「サ・サイズが合わん!」
お袋の家の台所(キッチンではないね)では、昔ながらの扇風機が壁にめり込んだタイプの換気扇が付いている。モリハルが前妻と別居状態になり、お袋の家に転がりこんだとき、恩返しとして換気扇を新調した。15年前の Long long time ago ! だ。
奮発して、二又ソケットのナショナル製を購入したのだが、さすがに15年経過すると油まみれになり、ヒモ状のスイッチを引っ張ってもビクともしなくなってしまった。
「大丈夫、新品に交換するから」と、介護サービスが始まったお袋に、再婚するまで6年間お世話になった恩返しパート2を実行することにした。ヤマダ電機で物色すると『現金のみサービス価格!(ポイントは付きません)』という掘り出しモノ、2,980円也を見つけた。
「お袋、待ってろよ〜♪」の結果が冒頭のセリフだ。店頭に並んでいた一番小さいサイズ、羽が20cmのモノを購入したのだが、二又ソケットのナショナル製は羽が15cmだった!壁を相当ぶち壊さないと入らないサイズだよ。
「ケーズデンキかエディオンに行かなくちゃならんのか・・・」とボヤキながら、二又ソケットのナショナル製を一旦元の戻すことにする。せっかくなので、油汚れを落としてみた。コンセントにプラグを挿す。油まみれのヒモ状スイッチを引っ張る。静かな羽音を奏でながらファンが回り始めた。松下幸之助先生、あなたの功績は素晴らしいの一言です!
掘り出しモノのヒモをちょん切って、二又ソケットのナショナル製にくくり付けた。
松下幸之助先生、貴方が私財を投げ打って立ち上げた『松下政経塾』は、モリハルの同窓生がしっかり遺志を継いでいます(2009年11月6日付モリハルしゅうき参照)。モリハルは先生の遺作に2,980円のヒモを付け、その息吹を後世に伝えることにいたしました。温故知新!
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