醤油を刺し身醤油と呼ぶ人もいるようですね。
健康食料品店で蕎麦粉や米飴を買うついでに、たまり醤油の小瓶も買ってみちゃいました。気に入るかしらん?
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