モリハルゆ記

2009年12月22日(火) 魔にさされた

 何を思ったのか、先がつかえているのに愛車“921子”を踏み切り内にスルスル走らせてしまった。



 夕方、道も電車もラッシュ時間帯に突入しており、踏み切り地点に到達するまでも“921子”の速度はノロノロと、人の歩みより遅かった。電車が通過し遮断機が上げられ、“921子”より前の車が、1台、また1台と踏み切り内に進んでいく。ようやく“921子”の順番になり、「あれ、踏み切り渡ってもスペース無いかな?」とモリハル思ったのに、ブレーキから足を離してアクセルに載せてしまった。

 複線の真ん中あたりに来て「ギャッ!確実にスペース無い!」と確信した。その時、遮断機が閉まり始める。警報機が「カンカン」と鳴っているのに初めて気づいた。反射光が付いたベストを着ている警備員風の人が、先が赤い懐中電灯をグルグル回して対向車線に来いという指示をしている。“921子”を対向車線に滑りこませたのと同時に遮断機が降り切ったのが、ルームミラーに映った。「セーフ!」

 道は相変わらず渋滞していたので、しばらく対抗車線で待つハメになったので色々考えた。『前妻へ養育費が払えず自殺か!』『実母の介護に疲れて自殺か!』『3歳の娘にキスを拒否されて自殺か!』あのまま電車に衝突されたら、こんな見出しが3面記事の見出しになったんだろうな。

 事故なんてのは、フトした時にやっちゃうんだろう。魔がさすってヤツだな。フ〜ッ!対向車がいなくて良かった!まだまだ運あるな!まてよ全部使っちゃったかな?


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モリハル [MAIL]

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